花火大会の夜のことです。
例年 会場近くの我が家は ワンたちが音を嫌がるので 山根公園に避難します。
でも、もう一番花火を怖がったジャスパーはいないし、リオも耳が遠くなったしで
避難しなくていいのではないか、と…
それが大きな間違いでした。
にぎやかな花火大会も終わり
来ていたお客様も帰り、
シェリが外に出たがったので オシッコかなと、庭に出してやりました。
前の道を 観客がぞろぞろ帰る音を聞きながら のんびりテレビを見たりパソコンをしたり。
ふと思い出してシェリを家に入れようとしたら…門があいてる!
シェリはいない!
庭中探しても倉庫を探してもおじいちゃんの家を探しても畑を探しても、いない!
前の道路はまだ車も大渋滞、人も自転車もいっぱいです。
普段は門があいていても出ていかないけれど
この人波に興奮して、出て行ったに違いない。
その夜は2時半くらいまで懐中電灯を持って探し回り、これはだめだ、と思いました。
今までは行方不明になっても(けっこう何度もなってる) せいぜい30分もすれば見つかっていたのです。
眠れないまま夜が白んでくるとまた自転車に飛び乗って走り回り。
何しろシェリは 最近とみに耳が遠くなっているので、呼んで出てくる子ではないのです。
8時になるのを待ちかねて 警察と市役所に連絡し 最悪を考えて犬の死骸の連絡はないかも確認し
あのお散歩嫌いの子が遠くへ行くはずがないと 今度は徒歩で探し回り。
一度家に帰って ワードで迷い犬のチラシを作り 何軒かのスーパー、近隣自治会の掲示板、動物病院、はては郵便局から電柱まで
不法張り紙もいとわずに貼りまくりました。
ひょっとして川に落ちて流されたのかも、と、家の横の川を下流へ辿り 海まで行ってみたけれど幸い姿はなし。
いつも探せばその辺で寝ていた子がいない、というのはなんと不安なことか。
この日も36度の猛暑日。
暑がりのシェリはどこでどうしているのでしょう。
市内の友人たちに応援を頼むと ほんとにありがたいことにみんな「シェリが!」と驚いて 手伝ってくれました。
「出来ることは何でもしてあげるから。」
「シェリのことだから どこか日陰で ”かあさんまだかなあ” ってじっと待ってるよ。」
本当に、ありがたかったです。
でもこの夜も また懐中電灯片手に走り回ったけれど とうとう見つからず…
こんな形で シェリと別れるようになろうとは思わなかった・・・と、つい。
次の日は日曜日。
前日 水をがぶ飲みしながら炎天下走り回ったせいか、私はすっかり体調不良。
町内放送をしてもらい 警察と市役所に再度問い合わせ チラシを増刷し各交番に貼って回ろうとしていた時 携帯に電話がありました。
花火大会の日に、シェルティを保護したという方からです。
とるものもとりあえず、車でお宅に伺いました。
「よかった、よかった」と、シェリを抱いて出てきてくれました。
あの時、人ごみの中で 「犬がいるよ」と周りの人たちが言うので 気になってついて行ったのだそうです。
(犬好きの方だったんですね~)
大通りを渡ろうとして今にも車に轢かれそうだったので 危ないと思って車に乗せて連れて帰ったのだとか。
そして よく迷い犬のチラシが貼ってあるスーパーに、電話で問い合わせてくださったのでした。
食べてないし寝てないそうで 夜になるとウォーンウォンと哭いていたそうです。
うちに帰るまでプルプル震えていたけれど 庭に降ろすと早速オシッコとウンチをしたから、 ずいぶん緊張していたんでしょう。
何だったら食べるのかしらと いろいろ試してくださったようで いろんな種類のフードを買ってくれていて、お土産にもらってしまった。
なんて運の強い子なんでしょう。
でもいい加減に懲りないといけないね、シェリもかあさんも。
剥がしてきたチラシを前に、反省するシェリ。
心配して、走り回ってくださった皆さん、本当にお世話になりました。
おかげさまで シェリは無事に帰ってきました。
ほんとうにありがとうございました。
突然ですが、レオさくさんに誘われて宇治へ行ってきました。
無銭、ではないな、
無料招待ツアーに当選した人が行けなくなったとかで
らっき~、チケットがまわってきたのです。
前日までの大雨予報も、強力な晴れ女が二人もいれば怖いものなし、
暑くもなく寒くもなく見事な行楽日和でした。
しかしタダほど怖いものはない。
過酷な日帰りバスツアーの怖さを忘れていた。(のどもと過ぎれば、とはこのことです)
でもお金も使わず目いっぱい楽しいおしゃべりをしながら あっという間に京都に行ってきました。
これは宇治川の屋形船での昼食。
ここにたどり着くまでに オパールミュージアムとかで1時間半も説明を聞いたのでした。
屋形船は最後に乗り込んだから最後尾かと思ったら船首、これも。
宇治川は源氏と平家の有名な宇治川の戦いのほかにも
宇治平等院の戦いのあったところ。(以仁王の乱)
この川を馬で渡って攻め込んだ平氏が勝利したのです。
哀れ合戦に敗れ自刃した源の頼政の墓もありました。
幾千年の歴史の中を流れているのですね。
平等院鳳凰堂。
肉眼で見ると屋根の上の鳳凰が意外に大きく、くっきりと映えていました。
平等院を出て宇治川を渡ろうとしていると、あれ?アヒルが・・・死んでる?
