懐かしの旅へ！・その３

ロビーから見える中庭も、それを囲む建物も広すぎて、私の写メでは全体が入りませんでした（笑）。
でも、とにかく、館内のどこに居ても、窓から望む風景が「森の中」。絵の中に入り込んだような気持ちにさせてくれます。

夕食の前に、まずは湯殿へ。敷地の森の中に湧くという源泉かけ流しの「白馬みずばしょう温泉」！ゆったりとお湯に浸かり・・・シルエットになりかかった山の姿と、森と、ちょっぴり光り出した星を眺めて・・・こんな時はやっぱり「あ～、極楽！」という言葉が出てしまいます～～！！　

さてさて、お湯に満足した後は、いよいよお楽しみのディナー！！
フレンチ・コースが評判のホテルとのことで、とっても楽しみだったのですが、季節を感じさせてくれるお料理、それぞれとても繊細で、大満足！たっぷりとおしゃべりも楽しみながら、贅沢な時間でした！！


そして、今朝。
外は3度くらいに冷え込んでいたようで・・・。
でもそのピーンとした空気の中、またまた露天風呂に浸かりながら、朝焼けに染まる白馬岳を眺め感激！　昨日よりもさらに雪が積もっようでした。
ああ、でもなんという静けさ、美しさ！！　またまた、「やっぱり、極楽！」（笑）

朝食も、またまた美味しくて、たぶん、普段の3倍は食べてしまったでしょう、きっと（笑）！
義姉たちが「お勧め！」の理由、納得です。

さて、今日の予定は「八方池」を散策（絶景）！　のはずだったのですが、ロープウェイ乗り場まで行くと「山頂積雪のため、しっかり装備を」の立札が。　残念ながら、そこまでの登山装備はしていなかったので、あきらめて再びホテルに戻り、またまた居心地の良いラウンジでのんびり過ごした後、ホテルの敷地内の深い森を散歩することにしました。
ただし、「熊鈴」を持って。　　昨日の朝、敷地内で「熊出没」の情報があったのだそうです！
大きな鈴を借りて鳴らしながら、美しく紅葉した森の中をしばらく楽しみました。　これだけでも大満足です！！＾＾

その後、ちょっと気になっていた、白馬駅近くにあるラフォーレ白馬美術館へ。
シャガールの絵画や銅版画が展示されている、森の中の小さな美術館です。
ここもまた素晴らしい空間で、館内に音楽堂があり、グランドピアノが置かれた正面の壁は一面のガラス！　外に広がった森の紅葉がそのまま絵画になっているのです！　そして三方の壁にゴーゴリの「死せる魂」の挿絵として描かれたシャガールの銅版画が・・・！
これほどの枚数のシャガールの絵を、これだけゆっくり鑑賞したことはなかったので、とても新しい発見でした。
美術館廻りも大好きな義姉とNちゃんも、「ここは初めて！」と喜んでいました。


あれもこれもと楽しんだ二日間の「懐かしの旅」も、ついに時間切れ。
午後2時半、白馬駅に送ってもらい、松本に戻る二人と別れ「あずさ」に乗り込みました。
この「白馬駅」から列車に乗るのは、なんと30年以上も前になるのだなあ・・・！　「また、来てくださいね！まだまだあちこち案内したいから！」と、すっかり「信州の人」になったみたいなNちゃん！ホームで見送ってくれる二人に手を振りながら、なんだか不思議な気持ちになりました。
懐かしい懐かしい思い出の詰まった土地が、再び、こんな形でまた身近になるなんて、人生って不思議で面白く、嬉しいものだなあとしみじみと感じながら「あずさ」に揺られ帰ってきました！