光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

千年前の伝説を伝える鎌足桜と高倉観音

2020年04月22日 | 日記
 4/17(金)ツレと見頃になったと思われる鎌足桜を、木更津市矢那の平野山高蔵寺・通称高倉観音に見に行きました。ここは大化改新の中心的人物、藤原鎌足公の伝説が残る地。鎌足桜も鎌足公がこの地を訪れた際、持っていた杖から芽生えたと言われる千年前のロマンが香る美しい桜です。



 鎌足桜は今ではいろいろな所で見られますが、その祖株と言われる樹が高倉観音の社殿奥にあります。ただ昨年の台風によって大分木が傷んでいますが、それでも綺麗な花を咲かせていました。17日現在の咲き具合は6~7分咲きといったところです。



  鎌足桜は山桜の一種で、4月中旬から下旬にかけて開花する八重桜。花弁が82枚もあり、雌しべの一部が屈曲して緑色の鎌状になるのが特徴。ここから鎌足桜と呼ばれる由縁となっているそうです。





  高倉観音にもお詣りして来ましたが、参拝客は皆無でした。新型コロナの影響でしょうか。大型バスも最近は1台も来ないそうです。山門横の御神木も以前と変わらず、根っこがむき出し、その横にはヤマブキの花が咲いて少し哀れな感じを受けました。



  境内をツレと散策しましたが、大日堂の側に藤原鎌足公が来山したさい、座ったという「腰掛石」がありました。1300年以上前の伝説ですが本当なら凄い事ですね。