「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

天顕祭

2008-10-11 | 
同人誌出身で出版された作品「天顕祭」。不思議な世界を、濃い筆致と熱い語りで描きます。少し絵が見にくい部分や、ストーリーにややこしい部分もありますが、なかなかパワーのある作品です。読ませます。さすがに同人誌にまでは目配りしていないので、この作品に「へー」という印象を抱きました。とはいえ、やはり同人誌は読まないだろうなあ…


=以下アマゾンから=
2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門で初の同人誌受賞作品です。
ヤマタノオロチ伝説の息づく未来。50年に1度の秘祭<天顕祭>の日が近づいていた。咲(さき)は身を隠し、声を潜めてオロチの魔手から必死に逃れようとしていた。鳶の若頭・真中はそうとは知らず咲を雇い入れる。身の廻りで起こる異変…。
そしてある日、忽然と消える咲…。運命にひきずられるように真中は、やがて天顕祭のおぞましい秘密に触れる。圧倒的独創力と心揺さぶる画筆で描ききった冒険ロマンファンタジー。運命から逃れる女、運命に立ち向かう男。ふたりの淡く激しい恋が<天顕祭>の宿命を変える!

フェルメール展

2008-10-10 | つれづれ
上野の東京都美術館で開催中の「フェルメール展」に行きました。世界に30数点しか残っていないフェルメールの作品のうち7点が観られる。貴重な機会です。で、同時に、勢いさかんなオランダのフェルメールと同時代の作家の作品も楽しめます。とはいえ、てのはやはりフェルメールの作品に魅了されました。

特に「ワイングラスをもつ女性」と「手紙を書く女性」の2点。フェルメールの特色といわれる窓辺の光景。窓から差し込む光のやわらかさと変化にまずは惹かれます。そして、あたかも物語の一こまのように、絵に描かれた人物たちが生き生きとしていて、動いている一瞬を切り取ったかのようで、いろいろと物語の前後を想像してしまいます。

「ワイン」の女性は、ほんのりと酔った状態。そこに男性が恥ずかしげも無く誘いをかけている。女性の戸惑いと恥ずかしさと、期待感。絵を見る者に救いを求めるかのような表情は生き生きとしています。「手紙」のほうも、一心不乱に手紙を書く女性の脇に腕を組んで立ち、窓から外をふと見やる女性召使は一体何を考えているのか、と想像力が膨らみます。女性の手紙の内容にも興味津々。たぶん、男性への恋文であろうことはなんとなく見てとれる。とても豊かに想像力が刺激されるのです。

展示の仕方もとてもゆったりとしていて、よかった。特にフェルメールの作品はゆっくり、じっくりと楽しむことができました。

大島弓子が選んだ大島弓子選集 1 ミモザ館でつかまえて

2008-10-09 | 
少女マンガにはまりだしたのは高校生のころでしたから、いまから約30年前ということになります。そのころに魅了された漫画家のお一人が大島弓子さんです。「グーグーだって猫である」が映画化されるなど、これまで以上に注目されています。その大島さんの「大島弓子が選んだ大島弓子選集 1 ミモザ館でつかまえて」を読みました。懐かしい初期少女マンガの面影を残しつつ、やはり大島ワールドの萌芽が感じられます。特に「ミモザ館でつかまえて」はいいですね。心理描写が見事です。大島さんといえば「綿の国星」ですが、その基礎になるのがまさにこの選集1に選ばれた作品群なのだと感じます。第2集も楽しみ、楽しみ。

まあ仕方が無いけど

2008-10-08 | つれづれ
まあ、経緯からして仕方がないと思っていたし、結果もみえてはいたのだけれど、やはり現実として直視すると「うーん」という感じで、覚悟はあってもそれなりにこたえます。ま、どうしようかねえ。人はこうした場面で本領が問われるというものねえ。ま、少し日を置いて考えるとしますか。いまはやはり無理。ちょっとこたえます。

キンモクセイ

2008-10-06 | つれづれ
毎年秋になると同じ感想を書いているようないないような…でも、キンモクセイの香りがどこからともなくふと届き、「おやっ」と思う一瞬が好き。彼岸花とともに律儀に季節の移り変わりを教えてくれる。たとえ気候が変でも、なんだかこの安定感に安心してしまいます。皆様のほうではキンモクセイの香りは届きましたか?

ナイチンゲールの沈黙

2008-10-05 | 
「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊さん著)の第2部作になる表題の「ナイチンゲールの沈黙」を読んでみました。前作はなかなかに魅力的な作品だったのですが、残念ながらこの後編作はいただけないですね。ただのドタバタ劇としか読めない。前作はありそうな話で、引き込まれましたが、今作は「ありえなーい!」のオンパレード。いったいこの人物のこの言葉や動きにどんな意味があるのだ、と突っ込みたくなること必定でしょう。感動があるわけでも、ミステリーのどきどきや解決の爽快感があるわけでもない。私的にはまったく魅力を見いだせない駄作でした。お金と時間の無駄とはっきりいってしまいましょう。

アイアンマン

2008-10-04 | 映画
映画「アイアンマン」。予告編を見た方も多いでしょう。みるからにB級映画、という感じですよね。で、まったく見る気もなかったのですが、たまたま時間があいたときに、ちょうどいい時間だったのがこの映画でした。

予想を裏切らないB級映画でありました。ま、CG満載で主人公の男性が天才でかっこいい。その主人公の武器商人がいきなり正義と愛に目覚めるのなんか、いかにもいかにも、です。楽しいです。洞窟の中でなんでそんなことができるのか、そもそも洞窟の中にいた人は何者だったの?とか、真面目に考え出すと「?」一杯だし、突っ込みどころ満載でB級映画の王道まっしぐらです。

でも、あんなスーツがあったら楽しいでしょうね。子どものころに夢想した「自分が正義のヒーローになる」パターンを実現した形です。大スクリーンでみたほうが楽しいけど、DVD待ちでも全然OKだと思いましたよ。

エンディングのあとのワンカットからするとどうやら続編作る気満々のよう。ま、どうぞご自由に、という感じでしょうかね。

ロッテ残念!&500本目

2008-10-01 | つれづれ
あぁあ…千葉ロッテマリーンズのクライマックスシリーズ進出が無くなってしまいました。残念。でもまあ、一時は最下位争いをしていたわけで、これでCSに出て日本シリーズに行って優勝しては申し訳ないですものね(って勝手に話を作るのがファンというものでありました)。まあ、いたし方が無いことなのでしょう。最後まで楽しませてもらえて感謝、感謝です。ぜひ来年は優勝して、日本一にもなってほしいものです。

ところで、この文書が「つれづれ」ジャンル500本目なのですね、気がつくと。ちょっとショボイ内容になって残念です。どうせなら宝くじが当たったとか、ノーベル賞をもらうことになった、とか威勢のよい内容だったらよかったです。ま、このブログの内容からしてこの程度で節目が手ごろかな?