立石の思い出・１

昨夜の「アド街ック天国・京成立石」の第一位は立石仲見世商店街でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/080531/index.html
小学３年生一学期の途中で立石（本田梅田町）から足立区に引っ越しました。
セルロイドの仕事が忙しくなって、大きな工場が必要になったからです。
内気だった私が新しい小学校には馴染めないだろうと思った両親は、
今まで通り葛飾区梅田小学校に通わせることにしました。
足立区の新しい家から立石の小学校までは１０キロほどあるので、
毎日、バス通学する事になりました。
バス通学は嫌ではありませんでした。
運転手さんの横に陣取って運転の様子を見るのが楽しく、
当時は女の車掌さんが乗っていて、
切符にハサミを入れてもらえるのもうれしかったです。
踏切に来ると車掌さんはバスを降りて踏切の向こう側で安全確認をしながら、
「オーライ、オーライ」とバスを誘導します。

バス通学を数ヶ月続けたある日、子供用の自転車を買ってもらいました。
初めは家の周りを乗り回していましたが上手に乗れるようになると、
お使いを頼まれて少し遠くまで出かけるようになりました。
「学校まで自転車で行ってみるか」と、父に言われて、
「うん」と、二つ返事で応えました。

昨日の番組では紹介されなかったので、今は開催されなくなったのでしょう。
昔は毎月７日に立石通りで縁日がありました。
道路の両側に食べ物や玩具や植木などの露店が２００件以上も並び、
それはそれはものすごい人出で、縁日の店を覗くのにも人をかき分けて歩くほどでした。
（つづく）