Blue Sky Blue

バイブルーのシェルティ ウィンディとルー、そしてコリーのデュークの田舎暮らし。

2007/9/6 私のPav

2007-09-06 14:52:32 | Pier in 2007

Pavarottiが 亡くなりました。
悲しい・・・
あの明るく美しい歌声は どこへ消えてしまったのでしょう・・・

http://www.lucianopavarotti.com/intro.html
(一時閉鎖されていましたが今はPavの写真と言葉だけが出ています)




私はPavarottiフリークです。
一番最初に聞いたのは 彼が来日して NHKテレビでリゴレットを歌っているのをチラッと・・・
その頃はオペラに興味などなく すぐチャンネルを切り替えたのに
なぜか今でも鮮明に 一瞬の彼を覚えています。

本当に好きになってから 横浜に 『トスカ』 を聴きに行きました。
ドタキャンの常習犯 Pavarottiが 実際に舞台に現れるまで、 どきどきしながら待っていました。
歌い始めたDammi i colori...の素晴らしかったこと。
もう、この1曲を聴いただけで、来た値打ちがあったと思いました。

そのあと、3Tenors が横浜で歌った時も、聴きに行きました。
でもその時は声自体は確かに美しいままだったけれど すでに昔のPavではなく、
はらはらしながら聞いたものです。

開演前の 横浜アリーナ

ロンドンのマダム タッソーのロウ人形館で、その年60歳を迎えたPavの蝋人形を見つけ、
大喜びで写真を撮ったことがあります。
あの時は市内を走るダブルデッカーにも 3Tenorsの広告がでていて、見つけるたびに嬉しかった・・・
       

トリノオリンピックの開会式の日、たまたまピアのショーで早起きしていた私は ラッキーにも
Pavが 『誰も寝てはならぬ』(Nessun Dorma) を歌うのを リアルタイムで聴くことが出来ました。
最後に聴いたPav の歌声でした。

引退したらもう絶対歌わない、バスルームでも歌わない、と言っていたPav。
引退する時間もなかったPav。

Pav is sexy.
Pav is erotic.
とは、野外コンサートでファンが掲げていたプラカードの言葉です。
本当にPavの声は美しいだけでなく 良い意味でsexyでeroticでもありました。
もう過去形で書かなければならないのね・・・



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (雛のママ)
2007-09-07 14:37:52
本当にびっくりしました。
オリンピックで歌ってたのに・・・
返信する
雛のママさん (cheri_blue)
2007-09-07 22:51:33
オリンピックの開会式、見ましたか?
おそらくPavが公で歌った最後なのではないでしょうか。
良かったですよね、あれは。
スケートの荒川静香さんの勝利を予感させましたね。
返信する
Unknown (mary)
2007-09-28 21:56:57
音楽について、オペラについて大袈裟に言えば・・・ある意味、開眼して下さったのは cheri_blue さんでした。
Pavarotti 1935年生まれ、72歳でしたか。
目を瞑って聴いていると何とも言えない澄んだ歌声に魅了されました。
あの声は誰にも真似出来ないものです。
こうして私もファン になっていきました。
にわかファンはいけません。と何度もお叱りを受けたこと今となっては懐かしいです。

オリンピックの時の彼の歌、私も聴く事が出来ました。
何だかさらっとした感じでお元気そうにお見受けしたのですが・・・とても残念です。
cheri_blue さん元気を出して下さいね。
そんなにも沢山の思い出があるのですから・・・ね。
でもやっぱり、哀しいですね。
返信する
maryさん (cheri_blue)
2007-09-28 22:44:08
おそらくはPavへの思いを一番判っていただけそうなmaryさん。
何ヶ月も間から「もう駄目かもしれない、いやでもひょっとしたら また元気な姿を見せてくれるかもしれない、」そんな祈りにも似た気持ちだったのですが・・・
世界中で、どんなにたくさんの人が『私のPav』とお別れしたことでしょう。
そしてそれぞれの心の中に、あの輝かしい歌声と笑顔が残っているのでしょうね。
年をとってしみじみとした良い声になっていったPav、もう少し時間が欲しかったです。
返信する
ありがとう (mary)
2007-09-29 09:25:17
ありがとうございました。私にPavのこと教えて下さって。
「実はあまりお元気ではないの。もしかしてそんなに長くは・・・・ないかもしれない。」
初めて教えて下さった時、そんな風に言っておられましたね。
「私は Pav の freak」堂々とそう言えるcheri_blueさん、きっとその思いは通じていたことでしょう。
あの笑顔ですもの。

私には今日、今、あの美しい歌声が聞こえてくる気がします。
返信する
こちらこそ、です (cheri_blue)
2007-10-01 11:03:13
トシをとると 新しく手に入れるより 
なくしていくものの方が多い気がします。
だって○十年の間にためてきたお宝ですから。
でもなくならず ずっと心の中に暖めておけることもありますものね。
そういう意味ではどんどん宝物は増えていくばかり。
そんな風に考えて 悲しいことは受け入れなければいけませんね・・・

返信する

コメントを投稿