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ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街

テーマは「No bike no life」ということで、自転車を巡って過ぎゆく日常を書き綴っていくブログです。

Madone 6 2013年モデル 納車&試走

2013-01-14 09:55:49 | ロードバイク
ロードバイクに乗り始めて2年半、 「いつかはトップグレードのロードバイクに乗ってみたいなぁ」 な~んて身の程知らずな希望を仄かに温めてきました。それは「2~3年後くらいに」なんて漠然と思っていましたが、なんの、なんの、昨年の10月初めには、ついに我慢ができなくなり、走行会でお世話になっている一条宝塚店でトレックの2013年モデルの Madone 6 をオーダーを入れました。

そして、待つこと3ヶ月、2013年1月11日、記念すべき一並びの日についに納車しました!!

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最初、ロードバイクのトップグレードを・・・なんて考えている時には「トレック」という選択肢はあまりなくて、キャノンデールのEVOか、スペシャライズドのターマックSL4、あるいはLOOKか、KUOTAのKOMなんて色々と候補がありました。そんな折、昨年の6月に勤務先の宝塚市にトレックの専門店、一条アルチメイトファクトリー宝塚店がオープンしました。そこでオープンして間もなく、早速、仕事帰りにショップに行って、店員さんにあれこれと相談を持ちかけてみると、今度新しく出るという2013年モデルの「Madone」を薦められました。

そりゃ、トレックをメインで扱っているお店なんだから、トレックを客に推すのは当たり前ですよね。マドンが他のメーカーのロードバイクと比べてどこが優れているか、という説明を色々と聞きました。この時の店員さんは、走行会でお世話になっているSさんですが、話し込んでいくうちに、Sさんもいち早くMadone 7 というトップグレードの注文を入れた、ということや、クールかつ熱いトークでマドンに本当に惚れ込んでいる様子が伝わり、マドンのアドバンテージの説明が単なるセールストークだけのものではないことを感じました。

その後、走行会などで一条宝塚店のお世話になり、店員さんとの付き合いもでき、今後も身近なプロショップとして関わりを続けていきたいという思いもあって、このお店でトップグレードのロードバイクを購入しようという気持ちが固まりました。なので、僕の中には、絶対にMadoneでないとダメ!っていうような強い思いは当初はありませんでしたが、その後Sさんの話を聞いたり、雑誌やネットで新型マドンの情報を触れるにつけ、色々と新機能が搭載されていて悪くはなさそうだという感じるようにはなりました。まぁ僕としては、「このお店で買う」 ということの意味の方が大事で、その流れで Madone 6 を選択するに至ったというのが率直な気持ちです。それにしても、目玉が飛び出るような買い物になったので 「ちょっとやり過ぎてしまった・・・・」 という思いが拭い切れないのですけどね・・・・。


いつもの青野ダムにて撮影。 スローピングと、グラフィックはあんまり好みでもないかな。外観ははっきり言って、カッコイイとは思えない。太い独特な形状の前三角と、細い後ろ三角の「見た目」のバランスも悪いし、グラフィックにしてもバイク全体としての美しさとか、気品とか、そういったものを金繰り捨てて「無骨に速く走ることに特化されたマシーン」 という印象が強い。まぁ、そういう突き抜けた感じは好きですけどね。

TREK Madone 6 のSPEC一覧


トレックの「Project One」という独特なセミオーダー方式による注文で、完成車方式なのですけど、コンポのみならず、ホイールやサドル、ステム、ハンドルなど、メーカーやグレードの幾つかの選択肢があって、その中からパーツを選んでいくことでバイクを完成させていくというシステムです。今回は、Newデュラエースの9000系デビューの年とも重なったという事もあり、コンポはフル9000系デュラエースとしました。これで初めて「デュラ」ユーザーとなりました。

「Project One」の選択肢外で、自分で選んだパーツは、サドルの「セライタリア・SLR」と、バーテープの「リザードスキン」ですね。あと、今はボントレガーのホイールを履いてますけど、メインホイールにはレーシングゼロ・コンプエディションを使用します。

     

このフレームの特徴の一つ、迫力のトップチューブ(これはもはやチューブとは呼べないような)周辺。フロント周りの剛性を高めるために、このゴツイトップが採用されたのだと思いますが、「大陸間横断特急」か「原子力潜水艦」かというような面構えですね。

     

フロントブレーキキャリパーと、Madoneシリーズの特徴の1つ、BB裏のリアブレーキ。フレームとブレーキキャリパーを固定するピボットが2箇所となり、ダイレクトマウント方式で強い制動力が得られるとの触れ込みですが、まさにその通り。制動力が強すぎて、ホイールの剛性が負けてしまうのか、少しビビりが入ってしまう程。レーシングゼロの剛性の高さだと大丈夫だと思うけど。まだダウンヒルで使っていないので感触はこれから確かめていく事になります。

