新聞紙

見知らぬおじさんが玄関先に現れて、「セルやさん、これ上げる」
と、醤油と砂糖らしきものが入った袋を差し出します。
「具合が悪くて、ご無沙汰していたので挨拶に来ました」と言います。
町会の人だろうかと、いぶかしがりながらも袋を受け取りました。
「身体がよくなったので、××新聞に移りました」
と、言うので、新聞の勧誘員だと気がつきました。
「新聞は読まないから、いいよ。それに新聞は電子版を取っている」
と、断ったら勧誘員は差し出した袋を持って帰って行きました。

紙の新聞は１０年も前から購読をやめました。
新聞紙だと隅から隅まで広告も細かくチェックするので、
１時間でも２時間でも新聞から目が離せなくなります。
それに最近は活字を読むのがおっくうになりました。
その点、電子版はスクロールしたり、拡大したりするのが面倒で、
大きな記事だけ拾い読みし、ほとんどのページを読み飛ばすので、
新聞を読む時間は１５分か２０分で済んで時間の節約になります。