6月20日もメットライフドームでの千葉ロッテマリーンズ戦でした。
5回まで好投のニール投手に勝ちを付けることは出来ませんでしたが、
結果は3対3で引き分け。
勝てた試合を引き分けた、とも、負けなくて良かった、とも、どちらとも言える試合でした。
では、その試合結果を確認します。
2021年6月20日(日) メットライフドーム 千葉ロッテマリーンズ戦 12回戦(6勝3敗2分) 13時試合開始 観客数:7,726人 試合時間:3時間13分 | |||||||||||||||||
T E A M | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |||||
M a r i n e s | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 6 | 0 | |||||
L i o n s | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | |||||
球審:村山太朗 / 塁審(一):川口亘太 / 塁審(二):敷田直人 / 塁審(三):石山智也 | |||||||||||||||||
勝利投手 | 勝 | 敗 | S | ||||||||||||||
セーブ | 勝 | 敗 | S | ||||||||||||||
敗戦投手 | 勝 | 敗 | S | ||||||||||||||
本塁打 | M | なし | |||||||||||||||
L | 山川11号(6回2ラン) | ||||||||||||||||
盗 塁 | M | 和田1個、岡1個 | |||||||||||||||
L | 金子1個 | ||||||||||||||||
バッテリー | M | 小島、東妻、佐々木千、益田 | |||||||||||||||
柿沼、加藤 | |||||||||||||||||
L | ニール、武隈、渡邉、十亀、平良、森脇 | ||||||||||||||||
森 | |||||||||||||||||
スターティングメンバー | |||||||||||||||||
L i o n s | M a r i n e s | ||||||||||||||||
投手 | 投 | 投 手 名 | 投手 | 投 | 投 手 名 | ||||||||||||
先発 | 右 | ニール | 先発 | 左 | 小島 和哉 | ||||||||||||
打順 | Pos | 選 手 名 | 打順 | Pos | 選 手 名 | ||||||||||||
1 | 左 | 岸 潤一郎 | 1 | 中 | 荻野 貴司 | ||||||||||||
2 | 遊 | 源田 壮亮 | 2 | 右 | マーティン | ||||||||||||
3 | 捕 | 森 友哉 | 3 | 二 | 中村 奨吾 | ||||||||||||
4 | 一 | 山川 穂高 | 4 | 指 | 角中 勝也 | ||||||||||||
5 | 指 | 栗山 巧 | 5 | 一 | レアード | ||||||||||||
6 | 二 | 呉 念庭 | 6 | 三 | 安田 尚憲 | ||||||||||||
7 | 三 | スパンジェンバーグ | 7 | 遊 | 藤岡 裕大 | ||||||||||||
8 | 右 | 愛斗 | 8 | 捕 | 柿沼 友哉 | ||||||||||||
9 | 中 | 金子 侑司 | 9 | 左 | 髙部 瑛斗 | ||||||||||||
という結果でした。
勝てた試合を引き分けてしまいました。
ニール投手は5回2/3イニングを95球、被安打4、奪三振2、与四球2、失点2、自責点2、
出来れば6回は投げ切ってもらいたかったとは思いますが、先発として合格点の投球をしてくれました。
6回表二死2・1塁から7回表二死2塁までの回またぎで好リリーフをしてくれた武隈投手と、
7回表二死2塁からの緊張感のある場面からリリーフ登板して抑えてくれた渡邉投手は好投。
8回表から登板し2/3イニング投げて二死3・1塁のピンチを招いて踏ん張り切れなかった十亀投手や、