いや、寝てるだけです。
「アヒルのシェリ~」と、レオさくさん
、そういえばそっくり。
悪いカモ(?)がいて、寝てるアヒルをつついては起こしてる。
あれはウィンディだねとレオさくさん。
う~ん、まさしく。 ワルそうなカモだわ。
宇治川の反対岸にあるのは 平等院と並んで世界遺産に指定されている宇治上神社です。
仁徳天皇の弟で、自ら命を絶って皇位を兄に譲った悲劇の王子、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)を祭った神社です。
この様式では最古のものだそうです。
素朴で、神々しく 良い感じです。
ふと見るとこんなものが・・・
100円に釣られて二人で書いてみました。
レオさくさんは 期末試験中のてっちゃんの勉学祈願。
さすが、お母さんです。
私はリオの健康祈願もしてきたよ。
帰りに覗くと、アヒルのシェリはまだ死んだように寝ていました。
元気で長生きするんだよ~。
ぐったり疲れたバスツアーだったけど、
帰ってみると 楽しい思い出がいっぱいできています。
旅って、そういうものなんでしょうね。
レオさくさん、ありがとう、いっぱいお世話になりました。
土曜日、
いつものように朝からドッグランです。
みんな楽しく遊んだり・・・
お勉強したり・・・
女の子を追っかけたり・・・
(これはれっきとした女の子、どんぶりパグちゃん。
すっかり大きくなって もうバケツにも入れない)
しばらくおしゃべりしてから ドッグランを後にしました。
車で10分か15分走って、ふと何か引っかかる。
シェリを乗せたっけ?
リオを乗せた、デュークをバリケンに入れた、
ウィンディを抱っこして行って ピアが付いてきて車に乗って・・・
???
はて、シェリは?
後部座席をのぞいてみたけど、姿がない。 やばい。
ドッグランに一人残されて 「うおーん、うぉんうぉん」と泣いているかも。
あわててUターンしてドッグランに戻り のぞいてみたけど姿がない。
誰かがつれて帰ったのかな、シェリもあれで結構可愛いし・・・
と 焦ってもう一度見回すと・・・
日陰でのんびりお昼寝をしているシェリの姿が。
すっかり忘れられた可哀そうなシェリ。
しかし! 幸か不幸か、シェリは忘れられたことに気づいていなかったのでした。
ハンサムボーイ、シェリ。
御年10歳。
見た目は まだまだパピーです。
いつもぼ~として、どこにいるのか判らないような子ですが
やる時はやります。
先日デュークのシャンプーの日、帰ってチョコレ-トの銀紙が散らばっているのを発見。
リオ、ピア、シェリの口を順番に開けさせて 匂いをくんくん。(犬か、私は!)
