ちょっと前、会社の先輩に自家製パイレート盤を作成したのをきっかけに、
あらためて「Wings From the Wings」を聴いてるこの上半期(笑)。。。
ギラギラと脂が乗り切った時期よりも、ドサ廻りしてセットリストが面白い初期や、
ちょっと疲れた感のある、いや先行きを見失っている感もある(笑)末期ウィングスが
個人的には好きなんですが、
世間的にウィングスと言えばやはりこのオーバー・アメリカ期なんでしょう。
昨年リリースされたbootlegアルバム
「The Complete Wings From The Wings」by misterclaudel
76年L.Aフォーラム公演の3日間をパッケージした怒涛の6CDセット。
初日の6月21日公演が初銀盤化されたのも画期的ながら、まずはパッケージが素晴らしい。
マットな印刷と、わかるかなこのエッジ部分の処理。
とても上質感があるというか(笑)、ブツ派の自分の所有欲を満たしてくれる仕上がり。
スリップケースの写真も、このレーベル含め既存盤がアナログ・オリジナル盤のジャケをそのまま踏襲していたのに対し
元の写真データからあらためてデザインされている。
(そんなことは絶対にないのだけれど)オフィシャルがリマスター盤出すなら
こういうリ・デザインをするんだろうな、的なシャレも効いてていい感じ。
スリップケース裏面は、時期的に正しい76年のポールが。
セットの全貌
肝心の初日6月21日の音源。
レーベルのインフォにははっきりと音質的に厳しいと記載されているけれど、これが所謂ブート耳?にとっては
さほど悪い音には聞こえない。
昔のブートレグなんてこんなものでしょう。楽曲はきちんと把握できるし会場の雰囲気も十分伝わってくる。
でも・・・まあ、確かにライブ・アルバムとして2時間じっと聞けるか!?と問われれば、相当な集中力は必要だなあと(笑)。
この録音は残されていて耳にできることが貴重。記録ですね。
2日目の6月22日音源。
こちらがまたいい音。これまで最終日ばかり聴いていたせいで、まさに見落としていた音源!。
最盛期の連続公演を時系列で聞けるというのもこれまたブートレグの醍醐味ですな。
そして安定の3日目、6月23日音源。
こちらは同レーベルからもリリースされていた、ド定番タイトル「Wings From The Wings」。
盤起こしではなく、テープソースのリマスター盤。
もともとナチュラルな「アナログらしさ」を巧く銀盤化したタイトルだったので、音量調節等により、
ライブ一本を一層ストレスなく楽しめる様にリニューアルされている。
名盤「Wings From The Wings」に初CD化の初日6月21日公演をパッケージ、リマスター拡大版といった趣のタイトルで
なんともオフィシャルっぽいリリース形態の一作!。
そうなんです。
こちらの画像は撮り方が下手でボケちゃってますが(笑)、実物はシャープでいい感じです。
プラケの方のジャケもこちらでお願いしたかったな^_^