この3連休の間に少しだけ走ってみました。


有馬温泉の温泉饅屋さん前にて



千丈寺湖岸 凛々しいお顔のお地蔵さんと一緒に



宝塚市街を見下ろすすみれが丘からの風景 

ちょっと走ってみての印象。総じて、軽くて走りが滑らか。流石カーボンというべきか、振動吸収性はアルミやクロモリのものとは格段に質が違いますね。しかし、このバイクの力をもっと引き出すためにはポジション調整も含めてバイクとのチューニングが必要なようです。

ついに来た!! マドン6&デュラエース9000

2013-01-04 20:50:07 | ロードバイク
今日は1月4日。お正月休みはアッという間に終わって今日から仕事初め。ただ、今日はまだ午後から出勤でも大丈夫なので、家でネットを見ながらのんびりと寛いでいた。

するとそこに「ブブブブ・・・」と携帯のバイブが響いた。

(こんな朝から誰かな?)と思って携帯を見るとディスプレイには「一条宝塚店」の名前が写し出されている。

(一条?今日から営業開始だったはずだけど、なんだろう?マドンが来たのかな? いや、スタッフのSさんは1月後半から2月にかけての入荷って言ってたからそれはないか。あ、また入荷の延期だ。そうに違いない・・・)

と瞬時に思い浮かべながら、電話に出ると「おはようございます。一条宝塚店のSです。」と何やら申し訳なさげな声。新年の挨拶を交わしながらも、Sさんの声の感じから私は確信した。(やっぱり延期だ)と。「ご注文いただいていたマドン6ですが・・・」(はぁ。。今度はいつまで延期だ?)。

するとSさん、申し訳なさそうな口調が少し綻び、「お待たせいたしました。当店に今日、入荷されました」 って言うじゃありませんか。「え~~~!?」それならそうと最初から「マドン来ましたよ!!」 とはっきり言ってくれたら、やきもきせずに済んだのにぃ。



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今日は颯爽と仕事を定時に切り上げて、そそくさと一条アルチメイトファクトリー宝塚店へ向かう。




そこで、 「マドン6」 との初顔合わせ。カラーリングは、追加料金の発生しない基本パターンで、白と黒とグレーのスタンダードなタイプ。写真を見るだけだとサラッとして面白味のないカラーリングに見える。だけど、実物を見てみると、細かい塗装が綺麗に施されていて、大人しめのカラーリングの中にも高級感が漂ってくるという印象。しかし、隣に置いてあるSさんのトリコロールマドンと比べるとずいぶんと控えめな佇まい。




「OCLV CARBON 600」のマークがキラリ。ダウンチューブ内側のグレイが密かにラメラメ。これくらいアップにしないと気付きにくいけど。




NEWマドンのアピールポイントの一つ、ブレーキキャリパーのないシートチューブ。「初めからここには何もありませんでしたよ」ってな感じで澄まし顔。ブレーキキャリパーがないせいで、あんなところにあるトレックのホタテみたいなマークが良く見える。




ステムとハンドルバー。どちらもボントレガー・トリプルXというカーボン製。剛性の高さと衝撃吸収力の高さに期待。3Tのカーボン製ハンドルは結構撓る感じだったので、今度はガチガチな感触のハンドルバーを試してみたい。



デュラ9000のクランクはマッチョな感じ。太いというよりも「ぶっとい」という感じ。い陰を入れても誤魔化しきれないそのゴツさ。Sさん曰く 「すごく剛性がありましたよ」 。 すんません・・・カンパ・コーラスでもアテナでも・・・105でも 「このクランクヘニャってて踏みごたえないわぁ」 「もっと剛性のあるクランクが欲しいなぁ」 なんて、一度も感じたことありません。まさに豚に真珠。





STIレバー。手でブラケットを握ったところ、ちょうど手頃な大きさ。ブレーキレバーの「DURA ACE」の文字が恰好良い。ちなみに写真右上にちらりと見える斬新なカラーリングのバイクがSさんのマドン7。



おぉ、これがマドン納品遅延の原因になった、トレックとシマノの共同開発のBB裏装着のデュラエースのブレーキキャリパー。何やら複雑な仕組みでメンテナンスが大変そう。でもガッシリとよく効きそうだ。


組み付け完了と納車は来週の土日になりそうだ、とのこと。ロードバイク3台目のこいつはメイン戦闘機。レースやイベント、走行会に活躍してもらおう。こいつをある程度に乗りこなせるためには、しっかりと鍛えていかんとね。来週が待ち遠しい。



完成!! 通勤カレラ・クロモリ通勤号

2012-12-11 02:41:59 | ロードバイク
先日から組み上げ始めていた、カレラ・クロモリ通勤号がついに完成しました!  



仕上げはいつもの 「アップル自転車商会」 にて。注文していた、イタリアンサイズのオクタリンク用ボトムブラケットが届いたとの事で、先週末に尼崎まで出掛けてきました。ボトムブラケットとチェーンの装着と変速機の調整もしてもらいました。ここで自転車を完成させて、そのまま定期契約している駐輪場に持って行く予定でしたが、痛恨のミスが発覚! 

