ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

幸せの鍵② 「嫌だ」と感じていいと理解し、「嫌だ」と感じる自分を許す

2018年07月11日 | こころ

幸せの鍵シリーズ第② 弾

今回は、「嫌だ」と感じることをいけないと思わないこと。

私たちは、小さい頃に、親からあれこれ言われた時に
従順に従ってきました。

もしくは、あれこれ言われないように、親の前でだけ「いい子」にしてきました。

もしくは、あれこれ言われるのが、嫌だから、
親を避けてきました。

避けるのも、遠く離れて住む人も少なくありません。

極端な場合、地球の裏側ほど遠くの外国まで回避した人もいます。

それほど、親の指示を、親の支配と感じる人もいれば、

支配されていることにすら、気づいていない人もいます。

例えば、親の望んだ職業を幼い頃から目指して
何の疑問も持たずに生きてきた人もいます。

心理学のアイデンティティの考え方で、言うと、「アイデンティティの早期完了」に当たります。

青年期に、「自分とは、いったいどういう人間か?」「このままでいいのか?」などと思い悩み、葛藤することなく、
親の望む方向に邁進した場合、

将来、何か上手くいかなくなった時に、危機が訪れる危険が多いにあります。

そこで、「嫌だ」と感じる感情が大切です。

「嫌」という感情は、自分を作るためにあります。

だから、「嫌」を抑えてしまうと、自分がなくなってしまうのです。

主体性、自主性のない
いつまでも受け身で、返って「イヤ、イヤ」ばかりいう協調性のない人間になってしまいがちです。

もともと、主体的に感じていた「嫌」を抑え過ぎたために
受動的で、反抗的な「イヤ、イヤ」が増えていくのです。

大人になっても、まるで、反抗期の様に
不平不満が多く、感謝の気持ちを感じにくい子どもの様な大人になってしまうのです。

肝要なのは、「嫌だ」と感じることが悪いと思わないこと。

「嫌だ」と思っていいんだと理解し、自分にその感情を許すこと。
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1 コメント

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Unknown (山ちゃん)
2018-07-13 00:06:04
いつも大切な気づきをありがとうございます。

「嫌」が増えて、ダメだという衝動も多少はありますが感じることが多くなりました。そして、人を区別できるようになってきました。

不思議と人の前で不本意だったり、違う意見だと自分が感じると、その場で直接相手に伝えられるようになっています。怖れが減って、怒りが増えたのかもしれません。

「心の平穏」ってこうやって訪れるのかもしれません。恐らく場所も関係がない。
また、自分の中にある女性性の統合も、今後の人生で非常に大切な気がしています。
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