ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

ライフレッスン

2012年12月03日 | オススメです

オススメの文庫本です。


ライフ・レッスン (角川文庫)
エリザベス・キューブラー・ロス デヴィッド・ケスラー著
705円税別

「死に直面している人たちはいつも、
大いなるレッスンをもたらす教師だった。
(中略)そのレッスンの数々は、人間の生にかんする究極の真実であり、
いのちそのものの秘密である。)

ターミナルケア(終末期医療)、死の科学(サナトジー)のパイオニアで、
「死ぬ瞬間」(中央文庫)の著者が書いた人生の15のレッスン。

一部引用して、ご紹介します。

ある病院の清掃作業員の女性が登場する。

「死にそうな患者さんの部屋に入っていくと、

すごくおびえていることがあります。
それを見ると、

そばに行って、からだにふれずにはいられなくなるんです。

そして、わたしが死をたくさん見てきたこと、

死はそんなに怖いものじゃないこと、

死ぬときは楽になるということなんかを、いってあげます。

あとはただ、そばにいてあげるだけです。

ときどき逃げ出したくなるときもありますが、逃げません。

その人のためにいてあげようと思ってしまうんです。」

心理学や医学とは無縁のその女性は、
人生における
最大の秘密のひとつを知っていた。

愛とは、そばにいて、ケアをすることであるという秘密を。

ときには、やむをえない事情によって、

物理的にそばにいることが不可能なばあいもある。

しかし、だからといって、愛のつながりが切れたというわけではない。

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