とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

四月大歌舞伎2019.4.23

2019年04月24日 | 古典芸能
4月は観ないことにしてたんですが・・
人間国宝4人が揃うのに、多分入りが悪い・・
わざわざこんなお知らせが来たし
新聞にまで客が入ってないと書かれてるし
ちょっと気になって、チケット見てみたら
とてもお得な席が空いていたので、直前に購入
昼の部へ


一、平成代名残絵巻おさまるみよなごりのえまき

天皇代がわりを寿ぐ新作を平家物語風に。
福助が常盤御前。座って登場。台詞いくつか。最後立ち上がって幕。
今回は仮花道もあったんです。
幕を引いてから、右に児太郎の遮那王(源氏)が白いのぼりを持ち、
左に巳之助の平知盛(平家)が赤ののぼりを持ち
若々しく駆けて行きました。かっこいい~
今回の席は1階の後方で舞台には少し遠いけど、見晴らし良く
両花道を最後まで観られましたから大満足。右・左と忙しかったけど

児太郎は期待の女形ですが、立役もいけるとわかりました。

ニ、新版歌祭文しんばんうたざいもん
座摩社
野崎村

これがすごく見応えがありました。配役も最高
お染・・雀右衛門。華憐でひたむきなお嬢様
久松・・錦之助。金と力のない色男が、いつものかっこいい役より合っている
お光・・時蔵。かわいい村娘ばっちり
小悪人の又五郎、久松の義父に歌六もすごく良かった

最後にまた両花道。右に駕篭の久松。左にお染と母親の舟が消えていき
にこやかに見送っていたお光が、父親久作にすがって泣き崩れる・・
歌舞伎的にちょっと珍しい幕切れかと思いますが、
そこまでの芝居が良かったこともあり、ぐっときました。

三、寿栄藤末廣さかえことほぐふじのすえひろ
鶴亀

藤十郎の米寿(88歳)記念ということで、子や孫、ゆかりの若手が集まって・・
新聞に、見るところないと書かれてましたね。(めちゃ酷評!!)
まあ、児太郎が綺麗でした(贔屓)

四、御存鈴ヶ森ごぞんじすずがもり

まさに、ご存じの鈴ヶ森ですが
菊五郎と吉右衛門が同じ舞台というところがいいですね
17歳の権八を菊五郎はきついものの、カッコ良かったです。
何度か見てますが、まあ面白いけど、というところ
重いお芝居を観た後の、昼の最後にはぴったり。

4時間くらいなのか、大変に疲れます。
そして内容のわりに、客がやはり少ないのが残念
若い人には魅力ないのかな、この4人全員後期高齢者でしょ。
高齢客は疲れるから、良い(面白そうな)出し物選んじゃいますよね・・
個人的にはもう少し短く(3時間くらい)だとありがたい
疲れたら帰ろうと思っていても、ねえ・・

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2 コメント

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おお! 行ったのね! (TAMU)
2019-04-24 15:43:49
直前に購入..というのがねぇ、東京在住だとできますよね。。。
ちょっと意外。昼の部を選んだのね。
ああ、疲れのことを考えたのかな?
ちーたさんが行くなら「実盛物語」か..と思っていたのよ。

「お染久松」が良かったみたいね。
私はいつも、お光がかわいそうでいじらしくて、ちょいとお染が憎い

「御存鈴ヶ森」、みなさんかっこよかった?
幡随長兵衛を見たかったなぁ。。。

「寿栄藤末廣」については、・・・触れません
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TAMUさん (ちーた)
2019-04-24 22:04:56
3月に続いて仁左衛門さんを諦めました。
夜の部行くなら、実盛だけ観て帰るかも

新聞評に、巳之助、児太郎がこれからを担っていくということ・・とあったので、見たくなったんですよ。
両花道を同時に飛んでいくとこが本当にスカッとしました。
福助も見たかったし・・

歌祭文が予想を超えて見ごたえありまして、行って良かったなと思いました。
お光が可哀想ですよね。いじらしいというか。
でも、お染が控えめで、なかなか可愛かったです。

なんといっても近いのは有難い
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