「おたくの商品にカビが生えてて、食べた奥さんが入院しちゃってるんだって・・・。
なんとかうまくおさめてよ。」
という昨晩のライブ鑑賞途中にかかってきた得意先からの電話で、今日は休日出勤。
電話のトーンから、なんか怪しいなあ・・・、と感じてたところ、ホントに怪しかった!。
聞いていた携帯番号に何度かけても繋がらず、ようやく繋がると、江戸川区のとある団地に来い、との指示が・・・。
指定された団地内の公園の一角に到着すると、すでにそこには白いベンツが!。
ベンツと言っても、もう何年落ちだよ!ってくらいの古い車で、水アカの黒いスジがいっぱい付いて、ボディのチリもあってないような、その筋の人物の物だとしたら、ちょっと迫力に欠ける車だ。
でも運転席からはこちらを睨みつけるするどい視線が・・・。
ドアがガチャっと開いて、降りてきたのは、ダボッとした、これまた白いジャージの上下を着た、いかにもなお兄ちゃん・・・。
あ~あ、クレーマーだ。数年前に遭遇したケースとまったく同じパターン。
「兄ちゃん、独りで来たんかい?」どうみても向こうの方が年下に見える。
「うちのかあちゃんがおたくの商品食ってお腹痛くなって入院してさあ、えらい目にあってんだよねえ。」
とりあえず現物を引き渡してもらうと、確かにカビが生えている。
でも賞味期限はとっくに過ぎてるし、開封もされている。
こんなの常温で数日置いておけばすぐにカビで真っ黒になる。
同じ状態のものを奥さんが食べて入院したと言うけれど、こんな状態のモノを普通食べるか?・・・。これまた数年前に出会ったクレーマーと同じパターン。
謝罪し、商品代金の返却と、現物を持ち帰り調べさせていただく旨を伝えたところ、
「ふざけんじゃねえ!、バカヤロウ!」とブチ切れて胸ぐらをつかんできた。
ああ・・・予想通りの展開・・・。
「おめえ、ちょっと待ってろよ」と片手でこちらの胸ぐらをつかんだまま、もう片方の手でどこかに電話しだした。
でも、明らかに電話が繋がってない。下手な独り芝居って感じの通話が続く。
「お~い兄ちゃんさ、うちのかあちゃん、そんなんじゃ納得できねえってよ。それに俺の上の人間ももう怒っちゃってんからヤバイよ。どうすんだYO!。」と・・・。
最初からわかってたけど、向こうの要求するものがハッキリとした。
でもここに来て、急に自分の中の敵愾心がメラメラと燃え上がってきた!。
怒声に気づいた団地の窓から、野次馬がこちらを見ている。でも、そんなの関係ねえ!って感じ。
みんなで頑張って出した会社の利益を、こんなどうしようもないチンピラ風情に、1円足りとて渡すものかと・・・。
「ですから、病院の診断書と領収書を提示いただければ、その分はお支払いしますよ。それ以外は1円も払えません!。」
胸ぐらつかまれたまましばらく睨みつけられたあと、バっと突き飛ばされた。
「おめえの会社なんか、簡単に潰せんだからな。また連絡する。」と捨てゼリフを吐いてベンツは走り去っていった。
この手の輩は、こうやって一日に何件かの企業にゆすりたかって、小遣いを稼いでいるのだという。たぶん、もう連絡は来ないと思う。
カッコよく断ったつもりだったけど、足が結構震えていた。
いやあ、気分悪かった。
会社に戻って一仕事終えたあと、Kakutさんのライブを見るため渋谷のライブハウス「ランタン」へ。
到着するや店内はもう満席状態。
さすが「She Said」さんや、
kakutさんの所属する「Venus & Mars」、「Bedboys」といった人気バンドさん達のライブだけあって集客力はさすが!。
今日個人的にお目当てだったKakutさんのニュー・バンド「Venus & Mars」ではポールの新譜から「Only Mama Knows」が演奏された。
たぶんやるかなあ~、とは思っていたものの、かなりカッコいい仕上がりで大満足。
プレイヤーとしてのKakutさんももちろんすごいんだけど、こういう、今のポールを追いかけてたりといった、いちポール・ファンとしての取り組みが個人的にとっても嬉しかったりする。
他にもアルバム「ヤア! ブロード・ストリート」に収められている、サックスから始まるバージョンの「The Long And Winding Road」も、80年代後半からファンになった身としてはたまらないものがあった。わかってらっしゃるなあ・・・。
何だか、午前中の嫌な思いがすっかり浄化された感じだった。
あ~、自分もはやくライブやりたいなあ。
なんとかうまくおさめてよ。」
という昨晩のライブ鑑賞途中にかかってきた得意先からの電話で、今日は休日出勤。
