「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

永遠のベルサイユのばら展

2008-08-02 | つれづれ


日本橋三越で開催中の「永遠のベルサイユのばら展」に行っちゃいました。上の写真は、会場外に置いてある「記念撮影用」のオスカルとマリー・アントワネットです。オジが行くと浮くだろうなあ、と思いつつ、でもまあ、見たいものは見たいということで行ったのですが、やはり圧倒的に女性ばかりで、お歳は40から50歳ぐらいの方が多い。うーん、かつて青春をベルバラと共有したのだろうなあ、という方々です。怖いぐらい真剣に原画に見入って(読んで)いました。原画は節目節目(たとえば生涯一度のドレスの場面とか、オスカルさまの最期とか、物語のポイント)ごとに、ストーリーが「読める」ように展示されているので、まさに食い入るように「読む」のです。

展示内容は原画が基本。あとはオスカルが生涯ただ一度着用したドレスを再現したものなど、特に「こ、これは!」というものがあるわけでもないですが、とにかく懐かしいですね。で、まったく色あせない内容に驚かされます。きちんと史実を基にしてディテールもしっかりと作られていて、骨太。様々な愛の物語、特にかなわぬ恋の辛さには胸が締め付けられる。名作のもつ、時代を超えた普遍性を感じます。

絵は当時の少女マンガらしいですよね、いま見返すと。目に星が輝く。あの当時、漫画の中でも「サブカル」扱いだった少女マンガを読んでいた私は、やはり当時から変わり者(?)だったか、と再認識です

会場を出たところに三越さまが設けた販売コーナーは大盛況でした。漫画や関連本をはじめ、Tシャツやお菓子、フォルダー、装身具など特製グッズを買い求めるオバさまでバーゲン会場のような芋洗い状態。オジはその迫力に驚かされるのみでありました。でも、けっこう真剣に見入って「ああ、オスカルさまー!」状態のてのも楽しかったです。