昔老母が、庭先で春菊を作ってくれました。
食べ頃になった春菊を積んで、ざるに入れ、さっと熱湯をかけて食べさせてくれました。
食べたら口の中に旬の春菊の香りが広がって、なんと素材の生きの良さとうまみがわかって、とてもおいしかったことを覚えています。
老母の実家はお百姓さん。
目の前にある畑で、取れたての旬の野菜を食べていたのですから、それに勝るおいしい野菜はありません。
いけもとも、老母が取れたての旬の春菊に、さっと熱湯をかけたものと食べさせてもらうまでは、野菜のおいしさなんてわかりませんでした。
そういえばいけもとが野菜を食べられるようになったのも、田舎にいた頃に、おばさんが取れたてのにんじんを塩ゆでしたのを食べさせてくれてからです。
素材のにんじんの甘さに、ちょっぴりと塩の味がきいて、とてもおいしかったです。
そうなんですよ。
アレルギーじゃない限り、取れたての野菜をたべれば、野菜嫌いなんて一発で直ります。
大体、ドレッシングなんてものは、四つか五つの味しかわからない人たちのためにできたようなもの。
日本人は、先祖代々うまみという六つ目の味と、生きの良さという七つ目の味を知っているのですから、これを生かさない手はありません。
マジで請け合いますよ
だっていけもとの野菜嫌いは、おばさんや老母が、新鮮な野菜を素材の味で食べさせてもらったことで、直りましたから。
本当にアレルギーじゃない限り、これをおすすめします。