このコロナ禍にあって、すべての人が様々な難儀を強いられています 日本人ってえらいなあって思います。徒党を組んで、シュプレヒコールがんがんで文句を言わない・・・言ったもん勝ち、って感じがない・・・ブツブツと小声で文句を言いながらも、やっぱり、粛々と毎日を過ごす日本人の気質を、あらためて感じます
みんな難儀をしているわけですが、そんな中で、今日から本年度の考査が始まりました
よくぞ、各学校もここまでこぎつけたものだ・・・とも思います。でも、もっともっと、よくぞすべての受験生、受験生家庭が、今日を迎えられたものだ、と感無量です
夫は日曜日から北海道へ出張中。家には私一人で、いろいろと季節の入れ替え等、雑用をこなしながら秋の夜長を過ごしましたが、ベッドに入ってもなかなか寝付けません 近くを走る高速道路の音が、小さく聞こえるばかりで、どんどん意識がはっきりしていくばかりで、一向に睡魔はやってこない・・・いっそのこと、起きてしまおう、と決めて、映画を観ることにしました 少し前から気になっていた「The Promise」というアメリカ映画を観るこよにしました。
「少し前から気になっていた理由」は、解説の冒頭に「20世紀初頭、オスマン帝国の・・・・」とあったから。昨年の春、トルコ旅行に行き、それ以降、一層トルコやオスマン帝国に興味深めた私は、解説の中の「オスマン帝国」にヒットし、どんな内容かも全く調べることもなく、見始めたのでした。
しかし、その内容は非常に重く・・・20世紀初頭、ちょうど第一次世界大戦が始まった時期、トルコでは、トルコ国内の「アルメニア人」の大量虐殺があった、という史実に基づいたストーリー。
歴史好きの私ですが、今まで一度も見聞きしたこともなく、学生時代にも、全く習ったことのない歴史でした。ただただ驚き、ショックで、何も知らずに暢気に「トルコ、大好き」などと言っていた自分が恥ずかしくなりました
最近、とみに思うのです。62歳にもなって、何と知らないことの多いことか、と もちろん、そんなことは当然です。でもね、「トルコ」という国に全く今まで縁がなかったわけではありません。たった8日間ではありますが、その映画にも出てきた「コンヤ」という町にも行きました。
そして、そんなたーくさんたーくさんある「知らないこと」を知るチャンスに恵まれ、「知ることができる」という幸運
たまたま、今回「知ったこと」は、アルメニア人の大量虐殺(100万~150万人と言われています)という不幸な歴史なので、「知り得た幸運」などという言い方は不適切だと思うので、どうぞ誤解はしないでください それでも、知り得たことによって、今後はその人達のために心を向け、祈ることはしたい、と強く思っています
知ること、新しい学びって、本当に素晴らしいですね
毎日制服を着て、次から次へと新しいことを教えていただける学校生活に戻ることは出来ません。でも、私は死ぬまで、新しいことを知ること、学べることに感謝し、死ぬ瞬間まで学ぶ楽しさを満喫したいと思いました