電話のトーンから、なんか怪しいなあ・・・、と感じてたところ、ホントに怪しかった!。
聞いていた携帯番号に何度かけても繋がらず、ようやく繋がると、江戸川区のとある団地に来い、との指示が・・・。
指定された団地内の公園の一角に到着すると、すでにそこには白いベンツが!。
ベンツと言っても、もう何年落ちだよ!ってくらいの古い車で、水アカの黒いスジがいっぱい付いて、ボディのチリもあってないような、その筋の人物の物だとしたら、ちょっと迫力に欠ける車だ。
でも運転席からはこちらを睨みつけるするどい視線が・・・。
ドアがガチャっと開いて、降りてきたのは、ダボッとした、これまた白いジャージの上下を着た、いかにもなお兄ちゃん・・・。
あ~あ、クレーマーだ。数年前に遭遇したケースとまったく同じパターン。
「兄ちゃん、独りで来たんかい?」どうみても向こうの方が年下に見える。
「うちのかあちゃんがおたくの商品食ってお腹痛くなって入院してさあ、えらい目にあってんだよねえ。」
とりあえず現物を引き渡してもらうと、確かにカビが生えている。
でも賞味期限はとっくに過ぎてるし、開封もされている。
こんなの常温で数日置いておけばすぐにカビで真っ黒になる。
同じ状態のものを奥さんが食べて入院したと言うけれど、こんな状態のモノを普通食べるか?・・・。これまた数年前に出会ったクレーマーと同じパターン。
謝罪し、商品代金の返却と、現物を持ち帰り調べさせていただく旨を伝えたところ、
「ふざけんじゃねえ!、バカヤロウ!」とブチ切れて胸ぐらをつかんできた。
ああ・・・予想通りの展開・・・。
「おめえ、ちょっと待ってろよ」と片手でこちらの胸ぐらをつかんだまま、もう片方の手でどこかに電話しだした。
でも、明らかに電話が繋がってない。下手な独り芝居って感じの通話が続く。
「お~い兄ちゃんさ、うちのかあちゃん、そんなんじゃ納得できねえってよ。それに俺の上の人間ももう怒っちゃってんからヤバイよ。どうすんだYO!。」と・・・。
最初からわかってたけど、向こうの要求するものがハッキリとした。
でもここに来て、急に自分の中の敵愾心がメラメラと燃え上がってきた!。
怒声に気づいた団地の窓から、野次馬がこちらを見ている。でも、そんなの関係ねえ!って感じ。
みんなで頑張って出した会社の利益を、こんなどうしようもないチンピラ風情に、1円足りとて渡すものかと・・・。
「ですから、病院の診断書と領収書を提示いただければ、その分はお支払いしますよ。それ以外は1円も払えません!。」
胸ぐらつかまれたまましばらく睨みつけられたあと、バっと突き飛ばされた。
「おめえの会社なんか、簡単に潰せんだからな。また連絡する。」と捨てゼリフを吐いてベンツは走り去っていった。
この手の輩は、こうやって一日に何件かの企業にゆすりたかって、小遣いを稼いでいるのだという。たぶん、もう連絡は来ないと思う。
カッコよく断ったつもりだったけど、足が結構震えていた。
いやあ、気分悪かった。
会社に戻って一仕事終えたあと、Kakutさんのライブを見るため渋谷のライブハウス「ランタン」へ。
到着するや店内はもう満席状態。
さすが「She Said」さんや、
kakutさんの所属する「Venus & Mars」、「Bedboys」といった人気バンドさん達のライブだけあって集客力はさすが!。
今日個人的にお目当てだったKakutさんのニュー・バンド「Venus & Mars」ではポールの新譜から「Only Mama Knows」が演奏された。
たぶんやるかなあ~、とは思っていたものの、かなりカッコいい仕上がりで大満足。
プレイヤーとしてのKakutさんももちろんすごいんだけど、こういう、今のポールを追いかけてたりといった、いちポール・ファンとしての取り組みが個人的にとっても嬉しかったりする。
他にもアルバム「ヤア! ブロード・ストリート」に収められている、サックスから始まるバージョンの「The Long And Winding Road」も、80年代後半からファンになった身としてはたまらないものがあった。わかってらっしゃるなあ・・・。
何だか、午前中の嫌な思いがすっかり浄化された感じだった。
あ~、自分もはやくライブやりたいなあ。
今日はありがとうございました。BBもV&Mもまだまだな点が多いのですが、「Only Mama Knows」と「The Long And Winding Road」はnaokiさんならきっと・・・と思って意識してみました(笑)。
疲れが少しでも和らいだなら嬉しいです!
