7月に入りましたね。私立の小学校の中には、7月に入ると短縮授業の期間を経て、すぐに半分夏休み状態という学校もあります 私の母校や娘の学校は、まさにそのタイプでした。
今となっては笑い話ですが・・・私の母校は、大阪の商人の家庭の子女がほとんど、という学校でした。商人の町の気質でしょうかね。中高生のわりには、結構、家業が儲かっているとか、苦しいとか、そんな話題もありましたし、「うちの〇〇はエエもんやから、是非、親戚の人にも紹介して、こうてね(買ってね)」みたいな話もよくしたものです。
そういう学校でしたので、夏休みや冬休みが近づくと、「うちの親は言うてんのよね。この学校は休みがやたらと多い。高い授業料を登校してる日割りにしたら、おまえは毎日、学校にたーくさんのお金を落としてるんやから、しっかり勉強せんと割に合わへんやって。はっはっは」こんなこともよく言っていました。まさに「ナニワのあきんどの子ども達」である私達は、親のそんな戯言を楽しく受け止め、学校生活を楽しんでいたなあ、と思います
おっと、話しが横道に逸れてしまいました
今回、私がお話をしたかったのは、中学受験をすることなく、同系列の中学に進学する、という一貫校の小学校に通っている子ども達へのアドバイス、です。
こういうことを話題にするからと言って、中学受験を奨励しているわけでも、絶賛するわけでもありません。ただ、母親として、我が子が一貫校教育も中学受験も経験したからこそ気づいたこと、学んだこともたくさんあります。今日はそういう経験から、一貫校のご家庭にアドバイス。
先ほども書いた通り、たぶん、公立校と比較すると、私立校の夏休みは長めだと思います。それだけの期間があるからこそ、是非とも有効に使ってもらいたい そう思うのです。
一貫校出身の娘が、大人になってからよく言っていたこと、です。
「私は、日本の都道府県について、知らないことが多いのよ・・・地名とか、川の名前とか、特産品とかさ。そういうことって、結構、大人になってからは『一般常識』として知っていると役に立つものよね。雑学の部類に入ることだとしても、何事も「知っている」ってことは良いことだよ。わー、私は知らないわー、覚えてないわー、っているのは劣等感でもあるし そういう気持ちのマイナスは、少ない方が良いもの。中学受験をした子達って、何でもそういうこと、よく知ってるのよね。たとえば、星座とか星の名前とかも。四字熟語や漢字にも強いし、そうそう、計算力も早い etc.etc.」
私は、娘から頻繁にそういうことを聞くようになり、確かに「さもありなん」と思いました
我が家の息子然り、12歳になるまでの「柔らかい脳ミソ」を使って、中学受験をする子達は、徹底してそういうことを覚えていましたからね・・・そして、毎回、その習熟度を塾のテストで試されていた
一般常識的な、雑学的な知識など、別に「12歳までに覚えなくても良い」ことではあります。大人になってから、そのつど覚えていっても良いわけです
でもね、悲しきかな・・・記憶力というものは、どんどん衰えていくものだ、ということを実感しています。覚える意欲満々であっても、なかなか記憶にしっかりとインプットされなくなっていく・・・「硬い脳ミソ」になってからでは、なかなか意欲だけでは追いつきません
幸い、記憶したことを試される熾烈なテストもありません。だからこそ、是非ぜひ、十分に時間のある長期のお休みの期間に、ゆったりとした気分で、脳トレとして様々なことを学ぶのはいかがでしょう?
コロナ禍の自粛期間が終わり、今年の夏はご家族でご旅行 という楽しい企画もあるかもしれません。そんな時、空を見上げて星について話したり、特産品を賞味したり、その土地の歴史や風土を知ったり・・・スルーするのではなく、話題にするだけで大きく違ってくるでしょう。
また、ことわざや四字熟語をゲーム感覚で覚えるのも、じつは楽しいですよ。そして、覚えた四字熟語やことわざは、頻繁に暮らしの中で活用する
是非、心がけてみてくださいね 5年後、10年後、いやいや20年後に、必ず我が子の役に立つこと、です