犯人はシェリ!と判定して、あわててかかりつけの病院に 電話をしました。 「チョコレートを食べてしまったんですけど、どうしたらいいでしょう?」
「食べてどれくらいになりますか?」
「1時間くらいです。」
「吐かせるには微妙な時間ですね。 体重はどれくらいで、食べた量は?」
「体重は7kgで、食べたのは・・・多分40gか50gくらい・・・」
「ちょっと調べてみます。
」 と、とても親切な若い先生。
しばらくして 「体重7kgなら 400gくらい食べると危険です。 ま、問題ないですね。」
ヨ、ヨカッタ
400gって、すごい量じゃない? チョコレート好きの私でも 食べきれないぞ。
チョコレートは犬に食べさせてはいけないものの一つですが、
タマネギみたいには あまり命にはかかわらないみたいです。
それにしても・・・くっそ~、のほほんとして、やってくれるじゃないの。
私が外出をすると、すぐにとことこ台所へ行く現場を、抑えた事があるものね。
(忘れ物を取りに帰って)
油断のならないやつめ。
もう一枚、ハンサムボーイ、シェリ。
11月はお誕生月です。
7日はシェリ、8日はピア
。
というわけで今日はシェリの10歳の誕生日です。
名犬Kencherry's Black Paulの子として生まれたので パピーの頃はショーチャレンジもしましたが
オチビだったせいで 成犬になってからはショーに出られませんでした。
決してショーなど好きではなかったから、シェリにとっては反って幸せだったかな?
今はサマーカット崩れだけど、ゴージャスコートの頃のシェリ。
我が家に来たのは40日過ぎ、まだ離乳食もまともに食べられなくて
(というより、食べるのがなぜか大嫌いな、変な子だった。)
毎回 小鳥にすり餌をやるようにスプーンで口に入れ、周りからは「犬のくせに信じられない。」と笑われたものです。
でも変わるものですね、中年になってからは食べること大好き、
今では毎食、ゆっくり味わいながら 美味しくいただいています。
陽だまりでのお昼寝をこよなく愛し、のんびり気ままに暮らすシェリですが
不思議なことに子福者で 十数頭の子と 孫までいます。
同胎レオン君は先日亡くなってしまい、寂しくなったけれど
シェリにはレオン君の分も長生きしてもらわなくちゃ。
というわけで、本日は 懐かしいベビーなシェリの写真集です。
長袖着てるのがシェリ。
リオと初めてご対面。 このときリオは2歳です。
??? !!!
それまで 自分より小さい犬を見たことがなかったリオ。
気になって気になって・・・
すっかり気に入って それからというもの・・・
リオはシェリの保護者になったのです。
1歳半のシェリと4歳のリオ。
シェリが大きくなって 自分の何倍もの大きさになっても、リオはシェリ
の保護者です。
シェリが眠っていると舐めてやるし いうことを聞かないと跳び蹴りならぬ跳び噛みをするし。
シェリはいまだにリオに頭が上がりません。
シェリとは同胎の兄弟で、名犬ブラック ポールの 最後に近い子たちです。
シェリを迎える時、ブルーマールの雄が2頭いたので、シェリにしようか、レオン君にしようか、ずいぶん迷いました。
母のためにと買ったので、大人しそうで両目がブラックのシェリにしたのですが、
ほんのちょっとの事で、シェリではなく、レオン君だったかもしれませんね。



レオン君の方がだいぶ大きかったのに、今は体調が悪いのでシェリより小さくなってしまいました。
でもほんとによく似た兄弟です。
おんなじようにサマーカットにしてるのが可笑しい。
こんどはふさふさのゴージャスコートになって またツーショットを撮ろうね。

追記
「レオンの可愛い時の写真もアップして。」と、sindyさんが画像を送ってきてくれました。
う~ん
レオン君の悩殺ポーズ。

やっぱりブルーっ子の可愛さは言葉につくせません。


昨日はかんかん照りの中
、田圃 (早稲のコシヒカリ) に網を張ったせいで
みんな午後からダウン。
すっかりアップが遅くなってしまいました。
遅くなったけど、シェリのマルガリータ姿をご紹介します。
これはカット前。二度とこの姿は見られないかも。
では行ってきます。
ただいま~。
とっても爽やかな笑顔です。
ずいぶん若返って帰ってきましたね。
心配したほどみっともなくはないと思うけど・・・
これを”きもかわいい”というのか。
「ジャックラッセルみたい。」とか、「オーシーの仔犬みたい。」とか
みんなてんでに好きなことを言います。
笑われてしっぽを小刻みに振ってるところは、やっぱりシェリなのね。
もちろん入念なチェックを受けました。今日はレオ君もサマーカットしてきました。
お許しをもらってレオ君もアップ。
カット前。 カット後。
スッキリしましたね~。
お店が違うのでカットの仕方も少し違います。
シェリと比べると、首まわりをだいぶ残しているね。
「もう、メタボ犬とは言わせない」
と、本人は言ってるけど、きっと身はしっかりつまってるのね。
さあこれでみんな 元気にこの夏を乗り切ろうね。