ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

愛着形成にかかせない情動調律

2020年01月18日 | こころの子育て



朝から列車に乗って、遠賀川保育園に行き、お母さん、お父さん向けにお話をしました。

ガッタン、ゴットン、ガッタン、ゴットン…ローカル線の快速列車の旅も良いものです!

赤ちゃん時代に築かれるお母さんと子どもの目に見えない温かい絆=愛着

赤ちゃんが泣いた時に抱っこすることが大切です。

愛着形成に大切なのは、抱っこだけではありません。

情動調律。

お母さんが、子どもの気持ちに合わせて応答すること。

相田みつを美術館で、情動調律が分かりやすい詩を見つけました。




***
「ア、ア」「ウン、ウン」

久しぶりにローカル線に乗ったら

私の座席の前は

生まれて間もない赤ん坊を抱いた

まだあどけない母親だった

「ア、ア」「ウン、ウン」

若い母親は赤ん坊の顔を

一生けんめい見ながら

大きなほっくりを繰り返していた

赤ん坊はしきりに

「ア、ア」と声を出しては笑った



そのたびに母親は

「ウン、ウン」を繰り返した

なんと満ち足りた光景ー

「ア、ア」

「ウン、ウン」

それだけでこの母子の会話は通じる

いのちといのちのことばだからだ

まだ意味を持たない

原点のことばだからだ

分別以前の魂のことばだからだ

赤ん坊の顔に陽が射してきた

わたしは陽よけをおろしてやった

電車は若葉のまぶしい

山間の鉄橋にかかっていた

***

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