クランクとBBを締めるためのキャップを家に忘れてしまいました(T_T)

これがないとクランクが締まらないのでどう足掻いても自転車は完成しません(゜o゜)





「当店がご提供できるのはここまででございます」と店主さんの声が乾いた冬の空気に響き渡りました。クランク嵌っているように見えるけど反対側が付けれていなかったり、ペダルも付けられません。




おまけ。店内にあったケルビム・スティッキー。常連さんがフレームとパーツを持ち込んで組み立ててもらっている途中だそうです。名前の通り、ダウンチューブが細い。よく撓りそうなフレームです。どんな乗り味になるのか、また聞いてみたいですね。




ということで、泣く泣く自転車を車載で持ち帰って、クランクのキャップを締めて、ペダルを装着(通勤用なのでフラットペダルにしました)して、ようやく完成に漕ぎ着けました。

前後でタイヤの種類が違うし・・・コスト削減のためにありあわせ品を使ったので止む無し。なんか白がやたら目立つカラーリングですね。バーテープは傷んだら、レトロっぽいレザー風の茶色の奴に換えてみよう。タイヤも側面がアメ色のものがいいかな♪ 
ホイールはラチェット音がウルサイので有名なフルクラム・レーシング7。確かにホイールを空走させると「チャラチャラチャラ~~」と凄い音が鳴り響きます。この音のおかげで、実はベル要らず。「チリンチリン♪」としなくとも「あ、自転車が来た」と前を歩いている人が自然と気付いてくれてしまうという素晴らしい特技があります。

ちょっと自宅周辺を走ってみましたが、ブレーキ性能はイマイチ。古いブレーキレバーを使っているから仕方ないのかなぁ。けど、変速性能はバッチリでした。スパンスパンと小気味よく決まります。スタンドも取り付けて完全に街乗り仕様車ですね。

これから数年間はこの自転車で駅と職場の間の距離を走って行きます!! あぁでもその前にこいつを駐輪場まで運ばないと(+_+)


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来る今冬に向けての手持ち自転車の再編成 「カレラ・サンワオリジナル号の復活その2」

2012-12-02 00:23:16 | ロードバイク



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この週末に前回よりも少し作業を進めました。顔馴染みのショップ 「アップル自転車商会」 に自転車を持ち込んで、店長さんの指南を受けながら少しずつ組立ていきました。バーテープはレザー風の方がレトロな感じが出るかなと思いますが、ショップ在庫に無かったのと、ちょっとしたオマケが気に入って、白色のバーテープにしました。

あと残すところは、ボトムブラケットとクランクの装着、チェーンの装着、シフトワイヤーを通して変速の調整というところですね。

ボトムブラケットは、ちょっと古いシマノの「オクタリンク」式のもので、しかも、JIS規格ではなく、イタリアン規格というあまり流通していないパーツが必要となるので、ショップからメーカーに在庫を問い合わせる必要があって今日の作業はここでストップです。もしイタリアン規格のBBがなければ、クランクを現行の物に買い直すさないといけなくなって予算が大幅に増えてしまいます。

ここは、在庫が残っていることをただ祈るばかり。


        

バーエンドコントロールをWレバーとして装着。レバーを上下に動かすとカチカチカチと頼もしい音をさせてくれます。GIOSのロゴの入ったメッキ入りバーエンドキャップを入れました。GIOSの文字はともかく、メッキと青色とエンブレムが恰好良くって、これを手に入れるために白いバーテープにした訳です。


        

もともとリアブレーキキャリパーにはシマノ・ティアグラを付けていたのですが、ブレーキレバーとの相性が悪くてブレーキタッチが良くなかったので、古いダイヤコンペのブレーキキャリパーを装備させました。ブレーキレバーはシマノの何時のものかも分からない古い物をアップル自転車商会の店の奥から出してもらいました。流石に古い物だけあって、フロントはともかくリアのブレーキフィールがあんまり良くないですね。


        

MTBの方は、今回トレッキングにも堪えれるバイクに改造していくにあたっての方向性が定まってきました。まず、フロントフォークの交換とディスクブレークの装着、そしてディスクブレーキ対応のホイールの購入。大きくはこの3点です。サスペンションとブレーキは安全性にも関わってくる部分なので、少しお金が掛ってしまいますが必要不可欠ということで。変速機やシフター、BBとクランクはそのまま使えそうなので(ずっしりと重いのはご愛嬌ということで我慢しないと)、当面は古いSTX-RCというグレードのモノを使っていきます。

ディレイラーが汚れと白サビで酷い状態だったので、金属磨きのピカールでごしごし磨いて、ワコーズのラスペネを各所に吹いてやりました。新品同様とはいかないものの、昔の輝きを少しは取り戻したように思います。

来る今冬に向けての手持ち自転車の再編成① カレラ・サンワオリジナル号の復活

2012-11-30 02:41:57 | ロードバイク



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このフレームは、12年ほど前に尼崎のサイクルセンターサンワで購入したカレラ・サンワオリジナルのスチール車です。私が最初に買ったロードバイクでもありました。このバイクで伊丹~大阪天満橋間のアルバイトの通勤や通学に乗り倒したり、ケルビム・ピューマ号がやって来るまでツーリングを楽しんでいました。その後は通勤車として細々と通勤車として利用していましたが、今年の10月にパーツの105シリーズを小径車のKHSに譲渡して、12年間の現役生活を終え予備役編入となりました。

