一年ぶりに
元の会社の同僚であるノッコちゃんとレイカちゃんに会った。
ふたりはまだ現役で勤めている。
すごいな・・・。
その会社はよく紙面に登場するほどの
有名な企業だが、
二人の話を聞いていると
相変わらずのブラック企業ぶりだ。
カッパさん曰く
『ブラック企業じゃないと生き残れない』
確かに!的をついている。
そんなブラックぶりを発揮している会社で
よく二人は働いているもんだ・・・
と早々にリタイアした私は感心する。
「で、フクちゃんはどうなの?」
「相変わらず脳天気そうだよね」と振ってきた。
確かに脳天気な日々を送っている。
脳天気オンリー。
でも、ここでダラダラ過ごす平和な日常を話しても
面白くないので
少々インパクトのあるカッパさんネタなどを
ぶちかましてやった。
例えば、
私の母が病気で動けなくて
カッパに車で病院まで連れて行って欲しいと
頼んだところ、
「そんなん救急車呼べや!」と一蹴したこと。
結局、救急車を呼んだのだが
カッパの奴は私が店を抜けるのを許さず
定時まで仕事させたこと。
自分が電気を消し忘れたくせに
チェックを怠った私が悪いと責め立て
「母親が病気やからって、ボーッとすんな!!」
「仕事をおろそかにしたら承知せえへんぞ!」
とえげつない言葉を放ち
その後も執拗に私がいかにダメな女かと言うことや
耳をふさぎたくなるような母の悪口を
機関銃のようにまくしたてたこと。
「ふん、どうせギックリ腰や!
救急車なんか呼んで赤っ恥かいてるぞ!」
と、カッパはほざいていたが、
じっさいは頚椎の損傷で、一刻を争う症状だったこと。
母が入院したので、世話のために私が病院に通うことも
すごく嫌がったこと。
そのために家事がおろそかになることを
許さなかったこと、
母の病気について、みじんも心配してくれなかったこと、
そんなこんなを多少なりとも脚色を交えて
ノッコちゃんとレイカちゃんに話したところ
二人がカバンからハンカチを取り出して
思わず涙をぬぐい始めた。
「フ、フクちゃん・・よく耐えているよね・・・うう」
私にすれば、日常茶飯事のことであるが
アスピーを知らない人からしたら
極悪非道の所業にしか思えないだろう。
「フクちゃん大丈夫?」と逆に心配させてしまった。
なんか、しんみりしてしまい
場が白けた。
私のせいだ。ちょっと調子に乗りすぎたか・・・。
アスピーと一緒にいる日々は
普通の日常とは違うんだな・・・と改めて感じた。
結局、そのまま二人とは別れたが
なんだかカッパさんがDV旦那で
私が不幸な嫁みたくなってる。
普段は脳天気な日々を過ごしているのにね。
ま、いいか!
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