今日は朝早く起きて、北京から天津への移動。
以前は車で1時間半~2時間かかっていたが、いまは新幹線で30分。
中国は、日本人が考えている以上に、どんどん便利になっている。
いつものようにチケット売場に足を運ぶと、VIP席の表示を発見!
これまで一等席と二等席しかないと思っていたので、これは初耳だ。
しかも、ポスターを見ると、眼前に見晴らしのよい風景が広がっている。
これは試すしかない!
乗車30分前だったので、すでに売り切れかと思われたが、意外にもあっさりと席が取れた。それほど人気がないということか・・・。
価格は、一等席が69元で、VIP席は99元。
今後、日本からのVIP対応を行う可能性があるため、お試しとしては悪くない価格だ。今回は30元のお得感がドコにあるのか、じっくり観察したい。
乗車の時間を迎え、該当車両である8号車へ。
北京-天津の新幹線は8両編成なので、どうやら最前方と最後方の2車両がVIP席のようだ。
いざ乗り込んでみると、おやっ・・・という感じ。
8号車は非常に狭く、全座席で8席しかない。希少価値があると言えば、そうとも言えるが・・・。
しかも、そのうちの1席は壁がすぐ目の前にあり、足すら伸ばせない。
これではVIP席の意味がないのでは・・・?
列車が出発して、もうひとつの問題が発覚。
下りの列車については、8号車が最後方なので、ポスターのような開放感のある景色は後ろにしか広がっておらず、何の付加価値もないのだ。
結局のところ、VIP席の価値は、「乗客が少ないから非常に静か」ということに尽きるかも・・・。
この路線は、今年6月に延長され、上海までの距離を4時間台で結ぶことになっている。
日本の新幹線ではグリーン車が完備されており、価格に見合った差別化が図られている。
30分で30元程度の差であれば、誰も文句は言わないだろうが、距離が長くなるこの機会にサービス水準の向上を図ってもらいたいものだ。
ちなみに、この路線に5回以上乗っているが、満車でなかったのを見かけたことがない。他の主要路線でも概ね同じような状況だから、こうした面でも中国経済の力強い成長を感じざるを得ない。
「人の往来が活発だ」ということは、「経済が活発に展開されている」ことを裏付ける証拠だからだ。
車内での快適性や待合室の状況は随分と改善されたが、依然として改善されていない点もある。
特に感じるのは、プラットフォームの構造だ。
前述のとおり、ほとんど満車の状態にもかかわらず、プラットフォームには1ヶ所しか通路の入口が設置されていないことが多い。必然的に入口に向かって一斉に人民の波が押し寄せ、皆が不快な思いをすることになる。
鉄路局の立場からすれば、管理しやすいのは分かるが、そろそろ先進国の事例を見習うべきだ。
同様に改善すべき細かい点は、中国社会の至る所に数多く内在している。
こうした点を見つけ出し、日本の優れた「配慮」を売り込んでいくのも、日本の重要な戦略になり得るかも知れない。
以前は車で1時間半~2時間かかっていたが、いまは新幹線で30分。
中国は、日本人が考えている以上に、どんどん便利になっている。
いつものようにチケット売場に足を運ぶと、VIP席の表示を発見!
これまで一等席と二等席しかないと思っていたので、これは初耳だ。
しかも、ポスターを見ると、眼前に見晴らしのよい風景が広がっている。
これは試すしかない!
乗車30分前だったので、すでに売り切れかと思われたが、意外にもあっさりと席が取れた。それほど人気がないということか・・・。
価格は、一等席が69元で、VIP席は99元。
今後、日本からのVIP対応を行う可能性があるため、お試しとしては悪くない価格だ。今回は30元のお得感がドコにあるのか、じっくり観察したい。
乗車の時間を迎え、該当車両である8号車へ。
北京-天津の新幹線は8両編成なので、どうやら最前方と最後方の2車両がVIP席のようだ。
いざ乗り込んでみると、おやっ・・・という感じ。
8号車は非常に狭く、全座席で8席しかない。希少価値があると言えば、そうとも言えるが・・・。
しかも、そのうちの1席は壁がすぐ目の前にあり、足すら伸ばせない。
これではVIP席の意味がないのでは・・・?
列車が出発して、もうひとつの問題が発覚。
下りの列車については、8号車が最後方なので、ポスターのような開放感のある景色は後ろにしか広がっておらず、何の付加価値もないのだ。
結局のところ、VIP席の価値は、「乗客が少ないから非常に静か」ということに尽きるかも・・・。
この路線は、今年6月に延長され、上海までの距離を4時間台で結ぶことになっている。
日本の新幹線ではグリーン車が完備されており、価格に見合った差別化が図られている。
30分で30元程度の差であれば、誰も文句は言わないだろうが、距離が長くなるこの機会にサービス水準の向上を図ってもらいたいものだ。
ちなみに、この路線に5回以上乗っているが、満車でなかったのを見かけたことがない。他の主要路線でも概ね同じような状況だから、こうした面でも中国経済の力強い成長を感じざるを得ない。
「人の往来が活発だ」ということは、「経済が活発に展開されている」ことを裏付ける証拠だからだ。
車内での快適性や待合室の状況は随分と改善されたが、依然として改善されていない点もある。
特に感じるのは、プラットフォームの構造だ。
前述のとおり、ほとんど満車の状態にもかかわらず、プラットフォームには1ヶ所しか通路の入口が設置されていないことが多い。必然的に入口に向かって一斉に人民の波が押し寄せ、皆が不快な思いをすることになる。
鉄路局の立場からすれば、管理しやすいのは分かるが、そろそろ先進国の事例を見習うべきだ。
同様に改善すべき細かい点は、中国社会の至る所に数多く内在している。
こうした点を見つけ出し、日本の優れた「配慮」を売り込んでいくのも、日本の重要な戦略になり得るかも知れない。