クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

2020年、みなさまに感謝を込めて

2020年12月30日 | その他

 2020年も、あと2日となりました。

「いよいよ今年は東京オリンピックだー」と年明けに浮かれたのも束の間、桃の節句もかすみ、お花見もなし。春以降は、不織布マスク探しに始まり、あとはずっと「コロナ、コロナ」で明け暮れました 
 今年、晴れて「〇〇1年生」になる子ども達にとっては、まともな入学式もなく、新学期もスタートも何もかもが変則で、ご家庭では大変苦慮されたことと思います。本当にお疲れ様でした

 私にとっても、大きな変化のある年となりました。
年明けには、まだ母の「要介護度」の申請が果たせず、こんなにピンシャンした状態で、希望通りに父が晩年を過ごした介護施設に入居できるかどうか?と少々不安になっていたものでした。
 そんな母が、まさか2020年の年末を一緒に迎えることなく、お浄土に向かう仏様になるなんて・・・まったく想像も出来ませんでした
 11月30日のこのブログで、母が他界したことをみなさまにお伝えして以来、本当にたくさんの卒業生の方々から心のこもったお悔やみのメールを頂戴し、どれほど嬉しかったことか・・・本当にありがとうございました あらためて、心より感謝いたします。
 じつは、今日は母の四十九日です。熟考した末、私一人が帰省し、菩提寺で法要をしていただくと決めていたものの、一昨日、ご住職からのご提案で、急遽延期となりました。ご住職もご高齢で、東京も大阪も感染者増加の中で帰省をし、法要をすること自体、やはり無謀な事、でしたね。きっと母も「そうして頂戴ね」と言ってくれていることでしょう。
 ちなみに・・・みなさんもよく耳にされる「四十九日」について、少しお話をしましょうね、仏教の?暮らしの?豆知識です
 人が亡くなると、昔は(もちろん、今でもきちんとされている方もおいでになると思います)七日七日に法要をしました。それはなぜか?それは、亡くなった人は彼の地「彼岸」に向かうまで、七日ごとに閻魔様の前に出て、お裁きを受けるのです。生前の行いについて、裁かれるのですね。そして、いよいよ最終回の7回目が「四十九日」となり、ここでOKを出していただくと、めでたくお浄土に向かって進める なので、七日ごとの法要は、故人のための援護射撃?のようなもの、なのでしょうね。

 みなさまは、私がふさぎ込み、心を痛めているであろう、と大変心配をしてくださいました。そして、お優しい言葉で励まし、支えてくださいました。とてもとてもありがたく、何度も頂戴したメールを読み返しました。
 でも、私は大丈夫です 母が「不思議さん」になって以降の約2ヶ月を見ていて、母自身が「私は少し変になってきている」と、辛い思いを抱えていることを見ていたからこそ、そういう気持ちの辛さ、思うように動いてくれない身体の不自由さから解放され、母が最愛の父の待つ彼の地に旅立てたことは、何よりも大きな安心となりました なので、どうぞご安心ください

 今年も、みなさまに支えていただき、幼児教室マナーズは、そして私は無事に1年間を終えることが出来ました。
 毎年、巣立っていかれるみなさま方を見送りながらも、いつまでも「みなさまから離れられない私」です どうぞ、来年もよろしくお願いいたします

 最後にひとつ、今年は「おまけ」を・・・
 2021年は、1月11日まで「のんびりムード」のようにも感じられます。そんな中、パパママの中には、読書をされる方もおいでになるでしょうか?本好きの方々の中には、多くの「ミステリーファン」もおいでになるのでは?
 そこで、ちょっとご紹介 じつは、私の息子は幼い頃からの大の本好きで、コミック、雑誌から哲学書まで幅広く読んでいました。そんな彼は、某出版社が毎年、年末に発売する「このミステリーがすごい!」に、すでに10年ほど「自分の選んだベスト6」の書評を書いています。もし、何を読もうか?と迷われたならば、参考にしてみていただくのはいかがでしょう?彼が選んだ1位から6位を、彼の短い解説と共にご紹介します

1位 アンダードッグス 「失われていく在りし日の香港での圧倒的密度のコンゲーム」
2位 プロジェクト・インソニア 「夢をシェアする仮想空間における怒涛の伏線回収」
3位 法廷遊戯 「司法の現場での冤罪と原罪を問う裁きの追求」
4位 楽園とは探偵の不在なり 「複数名の殺人に罰が下される世界での探偵の存在証明」
5位 ワン・モア・ヌーク 「核と放射能を正しく恐れるための思考実験」
6位 地面師たち 「実在事件を取り込む犯罪者の誕生」
 現実の方がフィクションを凌駕する、そんな時代だからこそ現実を取り込み超えていくミステリーを愛したい。創作が私達に与える力は、極限の世界でも色褪せない。  

             


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