「まぁまた時が来れば、何かに使うことがあるだろう」 ということで整備して保管していましたが、予想外の早さで復活の日を迎えることになりそうです。

その原因は・・・・fumitaroの中で沸々とMTBでトレイル(山道)や河川敷や野原のような非舗装路を走りたいという願望が湧いてきていることと大きく関係があります。





その原因は↑↑こいつです。

voodoo・bokorというフレーム(こいつはトレイルライドに耐え得るちゃんとしたフレームです)にシマノの古い廉価版グレードのコンポや、ただ重たいだけというなんちゃってフロントサスが付いているもので、長期に渡って駅の駐輪場に常時置きっぱにして職場までの通勤の足として利用していました。

この街乗り用MTBを、手元に召喚して本格的トレッキングバイクとして整備・改造しようという計画が進行しています。とりあえず、パーツを全部外して汚れきっているフレームの掃除をするところからスタートです。




という事で、このMTBの代わりに予備役のカレラを駅駐輪所から職場までの通勤車として復活させようとしています。

使用するコンポは上の写真にあるように、KHS・F20RCに標準装備されていた、シマノSORAシリーズの各パーツと、デュラエースのバーエンドコントロールををWレバーとして装着させようと思っています。せっかくスチールフレームに今時のフレームにはないWレバー台座が付いているのでこいつを試してみるしかないかと。古いクロモリ車にWレバーとスレッドステムとシンプルなハンドル周り、それはそれで味のある自転車になりそうです。この先、気持と財布に余裕が出たらサドルをBROOKSに換えてレトロ感を楽しむバイクにしていこうかな。


cannondale・CAAD10

2012-08-17 05:19:38 | ロードバイク
cannondale・CAAD10 2011年モデル


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このブログにも再々登場していますが、私の自転車生活における現在の主力機です。今年の3月に大阪市住之江区の 「MOON bikes OUTLET」 でフレームを買い、あとのパーツは国内外の通販で揃えて組み上げました。

それまでの主力機はオーダー車のケルビム・ピューマだったのですが、ヒルクライム好きの私としては、重量のかさむスチールではなくて、ごく軽量で加速の良いアルミバイクも欲しくなり、レビュー等を参考にして、 cannondale・CAAD10 を選択しました。アウトレット店での購入だったので、フレームセットだけで10万円程という安価で買う事ができました。


      

「MOON bikes OUTLET」は、キャノンデール公式アウトレット店として、キャノンデールのロードやMTBなどの展示品であった完成車や完成車からばらしたフレームセットが常時20%~30%OFFで販売されています。中古ではないので、商品の傷みもほとんど目立ちません。アウトレットとは言っても売るだけの店ではなく、ロードバイク専門店でもあるので、店員さんの自転車に関する知識やメンテナンスも他のプロショップ並みに対応してくれます。

ロードバイクエントリーで、お近くにお住まいの方は、このお店のCAAD10シリーズ相当推しですね。確か105コンポ完成車で15万円(通常価格は20万弱)ほど。



      

コンポーネント以外の主なパーツは、ステム・ハンドルバー・シートポスト・サドル・ホイール・タイヤなどですが、写真の通り、「3TのTEAM」で統一しました。ある程度の軽量化と振動吸収性を求めたいので、ハンドルバーとシートポストはカーボン製を採りました。

3Tには、もう一つ上のグレード「limitted」があって、より軽量かつ剛性が上がっているのだと思いますが、バリバリのレーシング機材のために値段も格段に高価になるので、今回はミドルグレードで抑えました。サドルは、セラ・イタリアの定番サドル「STR kit TT」。


      

コンポは、カンパニューロの「コーラス」で揃えました。ケルビム・ピューマを組む時には「アテナ」で揃えましたが、アテナのブレーキフィールや変速機の感触などが気に入り、今回は一段上のグレードの「コーラス」を選びました。ホイールは、以前ブログ記事にも載せた「フルクラム・レーシングゼロ・コンプエディション」を履かせています。全体のスペックはこんな感じです。


cannondale CAAD10 SPEC




cannondale CAAD10 インプレ
      


インプレといっても比較検討が要だと思います。具体的な比較検討がなければ、ただの感想でしかありませんから。しかし、私の場合、比較検討するといっても、手持ちのロードバイクは古いクロモリ(カレラ・サンワオリジナル)と、スチール車のケルビム・ピューマしかないので、信頼性の薄いインプレにしかなりませんが、まぁそこはあまり気にせず、気楽に書き綴ってみたいと思います。

バイクの条件をできるだけ同じにして・・・という事もできませんので、せめてホイールだけは同じ物(レーシングゼロ・コンプ)を使用してしばらく乗ってみた印象で、両者を比較したいと思います。

まず車体重量は、ケルビム・ピューマは8.4㎏CAAD10は7.1㎏。ロードバイクは重量ではないと言いますが、この重量差は走行面だけでなく、色々な面で響いてきます。

