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チェルノブイリと同様に、日本の放射能汚染地で心臓病が急増

2012-12-28 18:58:42 | 放射能汚染

チェルノブイリ原発事故の後、放射能汚染地の住民に心臓病が増加し【2008年ベラルーシの死因】は、52.7%が心臓病(悪性腫瘍13.8%)だった。福島原発事故の後、日本でも心不全、心筋梗塞など心臓病が増加していたが、26日の東京新聞は、茨城県取手市(放射能汚染地=ホットスポット)の小中学生に心臓病が急増している(2.6倍、中学生は3倍強)と報じた。

そしてサンケイ新聞と朝日も

取手の小中学生 心電図異常増加 茨城

2012.12.28 02:03(産経)

 東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が高い「ホットスポット」となった取手市の小中学生の心電図検査で、「疾病・異常」と診断された児童、生徒が事故前より倍以上に増加していることが、市民団体の調査でわかった。

 取手市では、小学1年生と中学1年生の心電図検査を毎年実施。「疾病・異常」と診断された小中学生は22年度は9人だったが、事故後の23年度は21人、24年度は24人に急増した。

 調査した生活クラブ生協取手支部の根岸裕美子代表は「原発事故と関係している疑いがある。原因を調査してほしい」と話し、小中学生全員の心電図検査を毎年実施するよう市教育委員会に要請する方針。

そして朝日新聞

そして、

福島では

2010年度 2011年度

 

 

 

実際の件数は次のとおりです。

各県が前年度とそれほど変わらず推移している中、一年およそ30ポイントもの上昇となっています。
元々高い値ではあるので、原発事故による影響であると断定することはできませんが、
セシウムの内部被曝の深刻さ、その影響の深さを考えた場合、ある意味納得することができます…。


 

以下、「子ども福島」の前代表・中手聖一さんのレポート

<政府・人口動態統計から分かった事故後の変化>
                中手聖一 2012/5/14

子どもの病死者総数の前年比較 
1~19歳の福島県の子ども の病死者総数について、事故後の 2011 年3~11月を 2010 年同 時期と比較したのが下図です。

 

1.5倍に増加していますが、 子どもの病死はもともと少なく、 “異変”と判断するには絶対数が 少なすぎます。過去の統計や他の 都道府県でも同様の変化は少な からずあることです。 
そこで、月ごとの推移を調べた のが次のグラフです。


○死因ごとの病死者数亡くなった子どもたちの数を、死因別 にまとめたものが、次のグラフです。 「心疾患」による死亡数が2倍に増えて います(先天性の心臓障がいを患ってい た子どもが、心疾患でなくなった場合も 含まれます)。これも他の被災県にはない ことです。「感染症」「癌・白血病」「肺炎」 も増えています。


 

動画「福島の子どもの心臓発作について クリス・バズビー博士


参考資料

(2012.3.20)第76回日本循環器学会『東日本大震災後に心不全が有意に増加、ACS、脳卒中も』
『特に(東日本大震災後の)心不全の増加は、過去の大震災疫学調査では報告例がなく、東日本大震災の特徴の1つであることも浮かび上がった。』
『例えば心不全は、2011年の2月11日~3月10日では123件だったが、同年3月11日~4月7日には220件と有意に増加していた』
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html

(4.23)第98回日本消化器病学会『東日本大震災後に出血性潰瘍が有意に増加』
『2010年群で119人に対し、2011年群では257人と有意に増加していた』 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html

(2011.6.30)NHK『震災後 心不全の患者3倍超』
『東北大学病院で、東日本大震災後の1か月間に受け入れた心不全の患者が震災直前の3倍』
http://www.nhknews.jp/news/0629_0507_1_shinsai.html


リンク

小出裕章 (京大) 非公式まとめ