「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

舞姫 テレプシコーラ第2部

2008-08-09 | 
山岸涼子さんの大作「舞姫 テレプシコーラ」の第2部がついに単行本化、第1巻が刊行されました。バレーの表面上の華やかさとは裏腹のドロドロとした人間関係や、イジメ、親による性的虐待問題など、様々な現実を切り取り、最終巻で衝撃的な「死」を描いて多くの読者を驚愕させた第1部。手塚治虫文化賞大賞に輝いた名作です。

その第2部は、主人公の六花が16歳、高校一年になった時点で再開します。ローザンヌ・コンクールに向かう場面で、第1部からの時間を埋めるように回顧シーンが出てきて、この間、六花が成長していることがわかります。同時に、周囲の人の結婚・出産などにも変化が生じています。

この1巻での注目はおそらく謎の中国系米国人ではないでしょうか? 私はおそらく、彼女こそが○○○(これはネタバレに近いので書かない)ではないかと踏んでいるのですが、第2巻が楽しみ。姉の衝撃的な自死を乗り越え、六花は精神的にどこまで強くなっているのか。苛烈な競争。そろそろ「恋」の予感もありそうですい。あらたに思春期の悩みを抱え込みながらの展開にワクワクです。

PS 昨日、一昨日と東京はとてつもない暑さ。アスファルトの照り返しがきつくて、さすがに自転車はパスでした。今朝は少し涼しいかと思い、7時には走り始めたのですが、いやあ、きついきつい。50キロで早々に引き返してしまいましたよ。熱中症が怖いですものね。先月も400キロ程度しか走っておらず、目標の月間500キロには未到達。9月からは仕事の関係であまり走れなくなりそうで、ちょっとメタボが心配かも。