著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」
フランクルの「自己超越した人間」
1905年から1997年まで生きたビクトール.フランクルはユダヤ人だったため、
ナチス収容所に入れられ妻や子どもまで殺されてしまいました。
もちろん、自分もガス室に送られるか、どうかという日々を過ごしました。
そうした過酷な環境の中にあっても、
精神分析医であったフランクルは、人がどのように生き延びるかを観察しました。
世に残したい名著100選に選ばれているフランクル著「夜と霧」に記されています。
のちに、フランクルは「自己超越した人間」について、以下の様に述べています。
①自分自身の行動方針を選択できる
②責任を引き受ける
③外部の力によって影響されない
④自分の人生の意味を見出している
⑤人生を意識の水準でコントロールしている
⑥社会に何かを与え(想像価値)、
社会から美や感動を受け取り(体験価値)、
極限状態にあっても生きる意味を見出せる(態度価値)力を持つ
⑦自己への関心を超越している
…なるほど、超越にした人間になるのは遠い遠い道のりですが、
少しでもこれに近づくよう成熟した人間になっていきたいと思います。