MSCの法則7～Outbound

　ここまで、マイルＣＳと京都芝１６００ｍ外回りの血統傾向、同コースの種牡馬ランキングに着目し検討していたが、行き詰ってしまったので、見方を変えて京都芝外回りの傾向について調べてみると、一筋の光明が見えてきた。

　上の表は、先週と昨日の京都芝コース外回りの１６００ｍ以上の血統傾向。パッと見、目につくのは父ＳＳ系と父ロベルト系といったところだが、よくよく見てみると母父トニービンが活躍しているのに気付いた。また、トニービンの直仔ジャンポケが１勝を上げており、ラインは違うが同じグレイソブリン系のタマモクロスも母父で２着２回に入っている。

　そういえば、前回の種牡馬ランキングで注目馬としてあげたランキングＴＯＰのタキオン、同２位を父に持つキャプテントゥーレとヒカルオオゾラの母父はともにトニービンではなかったか。更に、同３位のアドマイヤベガの母父もトニービンではある。そして、そのアドマイヤベガは昨年１着のブルーメンブラッドの父である。ずばり、今年のマイルＣＳを紐解くカギはトニービンだ。

といわけで…
◎　⑨キャプテントゥーレ…アグネスタキオン×トニービン

○　⑫ヒカルオオゾラ…マンハッタンカフェ×トニービン

▲　⑥ファイングレイン…フジキセキ×ポリッシュプレシデント
調子は悪いようだが、血統傾向に合致する以上、押さえておかないと痛い目に合う。

ここまでが本線で、押さえはグレイソブリン系にこだわってみる。
△　②トレノジュビリー…サクラバクシンオー×ゴールデンフェザント
母父はトニービンとはラインが違うがグレイソブリン系。

△　⑤スマイルジャック…タニノギムレット×ＳＳ
△　⑦アブソリュート…タニノギムレット×ＳＳ
タニギムの母父はグレイソブリン系のクリスタルパレス。

で、最後に押さえの押さえを。
△　⑧フィフスペトル…キングカメハメハ×バーリ
先週１着の父。昨日も東スポ杯で１着の父に入った勢いを買う。

△　⑮サプレザ…サーム×プレザントタップ
サームの血統構成は、キンカメの父キングマンボと同じミスプロ系×サドラー系。

尚、グレイソブリン系を父に持つカンパニーは、◎からだとトリガミになるので切る。

＝つづく＝

イノセントの法則1

　番長厩舎の総大将が、本日の福島メイン福島放送賞に出走！！

◎　⑫ロードイノセント…シンボリクリスエス×ティンバーカントリー

というわけで、今開催の福島ダート１７００ｍの血統傾向を調べようと思ったが、数えるのも面倒なくらい行なわれていたので、割愛させて貰うことにして昨日の血統傾向のみを掲載。

　イノセントの父シンクリをはじめロベルト系の傾向は出ていないが、母父ティンバーが２着１回。と、心配しなくても、イノセント自身が今開催で１着になっているので、何も問題はない。
　ヤネは前回に引き続き逃げ職人あるいはローカル職人の異名を持つ中舘。中館は、池江泰寿厩舎のローカル開催の勝負騎手の一番手。昇級初戦となる今回だが、勝負にならないようなら中館は乗せまい。確かに中舘は着拾いの名人でもあるが、今回も勝負駆け。出世をあきらめた古馬なら、着を拾って１０００万下に安住する手もある。が、イノセントは伸び代のある３歳馬。現に通算成績を見ても２－２－１－１と綺麗なもの。ましてや、２年連続のリーディングトレーナー。ここを勝って、次は１６００万下はもちろん、オープンあるいはＧ３も視野に入れている。

　ここは相手探し。
昨日の傾向では、ＳＳ系とクロフネが目につくが、明日は本番前までに３鞍行なわれるので、その結果を見てからじっくりと。
ということで、ダメですか？
偶然番長？

＝つづく＝

MSCの法則6～Champion

　前回の４回・５回開催の京都芝１６００ｍ外回りの血統傾向は、たったの４レースしかなかったので、非常に頼りなかったのだが、果たして京都芝１６００ｍ外回りに強いのは、どの種牡馬なのか？

★京都芝１６００ｍ（外）種牡馬ランキングＴＯＰ２０～２００９★

　マイルＣＳの血統傾向同様に、やはり父ＳＳ系が強く１位～４位を独占。
出走馬中、唯一マイルＣＳの血統傾向であるＳＳ系×ノーザン系に合致する⑥ファイングレインの父フジキセキはランク３位だが、ご覧の通り０－２－２と勝ち切れていない。これでは、いくら血統傾向に合っていようとも、頭では買いたくない。
同様に、ダンス産駒とＳＳ産駒も連下扱いが妥当。
　ならば、ランキングＴＯＰ２の⑨キャプテントゥーレ（父タキオン）と⑫ヒカルオオゾラで、どうだ？

＝つづく＝