指定廃棄物の処分を巡り、厳しい意見が相次ぎました。
参加した市民:「まず、東京電力の土地ありき、(それに)肉付けしたとしか思えない」「私たちは、白紙撤回しかあり得ないと思っている」
福島第一原発の事故による指定廃棄物について、環境省は、千葉県内の処分場の候補地として東京電力の千葉火力発電所を挙げました。20日、その経緯につ いて千葉市民に説明を行い、会場には定員に近い740人が詰め掛けました。国は安全性を強調しましたが、市民からは「はじめに東電の敷地ありきで、後から 理由付けしただけだ」「国が責任を持つという言葉は信用できない」といった厳しい意見が相次ぎました。
本日の環境省主催千葉市全住民向け説明会。参加者実数600名強。冒頭の鈴木副市長の挨拶に参加者から「熊谷市長はなぜこない」「所要があり...」の答えにとヤジと怒号が飛び交う展開。
「予定地は千葉市の液状化ハザードマップでもっとも危険性が高い地域。実際に隣の美浜区は3.11で液状化現象が起きている。こんな所に処分場が出来ていいものか?」
「液状化、地盤は検討したのか?」の質問に「航空写真で決めた、ご懸念の件は詳細調査で確認したい」 女性質問者からの「候補地パイプラインが通っている」という質問に対し、「候補地の下にはない、東電から聞いている」「何度も現地は見た」語気を強めて不用意?な反論。
選定基準に人口密集が考慮されてない、東電土地ありきでは?直下型地震の震度7を想定してるのか
07月20日 20時09分
千葉県内で放射性物質を含む指定廃棄物の処分場の候補地とされている千葉市で、環境省が主催する大規模な住民説明会が開かれ、出席した住民からは、計画の白紙撤回を求めるなど反対の声が相次ぎました。
環境省は、千葉県内の指定廃棄物の処分場の候補地として、千葉市中央区の東京電力の敷地を選定し、選定の経緯や施設の安全対策などを住民に説明する会合を3回開いてきました。
4回目となる20日の説明会は、千葉市の住民で希望する人は誰でも参加することができ、これまでで最も多い700人余りが参加しました。
住民からは「候補地は埋め立て地で、地震による津波や液状化被害のリスクがある」と指摘したり、「人口が多い地域に建設すべきでない」と訴えたりして、計画の白紙撤回を求めるなど反対の声が相次ぎました。
これに対して、環境省の担当者は「必要に応じて液状化や津波への対策を行い、現在の最高の技術力で安全な施設を作る」と説明し、理解を求めました。
参加した50代の女性は「安全な処分場を作ると言われても信用できない。子どもたちの将来のためにも反対していきたい」と話していました。
説明会のあと、環境省の室石泰弘参事官は「できるだけの説明はしたが、不安や懸念は払拭できなかったかと思う」と述べたうえで、今後の進め方については、千葉市や千葉県と協議する考えを示しました。
市民の意見を聞くことなく都合のいい説明を繰り返すだけ。市民に説明したと言う実績作りの為の説明会
【千葉市指定廃棄物市民説明会】時間切れ終了後に詰め寄られる環境省!