☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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宮部みゆきさん 『ステップファザー・ステップ』読破。

2006-02-25 | ■は・ま・や行の作家
ついに手を出してしまった。。。

宮部みゆきさん『ステップファザー・ステップ』とは
「お父さん。」
屋根から落ちて目が覚めると、双子の中学生の家に落ちていた泥棒。
双子は俺を「お父さん」と呼び始めた・・・。
利害関係が一致、もといなかば脅迫されて、双子と泥棒のまるで父子のような家庭生活がスタートした。
「お父さん」の使命は、生活費調達と双子に両親がいると世間に思わせておくこと。双子の両親は駆け落ち(?!)したしまったのだった!!
授業参観にも行き、一緒に旅行にも行く「お父さん」という名の他人。。
はたして奇妙な父子生活はどこへ向かっていくのだろうか・・。

宮部さんの作品、完全初読みです。よっ読んでしまった・・!
双子と「お父さん」の会話がテンポよく入ってて読みやすかったです。
話は短いのが7話収録。一つにつき、何か一つ事件が入っていて、謎をとくor問題を解決してお金をちゃっかりゲット!という流れです。
双子が実の父母に対してはあっさりしてるように見えるのに、「お父さん」に対しては甘えてくるのがなんともおかしくてよかったです。
ちょっとした笑えるネタや表現もおもしろかった。
子どもが登場したせいか、その笑いのせいか、「宗田理」さんの作品とうけた印象がちょっとかぶりました。(注!ぜんぜんタイプは別物です。あくまで「なんとなく」です)


*ちょっぴり辛口かも?ファンの方はここからお避けください。。↓
(おもしろかったけど、すごいのかはわかりませんでした。宮部さんといえば、かなり支持を集めてるし、かなり「すごい」と聞いていたので、どんなことがおこるのかと思ったのですが。。面白いけど、特出してなにか「すごい」ものがあったたかはよくわからなかった・?読んだ作品が悪かったのかもしれません。人気が高いのを、もう一冊読んでみようと思います。)
でも、これは続編があれば即効で手をだします!ってくらいおもしろかった。