☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

安田記念の法則2

2013-06-02 13:30:00 | 府中の法則
■出目■


<枠番>

かつては5枠より外枠が好走する傾向にあったが、近年になり急速に活躍し始めているのが内枠の2枠。ここ5年で10年を除く4年で馬券に絡んでいる。

<馬番>

最多勝は3勝をあげている12番。2勝しているのが2番~4番の内目のゲートと14番と17番。
ちなみに一度も馬券に絡んだことのないデスナンバーは存在しない。

■コース傾向■

2回東京から本日の5Rの新馬戦までの合計21鞍。
父SS系が【14-6-12】と大活躍しており、安田記念の血統傾向とは真逆の傾向が出ている。
大活躍を見せている父SS系だが、オークスの前日までは一度も2着がなかったのが面白い。ただ、オークス当日から今日までの7鞍中で6回2着になっており、今となっては府中のマイル戦では父SS系を無視して馬券を買うのは無謀というもの。
コース傾向を信じるのか?それとも安田記念の傾向を信じるのか?ここが勝負の別れ道。

勝ち馬21頭の内訳は、父SS系14勝、ジャングルポケット2勝、シンボリクリスエス3勝、そしてタイキシャトルとロージズインメイのデヴィルズバッグ系が2勝と、4系統に分類することができる。
父SS系で複数回馬券になっているのは、ダイワメジャー【1-0-2】、ネオユニヴァース【1-0-2】、ステイゴールド【2-1-0】、ディープインパクト【2-0-1】、ハーツクライ【2-1-0】の5頭。

★9ナカヤマナイト…ステイゴールド×カコイーシーズ
ステイゴールドにマイラーのイメージは沸かないが、そのステイゴールド産駒が2勝2着1回と活躍している点は見逃せない。
母父は安田記念のお宝血統の一つであるミスプロ系の源流となるネイティヴダンサー系のレイズアネイティヴ系。
鞍上は大先生改め相談役のヨシトミ。
「一日一善」の相談役は、今日は午後の3鞍の騎乗のみ。どうか本番までに「一善」(=1勝)を果たしませんように。
人気の相談役はあてにならないが、人気薄、しかもG1で人気薄となると相談役は、そのKYっぷりを発揮し穴をあけることがしばしばある。
たまには相談役に一票を入れてみるのも面白い。

そして、今開催になり如実に傾向として出てきているのが、4レース連続で馬券になっているのがグレイソブリン系だ。
昨日は9Rでジャンポケ産駒が1着、今日の3Rで母父バレロイが1着、チチカステナンゴ産駒が3着、そして5Rの新馬戦では母父コジーンの馬が1着になった。

★8マイネイサベル…テレグノシス×SS
父テレグノシスはトニービンの直仔で、出走馬中唯一のグレイソブリン系保有馬。

安田記念の法則

2013-06-02 11:30:00 | 府中の法則
■血統傾向■*過去17年

SS産駒が初めて安田記念に出走したのが、96年。
前年の皐月賞馬ジェニュインとオークスのダンスパートナーの2頭のG1馬が出走したが、結果は4着と6着で馬券にならなかった。
以降、父SS系は二代目SS系も含めて昨年までに延べ71頭が出走したが、その成績は【3-3-3-62】と惨憺たる結果に終わっており、数ある芝重賞の中でも父SS系が大不振のG1の一つとなっている。
馬券になった6頭の中で、二代目SS系はダンスインザダーク【1-0-1-5】、ディープインパクト【1-0-0-3】、アグネスタキオン【0-1-0-2】の3頭のみ。
昨年は7頭の父SS系が出走したが、ダノンヨーヨーの4着が最高で、1頭も馬券にならなかった。今年は大挙10頭が出走予定だが、果たして…?

■最近のトレンド血統■

かつて水上学が指摘していた安田記念の黄金配合だったノーザンダンサー系×ミスプロ系(逆パターンもOK)だが、近年はその傾向は崩れてきている。というか既に過去の傾向になってしまった感がある。
この黄金配合が馬券になったのは、10年2着のスーパーホーネット(6番人気)が最後にここ2年は馬券になっていない。また、一昔前は毎年のように馬券になっていて安田記念とは相性の好かったノーザンダンサー系を持つ馬も、それを最後にここ2年は姿を消している。
一方、黄金配合の片割れのミスプロ系を含むネイティヴダンサー系だが、こちらは03年以降の過去10年で04年以外の9年で毎年馬券になっており、最近のトレンドの一つになっている。

そして、もう一つのトレンド血統がここ5年連続で馬券になっているロベルト系【3-1-3】。
しかし、これはタニギム産駒のウオッカ(08年、09年1着)、同スマイルジャック(10年、11年3着)、シンボリクリスエス産駒のストロングリターン(11年2着、12年1着)の3頭のリピーターに負うところが大きい。

