ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

KHS・F20RC

2012-03-31 16:13:59 | ロードバイク
KHS・F20RC



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2011年に兵庫県尼崎市のサイクルセンターサンワにて購入。街中をゆったりとポタリングしたり、車に乗せて出先で気軽に自転車を楽しむのがメインの目的。折り畳み自転車を買うにあたっBD-1やダホンなど候補は色々とあったが、大阪の折り畳み自転車専門店「RoLoサイクルワークス」や神戸の「ナカゴヤ」で数種の折り畳み自転車を試乗した結果、価格の安さと走りの軽快さでこのモデルを買う事に決めた。

しかし、KHSは確かに走りは軽快だが、折り畳み性能は他のモデルに劣る。折り畳みの際にコラムとハンドルそしてサドルをシートポストごと抜き取らないといけないという構造的な問題があり、折り畳んで持ち運ぶという使い方をするには不向きなモデル。このように折り畳み機能に対するコストがかけられていない分、他のブランドよりも安価に設定できているのだというまことしやかな話をショップ店員から聞くこともあった。

折り畳み自転車の性能の観点を、携帯性、走行性、コストパフォーマンスの3点に絞ると、KHSはコストパフォーマンスの点で他ブランドより優位だが、携帯性は確実に劣る。走行性という点では乗り手の指向性とも関連があり、一概には言えないが、ロードバイクに近い軽快な乗り味という点でいうとBD-1SPEEDやDAHON・Mu‐SLよりも優れていると思う。これらのモデルは定価17~18万なので、定価12万6千円というKHS-F20RCの走行性でのコスパは飛び抜けていると言える。(注:この写真ではサドルとステムが標準の物とは変わっている。)




金色の部分がKHSが開発したソフトテイルと呼ばれる機構。この装置は後輪の跳ね上げの衝撃を緩和するのが目的だが、実走してみると、確かに路面からの跳ね上げが和らぎ、走りが柔らかくなる効果がある。



クランクセット、ディレイラーにはShimano SORAグレードが標準装備されている。またフロントダブルというのも特徴的で、このモデルが折り畳み式ロードバイクという基本設計を有してしている事の証。



バーエンド式のディレイラー。変速する時はブレーキから手を離す必要があるが、シビアなスピード域で走る訳ではないので、特にそれで困ることはない。こんなのもあるのかと、その感覚を楽しめる。



KHS・F20RCを折り畳んでみた。折り畳み方法は至ってシンプル。シートポストごとサドルを抜き、コラムごとハンドルを抜いて、トップチューブの金具を外して折り曲げれば出来上がり。こう見るとちゃんと折り畳めている気がするが・・。



正面から見ると、ほら、ハンドルはフレームに引っ掛けてあるだけで、コンパクトとは言い難い。値段も走りも素晴らしいが、折り畳み性能だけは「山田君、座布団1枚もってって」なKHS。うーむ残念。BD-1並みの折り畳み性能が欲しい。



この角度から見るとコンパクトに折り畳めているように見える。けどサドルはシートポストごとタイヤとタイヤの間に突っ込んでいるだけ。万が一輪行する場合は、ゴムバンドで各所をしっかりと固定した上で輪行袋に入れてやる必要がある。

KHS-F20RC SPEC

フレーム              レイノルズ500クロモリ
フォーク              カーボン・アルミステアラー
ヘッドパーツカンパニョーロ   TH B-52k+TK001 スタッドレス
コントロールレバー       シマノ・SL-BS7 バーエンド18スピード
Fディレイラー           シマノ・FD-3400F
Rディレイラー           シマノ・RD-3400F 
ボトムブラケット         ES25B
クランクセット           Tiagra FC R-450 52t-39t 170mm
カセットスプロケット        CS-HG50 11t-25t 9スピード
ブレーキキャリパー       BR-R450
チェーン              HG53
リム                 weinman SP-17 20×1.5
ハブ                 シマノ・HB-4500 32H
ステム               POWERTOOLS EX:600mm
ハンドルバー           POWERTOOLS ショートブルホーンバー
シートポスト            SP-368 27.2×400+29 シムアルミ
サドル               TIOGA SPIDER Twintail
ペダル               シマノ・PD-520
完成車重量            11.2㎏


*2013年9月現在、私のKHS・F20RCは、シマノ105コンポにてドロップハンドル化がなされてスペックが大きく変わっています。そのことを記事にしたのがこちら→→ 「KHS・F20RCドロップハンドル化・10速化」


KHS・F20RC レビュー




2011年の10月にこの折り畳み自転車を購入して、これまでにおよそ300㎞ほど乗り込んできた。そこで、これまでのこの自転車の使用感や走行感をまとめてみようと思う。

まず、購入にあたってこの折り畳み自転車に期待していたのは、街中をゆっくりとしたスピードで快適に走れる事や、細い路地でも小回りが効いて乗り降りがしやすい事、といったように割と狭い範囲でのポタリング用自転車としての役割であった。そこには、速い巡航速度で走れて、長時間の連続乗車にも耐えられる事といったような事はさほど意識はしていなかったのである。それはこの自転車に限らず、小径車に求めるものは、所詮は「そんなもの」という先入観があった事は間違いない。

「しかし」である。この自転車に乗って色々な場所を走るうちに、そうした私の思いが偏見に満ちたものであることを思い知らされた。つまり、意外にも、このKHS・F20RCは「速い巡航速度で長い距離」を走る事ができるし、何よりロードバイクに乗っている時のように 「長い時間走っていて楽しい!」 「なろう事ならもっと走りたい!」という感慨を持てるのである。

先日、淡路島一周を嫁さんと走ったが、休憩時間を除く平均速度は21.8㎞/hであった。明石海峡大橋付近から国道28号線を走っての福良港までの道のり約50㎞では平均時速24.5㎞/hで走っている。信号の待ち時間込みの平均速度なので、おおよその巡航速度は28㎞/h前後であろうと思う。天候も良く、ほぼ無風だったという事もあるが、この自転車の走行性能は侮れないと思った。

メカの具合で言うと、この自転車に乗って初めて使用したバーエンドコントロール「シマノ SL-BS7バーエンド 18Speed」であるが、リア変速はシフトアップもダウンも小気味よくパシン、パシンと変速してくれる。決して滑らかな感触ではないが、バーコンの動きがワイヤーに確実に伝わって、変速機を動かしているという機械感が妙に頼もしかったりする。



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