例えば、私の場合、バイクの保管やメンテナンスのために、階段を登って2階の自室にバイクを運ぶのですが、1.3㎏の差というのはとても大きく感じます。他にもバイクを車載する時もバイクを横倒しで車後部のスペースに入れるのですが、それもやはり軽いと楽だし簡単です。

我が家には他にも折り畳み自転車が2台あるのですが、いくら折り畳んでコンパクトになったとしても、10㎏前後あるそれらを車載するのは意外と面倒な作業です。ずっしりと重いので腰にきます。単に「軽い」という事は、走行面だけでなく、使用全般に関してあらゆる面での取扱いが非常に楽であるという大きなメリットがあります。


登坂性能 :(10・13

CAAD10のフレーム重量が、フレーム(1187g)・フロントフォーク(412g)・ヘッドパーツ(87g)で、計1688gであること、ピューマの方は実測できていませんが、おそらくフォークと合わせて2000gはある(スチールフォークだし、フレームもフォークもメッキ塗装化されてるし)のでないか、それとコンポも含め、CAAD10の方はかなり軽量化を意識してパーツを組んでいるために、バイク自体の重さの差が1.3㎏もあります。まず、登坂においては、この差はかなり大きいです。

登坂といっても、斜度や坂道の長さによって乗り味は変わるもの。例えば、東六甲ヒルクライムコースのような10%を越える坂道が長く続く場合ですと、剛性が高く軽量なアルミフレームのCAAD10の方がピューマに比べて間違いなく進みます。CAAD10は「踏んだ分だけ素直に登る」という感じで、ペダルを踏む力がある限りシャキシャキと登ってくれる感覚があります。

一方、ピューマの方は、やはりその重量がネックになってしまうので斜度10%を越える登坂が長く続くと動きが止まってしまう印象です。フレーム特性から、入力した力がすぐに反発してくる感じではなく、弾力化されてぐぐっと戻される感じもありますが、そうした効果を生むためには、ある程度の脚力が必要になります。

fumitaroの場合、斜度が10%を越えてしまうような坂が続くと、スチールフレーム特有の心地良い弾力が得られるようなパワフルなペダリングが出来ません。そのためにバイクが止まってしまうのです。その一方で、斜度5~6%くらいの緩斜面ですと、まだ脚を回す事ができるのでピューマの方が走りが伸びて気持ち良く走れる印象があります。フレームの直進性の高さと弾力を生かしてスピードに乗ってグイグイと登っていける感じです。

CAAD10とピューマ、それぞれ持ち味がずいぶんと違うバイクですが、ヒルクライムのような急勾配の坂道が長く続く道を走るのであれば、文句なしにCAAD10を選びます。


加速性能 :(10・12

瞬発的な加速力はCAAD10の勝ち。突き抜けるような加速フィールを味わえます。私の平地、無風での最高速度はCAAD10で計測しました。CAAD10の軽さと剛性の高さは加速性にも反映されます。ただし、CAAD10の場合、アルミフレームとは言っても、カッチカッチの剛性の高さではなく、しなやかさも併せもっているような印象です。これには、シートステイとチェーンステイの独特な形状、いわゆる振動吸収マイクロサスペンション機構「SAVEステー」が功を奏していると思います。



上下のスティが扁平に押しつぶされているような形状をしています。これが「SAVEステー」です。上下の振動をマイルドにいなしながらも横剛性を強くするという工夫のようですが、CAAD10のアルミフレームらしからぬマイルドな乗り味はここから演出されているのだと思います。

一方、巡航性能という意味では、ケルビム・ピューマの方に軍配が上がります。ピューマはフルオーダーフレームという事もあり、私の体にぴったりと馴染み、まさに人馬一体という感覚を味わえます。オーダーフレームならではの精度の高さが関係しているのでしょう。車体重量もあり、慣性が働くので、長距離を安定したスピードで走るその味わいという点ではケルビム・ピューマの特性が発揮されます。あくまで、“速度”とは違う観点ですが、乗っていて感覚的に「走っている感じ」を楽しめるのはピューマの方です。


振動吸収性 :(10・

アルミ特有の振動吸収性の弱さを抑えるために、カーボン製のハンドルバーとシートポストを装備していますが、振動をコツコツと拾い上げるのはアルミフレームのCAAD10です。他のレビューを見る限り、それでもCAAD10の振動吸収性は他のアルミフレームと比べても格段に良さそうなんですけどね。ピューマは、ロードノイズや振動をフレーム全体で受け止めて、そのエネルギーをフレームの脈動に変えてしまうような感覚があります。ある程度のロードノイズは、CAAD10にとっては排除されるべき異物でしかありませんが、ピューマでは、乗り心地の良さに変換してしまう力があります。

しかし、CAAD10も振動からくる疲労が大きいという訳ではありません。スチール車やカーボン製のバイクには敵わないものの、振動をいなしてくれる機構がうまく機能してくれているのだと思います。CAAD10でロングライドも十分可能ですよ。私はCAAD10で淡路島2周「あわ2」をしましたから。


