ちばっこ★ライダー

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2014夏の東北旅(2日目) その4>大川小学校~神割崎~南三陸町

2014-08-24 15:10:26 | 頑張ってるよ東北

広島の土石流・・・自然災害の恐ろしさをまた目の当たりにすることとなりました。
被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

2014年8月4日(月)

たくさんの児童が犠牲になってしまった大川小学校を訪れてきました。

大川小学校の場所


河口から4km離れている大川小学校は避難所にも指定されていた安全と思われた場所。


津波は校舎をボロボロにし、全校児童108名中74名、教職員13名中10名の命を奪いました。


鉄筋が破られている凄まじさ。


凝ったデザインの2階建て小学校。2階にも勢いのある津波が襲ったことがよくわかります。


避難のマニュアルには「高台に逃げる」としかなく具体的な場所は示されておらず。
先生たちも地元の人もみんな未曾有の大津波が押し寄せているなんて予想できないよね・・・。


校庭に集合した先生と児童たちは高台(堤防と同じくらいの高さの橋)へ向かう途中で波が襲ってきたそうです。


こんな頑丈なものを根こそぎ倒してしまう津波が・・・。


これは何の建物だったのか・・・。


学校のすぐ裏には山がありました。ここの上にみんな逃げていれば助かったのかもしれません。
もちろんここへの避難を検討したようですが、足元が悪くて低学年が上るのが難しいということと山崩れの心配も懸念された結果、学校の屋根と同じくらいの高さである高台の橋の方に避難を決めたようです。

前々から避難用にこの裏山に階段を設置しようとしていたようですが・・・。


ひまわりが植えてありました。


銀河鉄道に乗って大切な人たちを天国から見守ってくれてるかな。

旅立ったみんなが心安らかに成仏されていますように。
助かった方々も時が経って気持ちが少しでも安らかになれますように。


名勝 神割崎


神様が境争いを収めるために岬の間を割ったと伝えられています。
ちょうどあの真ん中が南三陸町と石巻市の境界になっているんだって。


2月中旬と10月下旬には、裂け目の間から昇る朝日を見ること ができるため、朝早くから多くの人で賑わうようです。
三陸の海はこのような透き通った青色。美しいところがたくさんありました。


ホッとしたのもつかの間。南三陸町に向かう途中で見た光景。


南三陸町の志津川。周りに何もない場所に立派な建物が一つ。
他の町同様、周りはみんな取り壊されていました。


吉野会館という大きな建物。


3Fまで壊滅。でもここではみんな屋上に避難して助かったようです。

 
近くのガソリンスタンドはひとたまりもなく・・・。


南三陸町の防災対策庁舎。
最後まで防災無線で呼びかけていた女性や防災担当職員のみなさんが犠牲になってしまった場所。


ボランティアツアーの人達もずっと立ち尽くして見ていました。


屋上には30人程が避難していたのですが、アンテナに上ってしがみついた人と非常階段の一番上の柵にしがみついていた人、あわせて10名の方だけが奇跡的に助かったそうです。

防災庁舎は2013年に取り壊しが決まりました。
でも遺構として残したいという動きもあり、まだ取り壊されていません。



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