■牝馬■
牝馬は過去17年で【2-1-2-40】と、父SS系同様に不振傾向にあるといえる。
馬券になった5頭のうち2勝はウオッカ(08年、09年)によるもので、ほかの3頭はジョリーダンス(07年3着)、スイープトウショウ(05年2着)、シーキングザパール(99年2着)。
今年はヴィルシーナとマイネイサベルの2頭が参戦するが、馬券になったウオッカとシーキングザパールは安田記念前に牡馬混合G1で勝利実績があり、スイープトウショウにしてもその後の宝塚記念を制していることを考えると、両馬の実績は一枚落ちることは否めない。

■3歳馬■
3歳馬が出走してくることは稀で、過去17年で5頭が出走し【1-0-1-3】と、馬券率としては40%とそこそこの数字だが、如何せんデータ数が少なすぎる。
馬券になったのは、一昨年の勝ち馬リアルインパクトと97年3着のスピードワールドの2頭のみ。
今年は重賞3勝のエーシントップ1頭のみ。その実績は過去に馬券になった2頭に比べると遜色がないものであるが、何故だかこの馬は本番のG1となると勝てない、典型的なトライアルホースだ。
血統傾向的には、ストームバード系テイルオブザキャット×ミスプロ系アンブライドルズソングなので、かつての黄金配合のノーザンダンサー系×ミスプロ系。一昔前なら買いだったが今回は見送りが正解。

■外国馬■
近年、安田記念で猛威を奮っている感のある外国馬。とりわけ香港馬の活躍が印象として残っている。
しかし、よくよく調べてみると外国馬が馬券になったのは08年2着のアルマダが最後で、それ以後の過去4年では9頭が出走したが1頭も馬券になっていない。過去17年では【2-3-2-40】と、SS系や牝馬よりはマシな率となっているが、過信は禁物。

今年は香港から2頭が参戦する。
6グロリアスデイズ…ヒューソネット×センテーン
父はミスプロの直仔で、母父はマイナー血統のマイバブー系に属する。
血統傾向的には買いのサインを出すことができるが、昨年の安田記念は14着惨敗だったことを考えると手は出しづらい。

11ヘレンスピリット…フットステップインザサンド×ウッドマン
父は「砂浜の足跡」と洒落た名前の種牡馬であるが、これはストームバード系の流れを汲み、母父は日本でもおなじみのウッドマン。となると、前出のエーシントップと同じストームバード系×ミスプロ系になり、かつての黄金配合となるので、今のトレンドには合っていない。

■人気■

過去17年で1番人気は【4-1-1-11】で、勝率23.5%、連対率29.4%、複勝率35.3%とまったくアテにならない。
その4勝のうち3勝は、96年トロットサンダー、97年タイキブリザード、98年タイキシャトルによるV3で、2着は99年グラスワンダー、3着は03年ローエングリンと、いずれも10年以上の前の成績。
つまり、過去10年で馬券になったのは09年1着のウオッカのみで【1-0-0-9】と、惨憺たる結果に終わっている。

今年の1番人気は「スプリント世界王者」のロードカナロアに落ち着きそうだが、その単勝オッズは3倍を超えるのは確実。
もともと近年の安田記念では、かつてのタイキシャトルのようなマイルの絶対的王者が存在しないので、人気が割れるのが傾向となっている。
が、この単勝3倍超というのは如何にも飛びごろ消えごろのオッズ。ましてや鞍上は昨年のJC以来鳴かず飛ばずの最近は乗れていない岩田となれば、触手は伸びない。
血統傾向的にも、キンカメ×ストームキャットなので、これもまたかつての黄金配合に当て嵌まる。キンカメ産駒は昨年3着のコスモセンサー1頭のみで、キングマンボ系まで広げても09年3着のファリダットがいるだけ。
ここはカナロアが飛んでも当たるような馬券を組んでおくべき。

混戦、混戦といわれている今年の安田記念であるが、父SS系の不振傾向によりまずは10頭を切ることができ、同様に不振の牝馬2頭、外国馬2頭、3歳馬1頭、1馬人気を切れば、残るのは父が非SS系のスマイルジャック、グランプリボス、シルポートの3頭に絞られる。

◎7グランプリボス…サクラバクシンオー×SS
シルポートもスマイルジャックもロートルで上がり目なしと考えれば、自ずと本馬にいきつく。
過去17年で前年2着からリベンジに成功した馬が1頭もいないのは気にはなる。
が、そこはお手馬ヴィルシーナとエーシントップを袖にしてまで選んだ内田のチョイスに賭ける。