With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

流行には乗れなかったけど

2006年07月06日 | Beatles
今年はビートルズの1966年の来日公演から40周年にあたる年。
節目の年とあって、来日時期にあたる6月後半から7月アタマにかけて、各所、各方面で記念イベントが催されていた。しかしながら諸事情により(!)ほとんど顔をだすことができなかった。まあ、ビートルズに限らず60年代の音楽たちは生活の一部として常にそばにあるものなので、自分にとっては特別この時期に騒ぐ類のものでもないかなと…。
と、言いつつ、なんかそれでは寂しいので、今日はそのビートルズの武道館ライブのDVDを久しぶりに見た!。

正式にはDVD化されてないので、もちろんブートレグ映像だけど、今日見たものはちょっと珍しいバージョン。
1979年に「今世紀最初で最後!、たった一度の再放送!」と銘打たれてテレビ放映されたモノ。


ファンの人ならばほとんどの人が知ってるエピソードだと思うけど、66年当時、7月1日夜のテレビ放映用に6月30日のライブが撮影されたものの、マイクがグルングルンと回るセッティングの悪さや演奏のデキの悪さからボツとなり、急遽7月1日昼のライブが撮影され、同日夜に放送された。
そして放送された7月1日バージョンはビートルズ側がイギリスに持ち帰り、ボツになった6月30日バージョンが日本に残され、13年後の1979年に「再放送」としてテレビ放映されたというもの…。つまり「再放送」と言って放送されたものの、実際はまったく初めてみるビートルズの映像だったわけだ

「今日、今から!、このチャンネルを通じて、あなたとビートルズの再会が始まろうとしている!。」
広川太一郎のやや絶叫調のナレーションで番組はスタート


前座の尾藤イサオと内田裕也のステージも見られる!(演奏はブルーコメッツと、ブルージーンズ!)。
二人とも若い!


裕也氏は特に違う!。
「ウェ~ルカ~ム、ビートル~ズ、東京に~、ひびき渡るよその歌声♪
世界中の人、みんなのアイドル~♪、輝く栄光~4人の若者~♪」
最近になってポールが「当時の日本人はロックをよく理解してなかったね!」なんて振り返っていたけど、なるほどね~。でもメロディは結構イイなと思ってしまった。


そしていよいよビートルズの登場!。


もう二度と見れないこの3ショット


面白いのがMCの字幕がついてるところ…。
「グループいちののっぽのジョージが…」のっぽって…。
たぶん「ギタ~リスト(トーレスト)のジョージが…」って言ってんの聞き間違えたんだろな


ラストの「I’m Down」前のMC。腕時計を見るふりして、「もうおやすみの時間さ」、なんてポールのMCって今も昔もあんまり変わってないような…

番組の最後はまたしても絶叫調に、「決してアンコールに応えることのなかったビートルズを、再び我々はステージに呼び戻し、あなたにこの一曲をお届けする!。」と言って、再び「Yesterday」の演奏シーンが…。


今度は歌詞の和訳付きで…。しかしこうやって日本語で書かれると哀しい歌だだなあ…。頑張れポール

絶叫調のナレーションや、特別番組が組まれるあたり、ビートルズ来日公演の衝撃度が、十数年後の70年代後半でも鮮烈に残っていることがリアルに窺える。そしてそれは2000年に入った現在も色あせてないってところが、このバンドの凄いところ。
最後に印象的なコメントで番組は終わる。
「…我々のひ孫かその子供達が受ける音楽の授業で流されるのは、ベートーベンやハイドンであるはずがない。静かな教室に響き渡るのは、「Please Please Me」や「Yesterday」なのだ!…」
ひ孫どころか、もうすでにそんな時代になっっちゃってるしね


ライブツアー期、末期のテンションの低さはしょうがないものの、これだけ綺麗なビデオ映像でビートルズの姿を残したことは、やはり当時の日テレの英断に感謝だなあ。
ちょっと変わった日本公演ビデオでした!

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