ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

精神科医の先生にお話を聴く会

2016年10月30日 | カウンセリング
金曜日は、福岡市立若久特別支援学校にお邪魔しました。今日は、博多駅前のカウンセリングルームで、精神科の先生のお話を聴く会をしました。

以下、かいつまんで先生のお話の一部です。

***

授業中ウロウロする、奇声を発するなど発達障害に見える子どもたちの中には、
感情障害、愛着障害の子どもが含まれている可能性があります。

子どもだけでなく
カウンセリングに来られる方々には
感情処理したり、愛着の問題をカウンセリングすることが重要です。

不登校の子どもさんの相談を受けていると
心配症の親に育てられているケースを良く見ます。

親は心配するのではなく、見守りが大事です。

*心配症のお母さんに育てられると、子どもは以下の様に訴える子どもが多いです。

・嫌われるのが怖い
・失敗が怖い
・自分は出来ない
・拘束されるのが嫌
・感情が出せない
・人に合わせる
・自分で決めることができない
・人が怖い

【参加者からの質問】親が子どもを見守るとは具体的にどういうことでしょうか?

【先生の答え】子どもが自由にしたい時には、危なくない様にちゃんと見ていて、そして、自由にさせること。

子どもが「お母さんっ」て来た時には、受け入れてあげること。

感情(気持ち)も言うだけは言わせて、
出来ないことは出来ない、
出来ることは出来る
の線引きは必要で、我慢させることもあります。

大切なのは、「言うだけ言うこと」は我慢させないことです。

精神科医は、今の症状を抑えるために薬を処方します。

患者さんには、SSRIが効く人と、他の抗うつ薬や抗不安薬などが効く人がいて、その人に合わせて処方します。

これまでデパスは、抗不安薬と指定されていましたが、今年10月に近く向精神薬に指定されました。

人目が気になる場合、抗精神薬のドグマチール、エビリファイ、リスパダールなどが使われることがあります。

統合失調症の薬は、頭の中で作ってる妄想を考えるのを止めさせるのに使います。

てんかん薬は、気分の浮き沈みを平らにするという作用があります。

睡眠薬もその人その人に合わせて処方します。

認知症の方は、前頭葉の機能が落ちます。

私たちは、頭で考えて思考動いている状態と、感情を使っている時の方が頭が働く時とあるように思います。


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1 コメント

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Unknown (菜の花)
2016-11-01 12:36:42
こんにちは。いきなりすみません。
先月 長崎で保護者連携について
講義をしていただき ありがとうございました。
あの日 帰りに話をさせていただいた者ですが、
本も読ませてもらい、サインまで頂き嬉しかったです。福岡にあそびいきまーす といって、
帰りましたが、実際に色々話をしたい事があり、
連絡させていただきたいのですが、連絡先を教えてもらえませんか?
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