寺田本家24代目のブログ

寺田本家の24代目当主の発酵日記。
心を込めた自然酒造りや発酵の里へをめざす町おこしへの取り組みをご紹介しています。

微生物で放射能除染実験

2011-11-17 10:39:03 | 出店予定・イベント
先日、福島の伊達市で放射能除染実験に行ってきました。
山林でEM活性液を撒き、その後放射線の値がどうなるかを調べようという実験です。
EM研究機構さんでは飯館村など田んぼ畑でEM菌を使った除染の実験などはやり成果を上げているけど、山林での実験はまだ行われていないから、誰にも怒られない私有地の山林で初の試みとしてやってみようということで、お手伝いに行きました。


集まったのはEM資材を扱っている我孫子の岩井さんと仲間の中島さん(岩井さんは以前は酵素風呂屋さんをやってて、チェルノブイリの子供たちを受け入れていた方です。「チェルノブイリのかけはし」の野呂さんの本にも紹介されていました。今は酵素風呂はやっていません)。
龍ヶ崎でEM自然農法で米・イチゴを作っている関口さん。
EM研究機構の西口さん。
ウチの社長と自分と計6名。

山に向かう道中は紅葉も真っ盛りの美しい里山の景色が流れます。ただ柿がたくさんなっているのに、ぜんぜん採られていなかっり、とって木の根元に放り投げてあったりでした。そのあたりは干し柿の産地だけど干し柿はセシウムを濃縮するということで、今年は鈴なりになっているけど、作らないそうです。現地に行かないと知らなかったそんなやるせない事実も。


準備したのはEM活性液原液で5トンと、EMペレットとEMぼかし3トン。

到着してまずそのあたりの空中線量をはかりました。

おおよそ0.8~0.9マイクロシーベルトで地表で1マイクロシーベルトくらい。ただ、雨水が垂れる下はやはり高くて2マイクロシーベルトくらいの表示が出ました。
きちんとデータを取るために杭を打って、地表・50㎝・1mと測ります。


計測が終わったらひたすら撒きます。大きなポンプをでひたすら放水です。

ウチの社長もお手伝い。

今回資材を準備してくださった岩井さん。

ため池にも撒きました。
EM研究機構の西口さんのお話で1平方メートル1リットルくらいの濃さで撒いたほうが効果があるということで、かなり濃いめに撒きました。

EMペレットは農家さんのよく使ってる背中に背負うやつで撒きます。


EM活性液は全部撒くのに約3時間くらいかかりました。ペレットとぼかしはその日だけでは終わらず、次回に持ち越し。

次回は12月3日4日に集まっていく予定です。いい結果が出ることを祈って現場を後にしました。

※この日の内容は11月20日(日)の「土と平和の祭典in神崎」で社長のトークタイムに詳しく話させてもらう予定です。
興味ある方はぜひお話聞きに来てください。