今から5年前の話―
FXがまだまだ認知度が低かった時代に、1年間ほど手を出していた。
虎の子の50万円を証拠金にして、20倍のレバレッジを掛けていたので、1千万円の勝負をしていた。 ポジションは豪ドル/円のロング(買い持ち)。当時は1AUDが80円を行ったり来たりしていたと記憶する。
そもそもAUDを狙いにいったのは、米ドルに比べての割安感もあったのだが、それよりも魅力だったのがスワップ(金利差)である。今でもそうだが、当時も日本円はゼロ金利政策。一方のAUDは確か6%で、金利差はそのまんま約6%。つまり、売り買いせずに黙って持っているだけで1千万円分の豪ドル約14万ドルに対して6%の金利がついてくるのだ。もし、1年間為替の変動がなかった、あるいはあったとしても1年後に売るときのレートが買ったときのレートと同じであったとすると、その金利だけで約8千500AUD≒約60万円を手にすることができるのだ。 でも、実際には為替は常に動いており、上述のようなケースはまず有り得ないし、もちろん業者の手数料も往復ビンタで持って行かれるので、あくまでも机上の計算での話し。
しかし、私はこの勝負に勝った。それもたった2度の売買で。
1回目は利食いで、そして2回目は日本を離れるときに全てポジションを解消した。いくら勝ったのかはみなさんのご想像にお任せするが、小遣いと言うには大きすぎるほどの金額だった。そして、当たり前だが、そのお金は今では一銭も残っておらず、結局、優勝は飲み屋とJRAであった。
ところで、最近になってネコも杓子もFXに手を出しているようだが、やるとするなら、やっぱりAUDをオススメする。現在でも豪政府は高金利政策を採っており、充分なスワップが狙えるのが一番の理由だ。それに豪はもともと金をはじめ鉱産物資源が豊富な国であること、また、地政学的リスクが少なく政治的にも安定しているのも好ましい。
ただ、一つ気をつけなければいけないのが、AUDは流動性が低いという点。
これだけの高金利なので、ポジションは殆んどがロングで、読んで字の如く買い持ちで長期間保有し、スワップを狙うのが殆んどである。しかし、ひとたび大口、といっても米ドルなみではなく、そんなに大したことない売りが入ると1円、2円は平気で動くので、この為替変動リスクとスワップ、それに手数料を考慮しながら値動きに注目しなければならない。現に、ここ3ヶ月のチャート見ても、最安値72円、最高値81.5円と約10円も動いているのだ。底値で買った人はさぞかし笑いが止まらないことだろう。買うなら、最近の急激な円高ドル安とは反対に、堅調に豪ドル高円安のトレンドを描いている今しかない。
それと、最後に一番大切なことを。
損をした時は、強制的に反対売買させられるアラームカットというのを、どこの業者も設けているが、損失額は決して証拠金内で収まるとは限らないというこを忘れてはならない。要はFXといのは、どのペアリングを選択するにせよ、ハイリスク・ハイリターンであることを覚悟しなければならないのだ。
それはさておき。
そんなタダ貰いのオーストラリアから昨年の年度代表馬がスプリンターズSに参戦する。
☆ シーニックブラスト…シーニック×デルガド
父はサドラーズウェルズ系で、母父はリボー系。
果たしてこの配合は、今の中山、そしてスプリンターズSに適しているのだろうか?
こちら↓

