光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

豊作祈願・飽富神社のお田植神事②-新型コロナにも負けず!

2020年04月08日 | 日記
 4/5(日)袖ヶ浦市の飽富神社(あきとみじんじゃ)で午前10時半頃からお田植神事が始まりました。社殿の中で八剱神社の神官が神事を行い、中に入り切れない氏子は外で整列して参加。新型コロナの感染も考慮して、マスクや手洗いをし規模を縮小しての開催です。




 このお田植神事は稲の豊作を祈る神事で、毎年4月中旬に開催されます。袖ヶ浦市の民俗文化報告書によると、江戸時代の天明年間(1781~1789年)から続く神事。そしてこの神事の世話人は高橋孫右衛門という方が世襲で行っているそうです。





 氏子総代が人知れず刈って来た葭を、土地の女性がコナラの小枝と共に苗結びにします。その葭苗を100本弱作成して神前に供え、関係者一同が祈願の後鳥居の前に運びます。

 社殿前ではこの葭苗を鳥居前から投げる「早乙女」がお参りをしていました。早乙女役は小学校低学年までの女子が務めていますが、子供の数が少なくなり探すのに苦労しているようです。





  神官2人を先頭に葭苗が鳥居の前に到着。階段でお祓いが行われました。





 いよいよすげ笠にたすき姿の早乙女2名によって葭苗が投げられます。石段下に集まった氏子たちがこの葭苗を拾い、田植えの時まで神棚に供えておきます。田植えの時東の方向に6本この葭苗をさし、豊作を祈願するとの由。



  これでお田植神事は終了、葭苗を拾った人たちも帰って行きました。