まず驚いたのは大阪と違って、
自転車に乗っている人が少ないことだ。
私は長崎市内にいるときは、
自転車に乗っている人を一人も見かけなかった。
路面電車を利用しているからだと思う。
この路面がめっちゃ安くてどこまで乗っても120円。
そして5分も待たずに次々とやってくる。
うん、これなら自転車はいらないよね。
それに坂も多いしね。
さて長崎駅から電車に乗り、大浦天主堂へ向かう。
信仰心ゼロのカッパさんが、600円もの入場料を払って
見学しようと言い出したのはビックリした。
私はクリスチャンではないが教会の雰囲気が好きである。
もしかしたら神社よりも好きかも・・・。
そんなことを考えていると社内旅行らしきオッサンの団体と
出くわした。
教会の前で機嫌よく写真を撮っている。
彼らをやり過ごして、教会に入ろうとすると
これも信仰心のカケラもなさそうなオッサン連中が、
途中で気が変わったようで、
ガヤガヤと入場料を払って教会に入ってきた。
カッパさんの顔が曇っている。
実はカッパさんはハウステンボスでバンジージャンプに
挑戦したのだが、
本番で怖気づいてしまい、
スタッフとすったもんだと小競り合いの末、
ムリからに背中を押されてジャンプしたらしい。
その際は「ギャーーー!!」と叫んでしまい、
赤っ恥をかいたと言うのだ。
「僕・・・高所恐怖症やってこと忘れてたわ・・・」
バンジーに挑戦しようと思う人がそんなこと忘れるかねぇ・・・。
そこがカッパさんなのだ。
そしてそのバンジー台にいたオッサン連中が、
どうも今近くにいる団体らしい。
すごい偶然だね。
「あの人らはバンジーすんなり跳んだの?」と聞くと
「スムーズに跳んでた・・・」
そうなんだ・・・どう見ても60歳過ぎている人もいるが、
みんな勇気あるなぁと妙に感心してしまった。
その後グラバー園は時間の都合でスルーし、
中華街でチャンポンを食べた。
そして散策しながら、長崎港へ向かった。
そう、この日のメインイベント『軍艦島クルーズ』
意外と人が多い。
ゆるーりと船に揺られ40分ほどで軍艦島に到着。
当初、あんまり気が進まなかったのだが、
いざ訪れてみると荒廃した風景・・・
全く生き物の気配のない島・・・
今まで感じたことのない空気感に圧倒された。
これは写真や言葉で説明しても伝わらないと思う。
独特の雰囲気なのだ。
来てよかった、と思った。
こんな風景めったに観れない。
過去の遺物だが、近未来を感じさせる。
核戦争後の世界・・・まさにそんな感じ。
そんなことをしみじみ考えてクルーズを終えた。
その後、平和公園や爆心地など巡り、
長崎市内観光の幕は閉じた。
長崎市内はなんとなくクリスチャン色が
濃いのだが、
市民の信仰とは関係あるのかな?
私はそう言う空気は好きなので、
すごく居心地がよかった。
宗教嫌いのカッパさんも終始機嫌がよかったので、
馴染むことができたのだろう。
(どういうわけが、場所が気持ち悪いとかは
私とカッパさんの意見が一致するんだよね)
そんなこんなで、楽しい(?)長崎旅行でありんした。
ミッフィちゃんのお土産買えたのが
うれしかったっす。