8回表二死3・1塁から登板し、2盗、四球、押し出し四球で同点に追い付かれたものの逆転は許さなかった平良投手は、
やや不安定な投球でした。
ただ、平良投手で負けたとしたらしょうがないです。
9回表に登板した森脇投手は二死から和田選手に勿体ない四球を与えてしまい、2盗を許しピンチを広げてしまいました。
その後に2塁への牽制球もセーフの判定で辻監督がリクエストするも判定覆らず、
嫌な時間になってしまいましたが、二死2塁から試合再開で迎えた中村選手の詰まったレフト前の打球を、
前進守備をしていた川越選手がスライディングキャッチで負けをなくしてくれました。
森脇投手は確実に調子は上向きつつあるとは思いますが、あともう少しといったところでしょうか。
結局、3失点だったわけですから、十分投手陣は踏ん張ってくれたと思います。
試合後に、パ・リーグのタイ記録となる34試合連続無失点を達成した平良投手が記録保持者の豊田コーチと
並んで記念撮影をしていましたが、何とも言えない微妙な表情が微笑ましかったです。
押し出しの四球で失点も、十亀投手が残したランナーだったために無失点の記録は続いたわけですが、
平良投手自身が納得がいっていないようでした。
が、ルールはルールです。
記録として無失点が続いてるわけですから、このまま日本新記録まで続けてもらえればと思います。
継投で言えば、平良投手を8回表に登板させたのはミスだと思います。
抑えの投手の出番を早めるとリズムが崩れる場面は多々見てきました。
ましてや、シーズン終盤のスクランブルでも無い状態でリリーフ投手の試合のリズムを壊すべきではなかったと思います。
攻撃で言えば、特に序盤のチャンスを逃したのが痛かったです。
1回裏は無死2・1塁から森捕手&山川選手、
3回裏は二死2・1塁から森捕手、
6回裏は2点取った後の二死2塁から呉選手、
7回裏は1点取った後の二死2塁から源田選手、
で、チャンスはあったもののこの4度のチャンスで1点も取れずが痛かった。
結果的に、1回裏の二死2・1塁からの山川選手のニゴロ併殺打が痛過ぎました。
山川選手だっただけに、三振やフライでアウトになって欲しかったと思います。
6回表に2点先制された直後の6回裏に同点ツーランをライトスタンドへ運んだバッティングは見事でしたが、
今シーズンの山川選手は安打が出る試合が続かないのが物足りないところです。
自身のスイングで体勢が崩れてしまうほど振り回さなくても十分スタンドまで運べてるのに勿体ない。
打線では岸選手・森選手・呉選手・愛斗選手の調子が下降気味、
山川選手・スパンジェンバーグ選手・金子選手は調子が安定せず、
といったところでしょうか?
復帰後は源田選手が好調ですが、打線としてはやや下り坂といった印象です。
若林選手離脱後は目に見えて盗塁数が減りましたし、主力がある程度戻ってからは送りバントも減りました。
辻監督の特徴でもある選手任せが裏目に出てしまっている印象です。
パ・リーグを連覇した2~3年前とは打線の質は確実に落ちていますので、
改めて、選手が揃ってきても細かい攻撃も必要だと思います。
最後に、試合開始前の5人の外国人選手へのサプライズのプレゼント映像があまりにも感動的でした。
ギャレット投手、ニール投手、ダーモディ投手、スパンジェンバーグ選手、メヒア選手、
にチームメイトや監督らからのメッセージにプラスして、遠く離れている家族からのメッセージ動画は素晴らしかったですし、
ニール投手やギャレット投手が映像を見ながら涙を拭っているのをみると、ただただ心が痛みました。
1日でも早く家族とともに過ごせる日が来ることを願います。
父の日にこのような映像をサプライズで贈った埼玉西武ライオンズ球団に心から拍手したいと思いました。
ついでに、前日にミスした柿沼捕手を早々に1打席目で交代させた井口監督が柿沼捕手をスタメン起用したのはお見事でした。
最後に次節の日程を確認します。
次戦は6月22日(火)&23日(水)にメットライフドームでの東北楽天ゴールデンイーグルス2連戦です。
ここまで8試合戦って0勝6敗2分と勝ちが無いのは情けない限りです!
チーム状態で言えば戦力が戻ってきた分ライオンズの方が上向きになっていると思いますので、まずは今季初勝利をお願いします。