ショウタロウの唯一の習い事はピアノ。なんで習っているのかわからないぐらい、彼はピアノ好きでもなさそうだし、促されないと練習しない。ほぼ無駄にお金を払っている気がするので、他の習い事や活動を提案してみるのだが、どれもやる気がないらしい。そのピアノ、幼児の頃は遊び感覚で通せたが、さすがに近頃は、先生から練習をしてくるように「おかあさん次は・・・」とプレッシャーをかけられるようになっていた。それでしばらく練習に付き合う日々が続いたのだが、まずピアノの前に座らせるまでに労力が要る。やっと始められると、今度は息子の出来なさ加減に腹が立ってくる。そもそも週の何日かは、夜は家に居ない私には、コンスタントに練習をみることなんて不可能だ。ついに私は決心して、自分で練習しないならピアノを辞めるよう促した。ところがどうしても辞めたくない(←なんでよぉ!?)と言うので、ひとまず様子をみることにし、先生にも正直に話して、私は練習に関知しないことにした。
そして現在・・・・それなりに自分で練習し、先生からも「やってきたのがわかる」と言っていただけるようになった。
とある育児情報誌の「子供のやる気を引き出す方法」を目にしてハッとした。ピアノの場合、出来ないところを出来るまで繰り返させるのは、子供を「あと何回弾けばいいの?」という先の見えない苦しさに追い込むそうだ。出来る出来ないは除外して、毎日5分でも弾いたという事実を褒めることが大切だとか。練習に対する私の完璧主義的な姿勢は、ダメな母親の典型だった。
これって大人にも通じるのだろうか?もしかしてフラメンコの時、気をつけないといけないんじゃないか?私!