ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

人を許すこと

2016年06月16日 | こころ
人は間違いを犯すものです。

人を許すことも大切です。

間違いを悔い改める方法は、記者会見で攻め立てることではないと思うのです。

最近のネットやマスコミの報道を見ていると、罪を犯したことが公になってしまった有名人に同情してしまいます。

記者会見を見ていると、よくもあれほど、人を責めることができるのかと、逆に引いてしまいます。

「どうしたら辞めさせられるのですか?」
などと質問している人たちは、自分は間違いを犯したことはないのでしょうか?

集団が一人に対して、いじめの様に感じます。

罪は許すから、その代わり仕事を成就していただくことが、都民、国民の利益になるのかもしれないのに。

さて、もしも…

あなたの親友が、あなたに内緒で警察に協力して、
その親友との日常の電話を盗聴録音されていたと分かったら?

もし、それを聞かされたらショックですね。

それが、裁判で流れ、証拠として使われたらどうでしょう?

私なら、もう誰も信じられなくなると思います。

不倫は許されない罪で、
親友を裏切る行為は罪ではなく許される行為なのでしょうか?

17年前、クリントン大統領の元愛人として報道されたモニカさんがTEDでスピーチしています。

「22歳の時に上司と恋に落ちました。
そして24歳の時にその恋の悲惨な結果を経験することになりました。

私のように、22歳で間違った相手と恋に落ちてしまった人もいるのではないでしょうか。

それがあなたの上司だったということもあるかもしれません。

しかし私の場合とは違って、あなたの上司はおそらくアメリカ合衆国の大統領ではなかったでしょう」

1998年にビル・クリントン元大統領との不倫で有名人になったルインスキーさんは、
約10年間の沈黙を破り、バンクーバーで開催されたTED2015で『不名誉の代償』というテーマで講演しました。

現在41歳になったモニカさんは、
インターネットが彼女のスキャンダルに与えた影響について語りました。

「このスキャンダルは、情報革命によって世の中に知れ渡ることになりました。

従来のニュースが、初めてインターネットに取って代わられたのです。

そしてクリック1つで世界中に広がりました。

全くの一個人だった私は、一晩のうちに世界中の人たちの前で屈辱を受ける立場に置かれたのです。

私は自分の評判を、世界規模で、それもほぼ一瞬のうちに失った人間の第一号となったのです。

あばずれ女、ふしだらな女、尻軽女、売春婦、浅はかな女というレッテルを貼られ、
そしてもちろん『あの女』と呼ばれるようになりました。

多くの人が私のことを知っていましたが、本当に私のことを知っている人はわずかでした。

『あの女』には形もあれば魂もあるということは、簡単に忘れられるのだということがよく分かりました」

インターネット上での最初の大きなスキャンダルの1つを経験した立場から、

モニカさんは、オンライン・ハラスメントが与える大きな影響について話しました。

友人との電話が無断で録音されていたことを警察の取調室で知った直後、
マスコミやネットで公開された会話は、20分に渡るたわいもない会話だそう。

盗撮の映像がネットで流れるケースもあります。

18歳の男の子が、同性愛の現場の盗撮がネットで流れ、その後、彼はジョージワシントン橋から飛び降りて自殺してしまいました。

モニカさんも
オンラインハラスメントにより、死にたいと思う日々だったと、当時を語りました。

その事件から、モニカさんは、自分が受けた恥ずかし目について客観的に考えるようになったそうです。


「自分の過去と向き合い
恥ずかし目うけて苦しんでいる人たちを救う時がきた。」

モニカさんが、公で話そうと思ったきっかけは、ネットいじめで自殺した若者がいたからだという。

ネットいじめは、ヴーチャルでない現実のいじめに比べ
自殺願望につながりやすいというデータもあります。

ネットで見る一極集中の攻撃もいじめに見えて仕方がないのは、私だけでしょうか。
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