ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

飢餓状態こそオートファジー〜空腹を楽しむ〜

2016年10月04日 | オススメです
明日10月5日に予定されていた福岡市立高取小学校の講演会は、
台風接近のため、延期になりました。

台風の被害が少ないことを祈ります。

さて、2016年ノーベル生理学・医学賞受賞に輝いた
大隅良典東工大栄誉教授の記者会見で聞いた
「オートファジー」ってどういうコトでしょう?

「細胞が自分自身の一部を分解し、栄養源としてリサイクルする」という新聞の解説…

ひょっとして、先週 丸2日断食した時の私の状態も、それかも?

ファスティングの二泊三日は、お喋りや酵素ドリンク、ヨガなどのプログラムのおかげか、
思ったより空腹感も辛くなかったのですが、

自宅に帰ってからの回復食(主にお粥)の3日間の方が、体力が落ちていて、日常生活に戻るのがしんどかったです。

身体の老廃物や有害物質を排出するデトックス効果以外にも
食事の量も、あまり入らなくなりました。

少しずつ、ヨガも復活したので、

これが続くと、かなり健康的になってくると思います。

「ストイック」なのが好きなのではなくて、
断食も健康で長生きするため、自分ひいては家族や他人を大切にするため。

そのために
大隅良典東工大栄誉教授の記者会見を見て
早速、「オートファジー」について調べてみました。

「オート」とは自分、「ファジー」は食べるという意味で、

オートファジーは、病原体を退治してくれることも分かって
ここ数年、生命科学分野で大きな注目を集めてきたそうです。

ホームページやインタビューなどから抜粋します。

***
私たちは一見安定した存在に見えますが、実は約2ヶ月で体のほとんどの部品は新しいものと入れ替わっています。

これは生物に秘められたリサイクル活動です。

またときには環境の変化に応じて体の一部をより積極的に分解することもとても重要な作業です。

つまり「日常的な地道な分解」と「激しく誘導される分解」を巧みに使い分けています。

私たちはこのどちらにも関与する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる細胞内の大規模な分解系を対象にして、生命体が健康状態を保ち、時には大胆に変化できる秘密を研究しています。


オートファジーは栄養飢餓時に特に激しくおこります。

食事から栄養がとれないときは、細胞は自身の一部を過剰に分解してそれを栄養素としているようです。

マウスではたった一晩の絶食によって全身で著明なオートファジーがおこります。

また、哺乳類の新生児は生まれると同時に飢餓に瀕しますが、そのような時もオートファジーをおこして生きのびていることも私たちは明らかにしました。

(中略)
ヒトの体の中では毎日300~400gのタンパク質が合成されている。一方、食事から摂取するタンパク質の量は70~80g程度にすぎない。

不足分は、自分の体を構成している細胞の中にあるタンパク質をアミノ酸に分解し、再利用することで、補っている。

たとえば ヒトは絶食しても、水だけあれば1カ月程度生き延びられるとされるが、それは体内で重要なタンパクが作り続けられているからだ。
***

なるほど…
私たちの身体は、宇宙だと例えるのも分かるなあ、
私たちの身体の中では、自らの細胞からリサイクルしてタンパク質を作り、
タンパク質をアミノ酸に分解して再利用してくれてたんだ。

私たち一人一人の身体は、すごい機能を持っていたんですね。

飢餓状態にオートファジーが起こる。

飽食の時代だからこそ、最低3時間は、空腹を楽しむとよさそう。


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