なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

なにげない一言

2015年05月06日 11時35分42秒 | なんとなくの酒飲み
先日のこと。

ご無沙汰していた、たまに通っていたバーから「○周年を迎えました」という、ごあいさつの葉書が届きました。

どうも歳のせいか(53歳です)、酒は定期的に飲んではいるものの酒量が落ち、

一軒目で「もういいや、ごちそうさま」と、そのまま家に帰ることが多くなりました。

バーとなると、なかなか一軒目で、というわけにはいかず、ご無沙汰してしまったのも、そんなことが理由の一つでした。

とはいえ、お葉書をいただいたので、足を運ばないのも申し訳ないので、

たまたま体調のいい日に、ご無沙汰のお詫びにと、そのバーへと行ってみたのでした。


バーのオーナーは私を見て、「いらっしゃいませ。ご無沙汰していました」と笑顔であいさつしてくれました。

顔見知りの、ほかのバーテンダーからも「ご無沙汰です」とあいさつされ、

久々に来て嬉しかったものの、少しばかり気まずい思いをしました。


確かにご無沙汰していたのは間違いないのですが、

なんか責められている気が少しばかりして、なんか他に言い方がないのかな、と感じました。

だからといって、それが不快だった、というほどのものではなく、

しばし、ぼんやりとお酒を楽しみ、そのバーを後にしました。


「ご無沙汰しています」とお店の方から言われ、

たぶん2種類のとらえ方をするお客様に分かれるのではないのでしょうか。

「ああ、申し訳ない、もっと通わなければ」という方と、

「ご無沙汰だけど、わざわざ言わなくてもなあ・・・。前はもっと通った時期もあるのに・・・」という方。

私は後者の方でした。


できれば普通に「お待ちしてました(多少冗談っぽく)」とか、あるいは「いつもありがとうございます(嘘でも)」とか、

そんな言い方をしてくれれば、別に気にもしなかったのかもしれません。

まあ、ちょっと大げさに考え過ぎなのかもしれませんが、

ちょうど隣に常連と思しきお客様がいて、オーナーやバーテンダーがそちらの方と親しげに話していたので、そのことが過敏に考えてしまった理由かもしれません。


せっかくお葉書をいただいたので来たのに、

お店の方も、これを機に足を運んでもらおうと書いたはずなのに、

いざ、足を運んでみたら、なんか応対に違和感を感じてしまいました。


ちょっとした物言いだったのですが、今度はいつお店に行こうかと、ちと迷っております。

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