総括

CAAD10の最も強みのあるセールスポイントは、そのコストパフォーマンスの高さです。カーボンフレームで言えば、各メーカーのフラッグシップモデルで40万円台後半から~60万円台(もちろんフレームセット価格)です。スチールフレームでも、高級なイタリアンフレームは30万円台(性能というより工芸品的価値が加味されていると思いますが)、チタンフレームも最高級品となれば、カーボンフレーム並みの価格がするでしょう。それが、最高のアルミフレームと謳われているものが定価で15万円弱、アウトレット価格10万円で購入できてしまうのですから。

もちろん、安かろう、悪かろうでは話になりませんが、CAAD10は決してそういうフレームではなさそうです。各レビューや雑誌のインプレを読む限り、中級グレードのカーボンフレームのバイクと十分に張り合える性能があると言うのです(経験不足で実感としてそれを測れないのが残念です)。ただ、私のフルオーダーのスチールフレームと比べても上記に挙げたアドバンテージを十分に感じる事ができます。しかも価格は残念(と言うべきか)ながら、オーダースチールフレームの半分以下でした。

唯一の心配は、軽量フレームが故の耐久性の弱さです。ちょっと転んだり、ぶつけたりしたらすぐに凹むだろうなぁこの薄さ。それとこれは今はまだ分かりませんが、新品時の乗り味がいつまで保たれるか、という問題もあります。そういう内容のブログ記事が散見されますので。しかし、素人の私如きの踏みで、フレームが早々にヘタる事はないとは思いもしますが。まぁ、仮にフレームがヘタれてしまっても十分に元を取り終えているような気もするけど。












KHS・F20RCのドロップハンドル化・10速化

2012-08-03 01:09:14 | ロードバイク
折り畳み自転車 KHS・F20RC のドロップハンドル化・10速化

2011年秋、尼崎市のサンワサイクルセンターで購入した、KHS・F20RCです。通勤用、街乗り用としてのんびりと走るスタイルで乗ってきました。




ブルホーンバーとバーエンドコントロールの物珍しさにも慣れてしまうと、ロードバイクに乗り慣れた者としては、やはりドロップハンドルの融通性(上半身を寝かせて高速で走ることもできるし、上ハンを持って楽なポジションで気楽に走ることもできるし、ポジションを色々変えられるので体が楽)の魅力には勝てなくなってきました。

いくら、街乗り用のバイクでも、速く走りたい時には速く走れる仕様の方が良いですものね。

そこで、手持ちのストックとなっていた、NITTOのドロップハンドル、「M186 STI」をブルホーンバーと換装するとともに、それと併せて、バーエンドコントロールからSTIシフトレバーを含め、コンポーネントをシマノ105に付け替えて10速化をすることにしました。

コンポの105は、私が25歳の時に買ったロードバイク 「カレラクロモリ」 から転用しました。元々のコンポはシマノ600という古いコンポでしたが、2011年の冬に当時新型の105、5700シリーズに換装した分です。今回、105をKHSに転用する事になり、長年乗ってきたカレラクロモリのフレームは現役引退です。

このフレームにはロードバイクの楽しさと、しなやかなクロモリフレームの良さを十分に味わいさせてもらいました。また、何らかの機会にこのフレームでバイクを組むことがあるかもしれませんが、それまでしばらくのお休みです。


引退を前に最後の記念撮影



このバイクには、往復50㌔以上ののバイト先と大学までの通勤・通学用として、2年前からロードバイクに再び乗り始めるようになって、ケルビム・ピューマ号が完成するまでの間、私の自転車生活の中心となってくれました。


そして、パーツの組み換え作業を自宅や、専門工具がないと出来ない部分(クランクとBBの抜き取り等)はいつものアップル自転車商会でやってもらったりしながら、ドロップハンドル化とシマノ105で10速化されたKHS・F20RCが完成しました。


アップル自転車商会の作業場にて



ドロップハンドル化・コンポに105が換装された新KHS・R20RC


KHS・F20RC SPEC


赤字のパーツが今回、換装したパーツです。コンポの5700番系105だけでなく、ハンドルバー径も変わったのでステムも交換しています。走り自体は、ポジションの変化もあり相当スピーディになりました。変速も従来のバーエンドコントロールに比べて、はっきりと分かりやすくなった気がします。

パーツ交換ではっきりと変化として感じられるのは、ブルホーンバーからドロップハンドルに変わったことですが、ボトムブラケットとクランクが変わった事も走りの変化に大きな影響があるように思います。オクタリンク式のTiagra FC R-450から、ホロテックⅡ式のFD‐5700へ。BB部の変化とともに、軽量化とクランクの剛性が高くなりました。

あと、交換したいのは、ホイールとタイヤですね。より軽量化、高剛性のホイールと軽量のタイヤに交換するとパリッと出足の良い自転車になってくれると思います。



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KHS・F20RC

2012-03-31 16:13:59 | ロードバイク
KHS・F20RC



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2011年に兵庫県尼崎市のサイクルセンターサンワにて購入。街中をゆったりとポタリングしたり、車に乗せて出先で気軽に自転車を楽しむのがメインの目的。折り畳み自転車を買うにあたっBD-1やダホンなど候補は色々とあったが、大阪の折り畳み自転車専門店「RoLoサイクルワークス」や神戸の「ナカゴヤ」で数種の折り畳み自転車を試乗した結果、価格の安さと走りの軽快さでこのモデルを買う事に決めた。

