出会った頃のあたしたちは、心細くて不安もあったけど、いつもどこかでわくわくしてた。
とにかくあの頃の空は、なんだかすっごく広かったんだ―――
自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、フリーターをしながらバンドを続ける種田。未来に確信が持てず、寄り添いながら東京の片隅で暮らす二人。
だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。
種田はバンド“ロッチ”の仲間たちと新曲「ソラニン」を完成させレコード会社に持ち込むが、反応のないまま日々は過ぎていく。
そんなある日、種田がバイクで事故にあってしまう。遺された芽衣子は―――。
大学を卒業しその先(就職)に対して「我慢の人生」的なことを言うシーンがあったが
学生時代の浮世離れした楽しさからすると楽しみは違っており
仕事そのものはとっても生きがい、やりがい、楽しさがぎっちりつまったものだと思う。
そのときそのときに輝いていければ一番だと考える。
お薦め度★★★☆