ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

震災ショック

2016年05月01日 | こころ
熊本では、1.000回を超える余震。

震災、お見舞い申し上げます。

こんな症状ありませんか?

・揺れてもないのに、めまいがする。

・イライラする

・小さな物音に驚く

・肩こりや偏頭痛がする

・日によってテンションが違う

・好きだったことに興味がわかない

・落ち着いて何かができない

・漠然と不安な感じがする

・集中力が低下している


知り合いの80代の一人暮らしの女性が
「怖くない」と言われていたそうですが、
不整脈がひどくなり、病院を受診されました。

病院の先生曰く、
「余震のある場所から避難して、今すぐ入院してください」
と言われたそうです。

緊張状態が続いていて、血栓の可能性があるそうです。

ご本人も
「怖かったんやね」
と言われていたそうです。

この様に、自分では、自覚がなくても、
身体は緊張を感じて力が入っているかもしれません。

これだけ、余震が続いているのですから、それは自然なことです。

私の先生の著書
『震災の「心の傷み」を癒す方法』大和出版 から抜粋してご紹介します。

***
私たちは、ショックな出来事に出合った時、まず「その出来事を認めたくない」という「否認」が働き、

その後、「どうしてこんな理不尽なことにならなければいけないんだ」
といった「怒り」や、その出来事で失ってものに対する「深い悲しみ」を感じ受けとめるというプロセスを経て、
ショックな出来事を自分の中に受容し、前を向いて歩いていくようになると考えられます。

もちろんすべての人が、このプロセス通りに順に変化を迎えるわけでなく、ショックな出来事の受容のプロセスには個人差があります。

ただここで大切なのは、否認の状態から抜け出して、「早く現実を受けとめるなければ」「早く感情を受け入れなければ」と急ぐ必要はないということです。

なぜ否認しているのか、それは心が今はこの現実や感情を受け入れると生きていけない、今は生きていくためにそのことにしばらく目を閉じていようとしているのです。

出来事を早く受けとめようとする必要はありません。早く感情を受け入れ消化しなくてはいけないわけではありません。

自分のペースでよいのです。向き合おうと思った時から向き合えばいいのです。

自分が否認していることに気づいている人は、今を生きるために、あえて向き合わないようにすることで自分を守ろうとしている自分自身に感謝してみましょう。

そして、否認してくれている自分に対して、「ありがとう」と感謝してみてはいかがでしょうか。

否認してくれている自分に感謝をするということは、とりもなおさず自分自身を認めるという肯定的な肯定的な行為なのですから。

『震災の「心の傷み」を癒す方法』大和出版
p.40~41より抜粋
***
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