しかし、KHSは確かに走りは軽快だが、折り畳み性能は他のモデルに劣る。折り畳みの際にコラムとハンドルそしてサドルをシートポストごと抜き取らないといけないという構造的な問題があり、折り畳んで持ち運ぶという使い方をするには不向きなモデル。このように折り畳み機能に対するコストがかけられていない分、他のブランドよりも安価に設定できているのだというまことしやかな話をショップ店員から聞くこともあった。

折り畳み自転車の性能の観点を、携帯性、走行性、コストパフォーマンスの3点に絞ると、KHSはコストパフォーマンスの点で他ブランドより優位だが、携帯性は確実に劣る。走行性という点では乗り手の指向性とも関連があり、一概には言えないが、ロードバイクに近い軽快な乗り味という点でいうとBD-1SPEEDやDAHON・Mu‐SLよりも優れていると思う。これらのモデルは定価17~18万なので、定価12万6千円というKHS-F20RCの走行性でのコスパは飛び抜けていると言える。(注:この写真ではサドルとステムが標準の物とは変わっている。)




金色の部分がKHSが開発したソフトテイルと呼ばれる機構。この装置は後輪の跳ね上げの衝撃を緩和するのが目的だが、実走してみると、確かに路面からの跳ね上げが和らぎ、走りが柔らかくなる効果がある。



クランクセット、ディレイラーにはShimano SORAグレードが標準装備されている。またフロントダブルというのも特徴的で、このモデルが折り畳み式ロードバイクという基本設計を有してしている事の証。



バーエンド式のディレイラー。変速する時はブレーキから手を離す必要があるが、シビアなスピード域で走る訳ではないので、特にそれで困ることはない。こんなのもあるのかと、その感覚を楽しめる。



KHS・F20RCを折り畳んでみた。折り畳み方法は至ってシンプル。シートポストごとサドルを抜き、コラムごとハンドルを抜いて、トップチューブの金具を外して折り曲げれば出来上がり。こう見るとちゃんと折り畳めている気がするが・・。



正面から見ると、ほら、ハンドルはフレームに引っ掛けてあるだけで、コンパクトとは言い難い。値段も走りも素晴らしいが、折り畳み性能だけは「山田君、座布団1枚もってって」なKHS。うーむ残念。BD-1並みの折り畳み性能が欲しい。



この角度から見るとコンパクトに折り畳めているように見える。けどサドルはシートポストごとタイヤとタイヤの間に突っ込んでいるだけ。万が一輪行する場合は、ゴムバンドで各所をしっかりと固定した上で輪行袋に入れてやる必要がある。

KHS-F20RC SPEC

フレーム              レイノルズ500クロモリ
フォーク              カーボン・アルミステアラー
ヘッドパーツカンパニョーロ   TH B-52k+TK001 スタッドレス
コントロールレバー       シマノ・SL-BS7 バーエンド18スピード
Fディレイラー           シマノ・FD-3400F
Rディレイラー           シマノ・RD-3400F 
ボトムブラケット         ES25B
クランクセット           Tiagra FC R-450 52t-39t 170mm
カセットスプロケット        CS-HG50 11t-25t 9スピード
ブレーキキャリパー       BR-R450
チェーン              HG53
リム                 weinman SP-17 20×1.5
ハブ                 シマノ・HB-4500 32H
ステム               POWERTOOLS EX:600mm
ハンドルバー           POWERTOOLS ショートブルホーンバー
シートポスト            SP-368 27.2×400+29 シムアルミ
サドル               TIOGA SPIDER Twintail
ペダル               シマノ・PD-520
完成車重量            11.2㎏


*2013年9月現在、私のKHS・F20RCは、シマノ105コンポにてドロップハンドル化がなされてスペックが大きく変わっています。そのことを記事にしたのがこちら→→ 「KHS・F20RCドロップハンドル化・10速化」


KHS・F20RC レビュー




2011年の10月にこの折り畳み自転車を購入して、これまでにおよそ300㎞ほど乗り込んできた。そこで、これまでのこの自転車の使用感や走行感をまとめてみようと思う。

まず、購入にあたってこの折り畳み自転車に期待していたのは、街中をゆっくりとしたスピードで快適に走れる事や、細い路地でも小回りが効いて乗り降りがしやすい事、といったように割と狭い範囲でのポタリング用自転車としての役割であった。そこには、速い巡航速度で走れて、長時間の連続乗車にも耐えられる事といったような事はさほど意識はしていなかったのである。それはこの自転車に限らず、小径車に求めるものは、所詮は「そんなもの」という先入観があった事は間違いない。

