☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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荻原規子さん 薄紅天女読破。

2006-02-06 | 荻原規子
荻原規子さん『薄紅天女』とは
第一部
二連と呼ばれる、阿高と藤太。同い年だが叔父と甥の関係にあった2人は、双子のようにいつも一緒に育った。同じように育った二人。しかし二人はなにかが違う。決定的な違いは、阿高の出生にあった。
自分の出生、自分の居場所を確かめたい。その想いから、阿高は自分を母(蝦夷の巫女)の生まれ変わりであると信じる者たちの住む、蝦夷の地へと向かう。
第二部。
時を同じくして、都では物の怪騒ぎが起きていた。内親王である苑上は、物の怪が影響して病床に伏した兄を救うと言う名目の元、男装し自由の身を手に入れる。
旅の中で、怨霊に追われてはぐれた苑上が出会ったのは、勾玉を手にした阿高だった。。。

アマゾンを見てください(笑)
説明するのは、非常に難しいです。
とりあえず、古典が好きな人は読むべきです!断言できます。
この本が影響して文学部に進んだ友人が何人かいます。もしかしたら、あなたの人生もこの本でかわるかも?!

ここから、ネタバレ含みます。


阿高が姿を変える。
藤太が瀕死の状態になる。
全く覚えてなかったので、はらはらしました。
私の記憶では阿高は黒い馬になってました。だから最初オオカミで出てきたときには、驚いきました。誰だよあんたって(笑)
ラストに、読者にはうれしい小話を入れてくれてます。
でも、史実を考えると、少し悲しくなる話も。。
阿高が大好きで読んでました。
再読したら、勝総とましろ。リサト。二連の友人。苑上の兄と弟。坂上田村麻呂のご家族(笑)など、二連よりも気になる人がたくさん。脇役大好きなものですから。


ネタバレ終了。
ところで、今回から「ここからネタバレだ」ときちんと明記することにしました。
読んでない人がここを読む可能性をあまり考えてなくて、まいいか。と思ってましたが、そんなことない!ということにやっと気づきまして。。。

久々に薄紅にはまってしまい、現在こっそり某サイトの「二連茶屋」なるものに通っています。。

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2006年5月30、一部訂正