
平野木絵(綾瀬)は、“妄想"が趣味の口下手で不器用なOL。
そんな彼女が勤める会社に、
ある日、名家“高台家"の長男・光正(斎藤)が転勤してくる。
長身でイケメン、祖母がイギリス人のクォーターで、
東大卒、オックスフォードに留学経験もある光正と
木絵にはまるで接点がない。
決して交わるはずのないふたりだったが、
光正が木絵をいきなり食事に誘い、
その関係は次第に深くなっていく。
しかも、木絵が“妄想"で頭の中をいっぱいにしているときに、
普段はクールな光正がキュートな笑顔を見せるようになる。
まるで彼女の“妄想"を一緒に楽しむかのように。
そう、彼は人の心を読める“テレパス"だったのだ。
心が読めるがゆえに人間関係に辟易していた光正にとって、
木絵の奇想天外な妄想と、純粋で温かい心の声は心地よかった。
しかし、順調に交際する二人に名家“高台家"という壁が立ちはだかる。
釣り合わない恋だと二人の関係を許さない光正の母。
そして、“テレパス"が二人の関係を変えていくことに……。