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セントウルSの法則

2011-09-11 12:32:33 | 阪神の法則
■血統傾向■

まず目に付くのが、中京開催を除く改修前を含め【2-2-1】のサクラバクシンオー。今年は、内から順に2ヘッドライナー、12エーシンホワイティ、14ダッシャーゴーゴー、15スギノエンデバーの4頭が出走。2勝3着2回のフジキセキだが、今年は該当馬はなし。あとは、ノーザン系から馬場改修後で1勝2着1回のヴァイスリージェント系と2着2回のダンチヒ系といったところ。

■外国馬診断■
4グリーンバーディー…キャットバード×ラストタイクーン
昨年の2着馬なので、適性があることは証明されている。ちなみに父はダンチヒ系で、母父はキンカメの母父と同じトライマイベスト系のラストタイクーンである。

13ラッキーナイン…ドバウィ×グリーンデザート
父ドバウィは、スプリント戦でタイキシャトルと鎬を削ったマイネルラヴと同じミスプロ系シーキングザゴールドのライン。母父はダンチヒ系。

■性別■*%は左から勝率、連対率、複勝率の順
牡馬:3-5-6-63/77  3.9% 10.4% 18.2%
牝馬:5-3-2-29/39 12.8% 20.5% 25.6%
施行上は秋競馬と銘打っているが、このセントウルSに関しては、牝馬の夏を引き摺っている感じ。

モチベーションでいけば、サマーチャンピオンがかかるエーシンヴァーゴウとトウカイミステリーの牝馬2頭。ただ、ここで既にどちらに転んでもハッピーな陣営があることを忘れてはいけない。それは、カレンチャンでシリーズ2勝を挙げた安田隆厩舎。エーシンヴァーゴウと昨年の覇者ダッシャーゴーゴーの2頭出し。ダッシャーは次のスプリンターズSが目標で、調教を見る限りそこそこの仕上げを施しているようだ。地力でアッサリのシーンも考えられるが、メイチ勝負ではないのは明白。
一方のトウカイミステリーは、前走をフロック視、斤量2kg増が嫌気され人気になっていないが、こちらの方がメイチの仕上げ。なんせ馬主は、トウカイテイオーでお世話になった内村オーナーだ。いくらカレンチャンが2勝してようとも、恩人に対してあからさまな手抜きなど出来っこない。安田隆調教師の胸のうちは、ワン・ツーフィニッシュに違いない。

だが、そうは問屋が卸さない。エーシン軍団はヴァーゴウの他に2頭が参戦。厩舎は違えどオーナーは同じ栄進堂。まず間違いなく、オーナーからの指令が飛んでいる。なんせここを勝てばサマーシリーズの5000万円に加え、1着賞金5800万円まで手にすることができるのだから。その指令とは、ズバリ安田隆厩舎2頭、とりわけダッシャーをリジル、ホワイティに徹底マークさせる作戦。ただ、残念ながらいずれもダッシャーの内に入ったので、大名マークは難しそうだが、7枠に入ったホワイティーは捨て身のマークに出るはずだ。

とするとダッシャーは潰れたところを前々でレースを進めるヴァーゴウの展開。そこを後方で死んだ振りしたトウカイミステリーが猛追のイメージなのだが、KY岩田が最内を引いたこともあり、オーナーの指示などクソ喰らえで、さっさと作戦をあきらめ内でじっと我慢のゴール前で抜け出すシーンが目に浮かぶ。

◎1エーシンリジル…フレンチデピュティ×SS
○9エーシンヴァーゴウ…ファルブラヴ×サンダーガルチ
▲8トウカイミステリー…キングカメハメハ×グリーンフォレスト