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中宮古墳(消滅)とその陪塚 中宮黄金塚古墳

2014年08月27日 07時48分29秒 | 神戸情報
中宮古墳(消滅)とその陪塚 中宮黄金塚古墳について紹介します。
撮影:2014-8-23

中宮古墳は現在は消滅して碑が建つのみである。
碑の写真は下に添付。






中宮古墳は前方後円墳で碑文によれば山本通5丁目91番地
(現在の神戸市中央区山本通5丁目10-7付近)にあった。

この古墳は崩壊の恐れがあったため、大正5年(1916)10月16日に発掘調査をおこない、
縦6.6m、横2.3mの横穴式石室を有することが確認されました。
剣や馬具等が出土しました。

碑文は大正6年(1917)8月に建立され、碑文は東京の福井毓氏が書かれています。

碑文に中宮古墳の北西に中宮黄金塚古墳があることも書かれています。

この古墳は仁徳天皇の皇后、八田皇女に関係したものだという言い伝えも
ありますが、定かではありません。

参考書:道谷卓著 神戸歴史トリップ(2005) Page153


中宮黄金塚古墳は昭和63年度の神戸市埋蔵文化財年報に詳細な発掘調査の結果が
記載されています。下記で見れます。

http://rar.lib.kobe-u.ac.jp/Repository/metadata/489

1924年発行の神戸市史や1911年発行の西摂大観でも中宮古墳及び陪塚に1つ
中宮黄金塚古墳が紹介されており旧中宮村に6基の古墳が存在していたと
紹介されています。

中宮黄金塚古墳の基本情報
所在地:神戸市中央区山本通5丁目 普照寺の西側
形式:円墳 
年代:古墳時代後期(6世紀後半から7世紀前半)
石室の全長 約4.5m 石室形式:横穴式
出土遺物:鉄製刀子、鎖(馬具)

神戸市全体で見て市街地で残存する古墳は少なく古墳時代後期でほぼ完全な姿で
残存しているのは中宮黄金塚古墳と神戸薬科大学構内古墳の2か所である。



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