「しかし」である。この自転車に乗って色々な場所を走るうちに、そうした私の思いが偏見に満ちたものであることを思い知らされた。つまり、意外にも、このKHS・F20RCは「速い巡航速度で長い距離」を走る事ができるし、何よりロードバイクに乗っている時のように 「長い時間走っていて楽しい!」 「なろう事ならもっと走りたい!」という感慨を持てるのである。

先日、淡路島一周を嫁さんと走ったが、休憩時間を除く平均速度は21.8㎞/hであった。明石海峡大橋付近から国道28号線を走っての福良港までの道のり約50㎞では平均時速24.5㎞/hで走っている。信号の待ち時間込みの平均速度なので、おおよその巡航速度は28㎞/h前後であろうと思う。天候も良く、ほぼ無風だったという事もあるが、この自転車の走行性能は侮れないと思った。

メカの具合で言うと、この自転車に乗って初めて使用したバーエンドコントロール「シマノ SL-BS7バーエンド 18Speed」であるが、リア変速はシフトアップもダウンも小気味よくパシン、パシンと変速してくれる。決して滑らかな感触ではないが、バーコンの動きがワイヤーに確実に伝わって、変速機を動かしているという機械感が妙に頼もしかったりする。


ケルビム・ピューマ

2012-03-31 00:31:43 | ロードバイク
CHERUBIM・PIUMA by 今野製作所



2011年5月に完成した今野製作所のフルオーダーによるクロモリロードバイク。
2010年の10月に東京出張の際に東京都町田市の今野製作所に立ち寄って注文を決めてきた。

その際にフレームやカラーリングなどある程度決めた上でのオーダーだっただが、その時はまだ自分の中で求めている自転車像が曖昧だったようで、オーダー後に今野製作所の担当の方とメール、電話、などでやり取りを重ねながら、求めているバイク像をより明確化していくという作業が必要となってしまった。

そうした過程を経て2011年の1月にフレームジオメトリーの決定、3月にフレーム製作開始、4月から5月にかけて塗装、そして5月下旬に待望の納車となった。






今年1月に今野製作所からフレージオメトリーの図案が届いた。その図案に希望のフレームデザイン案を描き込んで今野製作所の担当の方に送った。その後、担当者からデザインの実現可能性等様々なアドバイスを頂きながら修正を重ねてフレームデザインを決めた。





ほぼ希望したデザイン通りにフレームが完成した。見ての通り、このデザインは、colnago master X lightのサンドニのカラーリングを参考にしている。アルカンシェルステッカーに挟まれたシートチューブの白色胴抜きがポイント。





コンポはカンパニョーロ・アテナをメインにして組み上げた。シマノ・アルテグラと迷ったが、細身クロモリフレームにアルテグラの円盤クランクが合わないので、シルバーパーツで統一できるアテナに決めた。ワインレッドフレームにシルバーがよく映えていると思う。ホイールはロングライドを想定して、抗パンク性の高いチューブレスタイヤを使用するために、カンパニョーロのシャマルウルトラ2
2Way-Fitを装着した。タイヤはハッチンソンのフュージョン3。



CHERUBIM ・PIUMA SPEC





CHERUBIM・PIUMA レビュー





フルスチールのフレームとスチールフォークにして完成車重量が8.4㎏は軽いの一言。

このピューマは、今野製作所のカタログによると、ダウンチューブは通常よりもやや太いチューブを用いているために剛性感のあるレーシングモデルという位置付けであるが、なるほど、カッチリとした乗り味の中に確かにスチール車独特のバネ感を感じる事ができる。

シャマルという剛性の高いホイールとチューブレスタイヤという組み合わせの影響も関係していると思われるがペダルに力を入れクランクを回すとフレームがドクンドクンと脈動しているかのように「弾み」ながらバイクが前進していく感覚がある。この「弾み」は地面から受ける振動をフレームが吸収する作用の過程で生じてくるものであると思われる。

この「弾み」が乗り心地の良さ(単なる快適さではなく、もっともっとこのバイクに乗っていたいと思わせるという意味での)を提供してくれているのは間違いない。とりわけ、平地を時速35㌔~40㌔で巡航する場合に特にそのように感じられる。

「この弾みを生かした走りをすれば、登坂も楽しみながら走れる」とケルビムの製作者は言う。確かに、斜度5%程度の坂であれば、バイクが坂道も構わずグイグイと進んでいく感覚はあるものの、10%前後までの急坂になると急にバイクが止まってしまう。乗り手の体重や脚力の問題もあるとは思うが急坂では単純にバイクの重量のデメリットが響くようだ。

走行性能で言うと、管理人のバイクCARRERAのクロモリ車と同じコースを走り比較した結果、同水準の心拍数で平均時速が3㎞/hもアップしており、確かにフレーム性能の良さを感じる。また、3日連続して200㎞を走った時も疲労の度合が浅く、このバイク独特のバネ感がが体への負担を低減していた事は間違いない。

ロングライドでの平地巡航性能と体の疲労感の軽さのバランスの良さがこのバイクの真骨頂なのであろう。その意味ではこのバイクが得意とするところは、多少のアップダウンを含む平坦路を基調とした数日間のツーリングであろうと現在のところはそう思える。





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