今後とも色々遊んで下さいね。
ありがとうございました!!!!!。
どうもすみませんでした。(と私が謝っても仕方ないですけど)
でもプロ意識と毅然とした態度、拍手です。私はビビリ
なので、ベンツの時点で尻尾巻いて逃げ帰っちゃいそうです…
若い頃は向こう見ずだったので、その筋の男性と電話でやりあったことがありました。
たまたま休んでいた日にその人が子分を連れて来て…屈強な男性職員がおさめてくれましたけど、翌日「いったい何を言ったんだよ~小指がなかったぞ!若頭って言ってたし!」と叱られちゃいました。
「お仕事だったんですかぁ?」なんて軽く伺ってしまった私でしたが、こんなことがおこっていたとはぁ・・・
大変お疲れさまでした。いや、毅然とした態度、男らしいっ!
たしかに、Only Mama KnowsやThe Long And Winding Road、よかったですねぇ
それなのにライブに足を運んでくれて本当にありがとう。
一人で行くのは厳しいですね。。。怪我がなくて良かったです。。。
昨晩はまさに主役といったご活躍、お疲れ様でした。十分に堪能させていただきました。
僕より大先輩ですが、進化し続けるステージへの情熱にはホント頭がさがります。
なんちゃって、やっぱKakutさんライブは単純に楽しいっす。
またポール・マニアの心の琴線に触れまくるライブ、楽しみにしています!。
お疲れ様でした!。
>たけるんさん
いやいや、僕も相当ビビってました。
しっかし、数年前のゆすりのパターンと奇麗なほど同じでした。
普段は職場にしろ得意先にしろ良き人達に恵まれているんですが(もちろん音楽仲間も!)、たまにこういうしょーもないヤツに出会ってしまいますね。
早く忘れます。
>toramiさん
toramiさんのお仕事の方が、チンピラくんとは接する機会多いんじゃないですか!?。
しかし、やりあっちゃうとはさすがです!。それに翌日、本人来ちゃったんですか!!。
僕も相手に渡した名刺に携帯の番号書いてあったんで、今日は一日電話かかってくるんじゃないかとビクビクしてました。
p.s ロンドン滞在記、めっちゃおもしろいです。
>Juneさん
いやあ、She Saidさんの演奏始った瞬間に、嫌な思い出は吹き飛んじゃいました。
すいません、ブログ内でShe Saidさんの演奏にあんまり触れてなくて。
毎度ながら完成度とエンターテイメント性に高さにあっという間に終わってしまった気がしました。Night Befor、僕も挑戦してみたくなりました。
お疲れ様でした!。
>えりぽみさん
昨晩はお疲れ様でした!。
いやあ、午前中は確かに凹みました・・・。
本来なら一人で行っちゃいけないケースだったんですが、こんなクレーマーが待っているとは思ってもいなかったもんですから・・・。
ベンツの車内からの視線と目が合った時は、一瞬そのまま通り過ぎようかと思いました。
ビビりです・・・。
ありがとうございます。
ぼくも、一回Fっこ時代に、歯が折れたって
いうのがあったなぁ。。
そんなときは、こんな本をオススメします。
http://books.livedoor.com/item4334738427.html
神様からひと言
最後にちょっと方の力がぬけるいい話。
このセリフに泣けました。
こっちも手荒なことしたいのだけど、
会社の名前で対応している以上、丁寧に出るしかない。
この葛藤。
こっちも武闘派でいくしかない!
暫くぶりだったけど、相変わらず爽やかなナイスガイだね。
僕も昔はポール追っかけてたし、その頃は寝ても覚めてもポールだったからね。
その心理よく分かるよ。
Naoki君のポールもカッコイイよ!
僕はギタリストにパートチェンジして20数年経つから演ることは無いと思うけど、もしビートルズバンド演るとしたらギターじゃなく、ベース演りたいもんね!
パートは違えど、ポールへの思いは同じ!
又、会いましょう。
どこの業界で仕事してようと、クレームはあるんだろうけど、今回のは久しぶりにキツカッた~。プロだったからね。
お勧めの本、面白そうだね。通勤途中にでも読んでみます。
ありがとう!。
>せんちゃん
おお!、せんちゃん、ありがとう。
僕ら営業マンの後ろには、開発、製造、スタッフ、物流、色んな人たちの頑張りがあるわけで、それをあんなショボイ兄ちゃんの恫喝一発では、裏切れなかったっす。楽に稼がせてたまるかっ・・・て。
でも、「その時」はかなりビビってました。
>Halさん
先日はお久しぶりでした。
なかなかHalさんのライブ、見に行かれなくてすいません!。
僕は演奏者、というよりも、ポール・ファン、という立場の方が強いのかも知れません。
そんなわけで、今回のようなライブはとても楽しみなんです。
ぜひまたお会いしましょう!。