「ヨモコはいますか」と、電話がありました。
「今、いません」と、応えると、
「うちに来ていますよ」と、セッちゃんが言います。
セッちゃんの家まで１００ｍ程ですが、角を二つ曲がった所にあります。
ヨモコはセッちゃんの家の階段を登って、
玄関先で「ニャ～、ニャ～」泣いて、訪問したことを告げたそうです。
玄関を開けると素早く部屋に上がり込み、走り回って、
セッちゃんの家に来たことを喜んだそうです。
ひとしきり遊ばせたあと、「お家へ帰ろう」と、言うと、
遊びに来た子供が帰るを嫌だと駄々をこねるように、
ヨモコは部屋の中を逃げ回ったそうです。
一、二度、連れて行っただけなのに、セッちゃんの家を覚えていて、
独りで出かけるとは、なんて頭の良いネコでしょう（親ばか）。
