2023年10月4日(水)、城下町「丹波篠山」を散策してきました。
今回はその第5回で鉾山 鳳凰山の倉をテーマに書いていきます。
丹波篠山へは2011年10月30日に「丹波の王墓、雲部車塚古墳の謎にせまる」という
シンポジウムがあり訪問しており、今回が2回目の訪問です。
城下町「丹波篠山」散策記のIndex
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/87/ae556aa75c1aa7be38a3d1967ece5ab2.jpg)
上の写真は鉾山 鳳凰山の倉です。
山車の鳳凰山は篠山春日神社の秋季例祭で巡行する9台の鉾の1つです。
下川原町と小川町が運営しています。
倉の前には令和5年(2023)3月に掲示された現地説明板があります。
(下の2枚の写真)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/31/5f1d5b2b7e4700120c185643553ede06.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2c/08fe4f6d226596ca0b27f2cfc6a74443.jpg)
説明書きをそのまま転記しておきます。
鉾山 鳳凰山
この倉には、篠山春日神社の秋季例祭に巡行される「鳳凰山」が収められています。
鳳凰山は天保3年(1833)に改修された記録があり、これより約百年前の江戸中期に
創建・寄進されたと考えられます。
鉾先の「鳳凰」は架空の瑞鳥で、天下泰平・平和の象徴です。
鳳凰山の飾り装束は、天水引(桐と鳳凰)・中水引(桐)・見送り(鳳凰と桐)など
色鮮やかに刺繍された懸装品で飾られます。(倉の大戸・飾り絵参照)
現在、篠山城下町内に9基の鉾山があり、毎年10月には飾りつけとともに小学生、中学生が
お囃子(鉦・横笛・太鼓)を奏でる中、賑やかにも整然と町内を巡行し、宮入を
行います。(丹波篠山市指定無形民俗文化財)
鉾山は、江戸時代の当初から、屋根の上にそれぞれ特徴のある鉾を建て巡行していましたが、
明治43年(1910)、電気の開通に伴い道路上に電線が張られたことから、鉾を
建てることがかなわず、以来、鉾なし巡行が続いていました。
令和3年(2021)、この河原町通りが無電柱化され、電線が撤去されたことから、
令和5年(2023)3月、地域住民の力で、実に約110年振りに、金色の鳳凰を建てた
鳳凰山の鉾復活巡行が実現しました。
令和5年(2023)3月 下河原町・小川町
◎秋季例祭:宵宮(本宮の前日)
:本宮(10月の第3日曜日)
上記の説明の中で地元で尽力された団体を列記しておきます。
下河原町自治会、小川町自治会、上河原町自治会、篠山まちなみ保存会
下河原町伝建保存会、篠山春日神社秋祭保存会、城下まちづくり協議会
2023年3月に鳳凰と三日月の鉾頭を付けた2基の鉾山は、住民らに引かれて白壁の町家が立つ河原町妻入商家群の通りをゆっくりと進行。
子供たちが掛け声を上げながら 鉦かね や笛の 囃子はやし を奏でた。
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春日神社の秋祭り
最後に2023年の丹波篠山城下町 春日神社秋祭りのリーフレットの一部を添付
して筆を置きます。後日、春日神社の紹介で再度、秋祭りについて取り上げる予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d4/5ec9f6f86c3b06cd4014c53e64e9319d.jpg)
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