そして、こちら↓

サドラーの名前はどちらにも見当たらないが、母父リボー系は昨年2着のキンシャサノキセキがいるし、3着父チーフベアハートはリボー系を内包している。
また、コース傾向でもリボー系を内包するフォーティーナイナーのラインやダンスインザダークや、そのままズバリの母父リボー系などが散見されるので、注意は必要だと思う。
できることなら、この馬で馬券を当てて、そのままそっくりとAUDに転がしたいものだ。となれば、最低でも50万円は取りに行かないと面白くないなあ。
=つづく=
FXがまだまだ認知度が低かった時代に、1年間ほど手を出していた。
虎の子の50万円を証拠金にして、20倍のレバレッジを掛けていたので、1千万円の勝負をしていた。 ポジションは豪ドル/円のロング(買い持ち)。当時は1AUDが80円を行ったり来たりしていたと記憶する。
そもそもAUDを狙いにいったのは、米ドルに比べての割安感もあったのだが、それよりも魅力だったのがスワップ(金利差)である。今でもそうだが、当時も日本円はゼロ金利政策。一方のAUDは確か6%で、金利差はそのまんま約6%。つまり、売り買いせずに黙って持っているだけで1千万円分の豪ドル約14万ドルに対して6%の金利がついてくるのだ。もし、1年間為替の変動がなかった、あるいはあったとしても1年後に売るときのレートが買ったときのレートと同じであったとすると、その金利だけで約8千500AUD≒約60万円を手にすることができるのだ。 でも、実際には為替は常に動いており、上述のようなケースはまず有り得ないし、もちろん業者の手数料も往復ビンタで持って行かれるので、あくまでも机上の計算での話し。
しかし、私はこの勝負に勝った。それもたった2度の売買で。
1回目は利食いで、そして2回目は日本を離れるときに全てポジションを解消した。いくら勝ったのかはみなさんのご想像にお任せするが、小遣いと言うには大きすぎるほどの金額だった。そして、当たり前だが、そのお金は今では一銭も残っておらず、結局、優勝は飲み屋とJRAであった。
ところで、最近になってネコも杓子もFXに手を出しているようだが、やるとするなら、やっぱりAUDをオススメする。現在でも豪政府は高金利政策を採っており、充分なスワップが狙えるのが一番の理由だ。それに豪はもともと金をはじめ鉱産物資源が豊富な国であること、また、地政学的リスクが少なく政治的にも安定しているのも好ましい。
ただ、一つ気をつけなければいけないのが、AUDは流動性が低いという点。
これだけの高金利なので、ポジションは殆んどがロングで、読んで字の如く買い持ちで長期間保有し、スワップを狙うのが殆んどである。しかし、ひとたび大口、といっても米ドルなみではなく、そんなに大したことない売りが入ると1円、2円は平気で動くので、この為替変動リスクとスワップ、それに手数料を考慮しながら値動きに注目しなければならない。現に、ここ3ヶ月のチャート見ても、最安値72円、最高値81.5円と約10円も動いているのだ。底値で買った人はさぞかし笑いが止まらないことだろう。買うなら、最近の急激な円高ドル安とは反対に、堅調に豪ドル高円安のトレンドを描いている今しかない。
それと、最後に一番大切なことを。
損をした時は、強制的に反対売買させられるアラームカットというのを、どこの業者も設けているが、損失額は決して証拠金内で収まるとは限らないというこを忘れてはならない。要はFXといのは、どのペアリングを選択するにせよ、ハイリスク・ハイリターンであることを覚悟しなければならないのだ。
それはさておき。
そんなタダ貰いのオーストラリアから昨年の年度代表馬がスプリンターズSに参戦する。
☆ シーニックブラスト…シーニック×デルガド
父はサドラーズウェルズ系で、母父はリボー系。
果たしてこの配合は、今の中山、そしてスプリンターズSに適しているのだろうか?
こちら↓

そして、こちら↓

サドラーの名前はどちらにも見当たらないが、母父リボー系は昨年2着のキンシャサノキセキがいるし、3着父チーフベアハートはリボー系を内包している。
また、コース傾向でもリボー系を内包するフォーティーナイナーのラインやダンスインザダークや、そのままズバリの母父リボー系などが散見されるので、注意は必要だと思う。
できることなら、この馬で馬券を当てて、そのままそっくりとAUDに転がしたいものだ。となれば、最低でも50万円は取りに行かないと面白くないなあ。
=つづく=