☆新・史上最強の法則-海外支局☆

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ユニコーンSの法則

2014-06-21 22:22:22 | 砂王の法則
◆砂王への登竜門◆
後の砂王、あるいはタイキシャトルやアグネスデジタルのように芝のG1馬を多く輩出してきたユートピアS。

96年シンコウウインディ…97年フェブラリーS
97年タイキシャトル…97年マイルCS、スプリンターズS、98年安田記念、ジャックド・マロワ賞、マイルCS
98年ウイングアロー…00年フェブラリーS、JCD
99年ゴールドティアラ…00年盛岡マイルCS
00年アグネスデジタル…00年マイルCS、01年盛岡マイルCS、秋天、香港C、02年フェブラリーS、03年安田記念
03年ユートピア…03年盛岡ダービーGP、04年&05年盛岡マイルCS
05年カネヒキリ…05年JDD、盛岡ダービーGP、JCD、06年フェブラリーS、08年JCD、東京大賞典、09年川崎記念

05年までは、まさに「砂王への登竜門」の言葉がピッタリだったユートピアSだったが、06年以降は、ここを足掛かりにG1の栄冠を手にした馬はいない。09年のシルクメビウスは同年のJDDとJCDで惜しくも2着で、10年のバーディバーディは11年フェブラリーS3着と惜しくもG1には手が届かなかった。近年では11年2着のグレープブランデーが、同年のJDDを勝ったばかりで、名ばかり登竜門となっている。
ただし、ヴァーミリアン、トレンセンド、エスポワールシチーなど錚々たるメンバーのような絶対的存在がいない今のダート戦線を考えれば、今年の勝ち馬が、砂王へ登り詰める可能性はかなり高い。

◆穴狙いは禁物◆

<人気別着度数と連対率>*過去18年
1番人気:8-4-0-6/66.7%
2番人気:0-9-3-6/50.0%
3番人気:5-1-3-9/33.3%
4番人気:2-2-3-11/22.2%
5番人気:1-1-2-14/11.1%
6番以下:2-1-8-175/2.6%

人気が下がる毎に、きれいに連対率が下がっている。過去18年連対馬36頭中、5番人気以内が【16-17】と実に34頭を占め、無理穴狙いは禁物。なお、9番人気以下は【0-0-2-130】で連対なし。3着にしても2頭が馬券になっているだけで、9番人気以下はバッサリと。

◆血統傾向◆*01年以降の過去13年

気になるのは、父で【0-6-5】、母父で【8-3-6】のノーザンダンサー系。なかでも【1-3-3】のヴァイスリージェント系、【3-1-1】のダンチヒ系、そして【0-3-2】のニジンスキー系。

SS系は【5-4-5】と可もなく不可もなくと言ったところ。
あとはミスプロ系、2勝をあげているBT系、そしてアメリカンダート血統のボールドルーラー系。

◆コース傾向◆

良馬場開催だった6月15日(日)と6月21日(土)の2日分(5鞍)を掲載。
父SS系は【3-1-3】で、複数回馬券になっているのは1勝2着1回のハーツクライのみ。BTが母父で2着2回、父で2着1回。目立つのは、父で【1-1-1】、母父で2勝をあげているフレンチデピュティとクロフネ親子。

◆出目◆*過去18年


◆枠番◆*%は勝率、連対率、複勝率

1枠~4枠:9-12-6-111/133 6.8% 15.8% 20.3%
5枠~8枠:9-6-13-115/143 6.3% 10.5% 19.6%

外枠有利と言われる東京のダート1600mだが、ユニコーンSに限っては内、外ほぼ互角の結果となっており、有利と言われる8枠からは連対馬が出ていないのが面白い。

◆馬番◆

最多勝は4勝をあげている6番(勝率22.2%)。デスナンバーはないが、2番、7番、8番、15番、16番からは勝ち馬は出ていない。

◆前走◆

相性が好いのは、兵庫CS組、端午S組、そして昇竜S組の三つ。いずれも連対馬、特に1着馬の活躍が顕著。

◎12アンズチャン…フレンチデピュティ×エルコンドルパサー
コース傾向に出ているフレンチデピュティ産駒。過去13年で【1-1-0-17】の牝馬の成績が奮わないのが気にはなるが。

○9メイショウパワーズ…メイショウボーラー×イルシーヴクオリティ
前走端午S1着。

なお、断トツの1番人気アジアエクスプレスの血統構成はヘニヒューズ×ランニングスタッグ。父はストームバード系で昨年3着同着になったケイアイレオーネと同じだが、過去13年で同系が馬券になったのは、その1回のみ。また、母父はグレイソブリン系で、過去13年で一度も馬券になったことがない。能力的には抜けているのは認めるが、血統傾向的には飛んでも驚けない。



函館スプリントSの法則

2014-06-21 20:00:00 | 函館の法則
◆牝馬の季節到来◆
「春はあけぼの、夏は夜」と綴ったのは清少納言だが、馬券ファンなら「春はリファール、夏は牝馬」になる。
まだ梅雨はあけていないが、競馬では既に夏競馬。そう、今年も牝馬の季節、夏競馬の始まりだ。その緒戦の函館スプリントSも例外ではない。

<性別成績>*過去13年。%は勝率、連対率、複勝率。
牡馬:4-11-10-120/145 2.8% 10.3% 17.2%
牝馬:9-2-3-24-38/38 23.7% 28.9% 36.8%

牝馬の成績は、勝率で8.5倍、連対率で2.8倍、複勝率で2.1倍も牡馬を上回る。
01年以降の過去13年で、牝馬が出走しなかった02年を除くと、08年以外は毎年必ず1頭は馬券になっている。
今年は出走頭数のちょうど半分の7頭が出走するが、全頭押さえるくらいが丁度いい。牝馬を無視すると馬券は獲れないのだから。

◆人気◆

過去13年で1番人気は【4-4-0-5】で、勝率30.8%、連対率61.5%とまずまずの信頼度。

◆血統傾向◆

SS系は【3-1-2】と不振だが、フジキセキにはマークが必要。06年ビーナスライン、08年キンシャサノキセキの2頭の勝ち馬が出ており、昨年は母父フジキセキのパドトロワが1着になった。

サクラバクシンオーを筆頭とする快速血統のプリンスリーギフト。こちらは04年、05年連覇、06年2着のシーイズトウショウ、07年アグネスラズベリーの2頭の勝ち馬が出ており、ブルーショットガンは06年に3着に、母父バクシンオーのトウショウカレッジは08年の2着になっている。
バクシンオー以外では、エアジハード産駒の07年1着のアグネスラズベリ、04年2着ゴールデンロドリゴの母父はトウショウボーイと、同系の相性の好さを物語る。

父で【3-4-4】、母父で【2-3-11】のノーザンダンサー系。小系統で見てみると、父、母父合計で【2-2-1】のダンチヒ系、【2-0-2】のヴァイスリージェント系の2系統の活躍が目につく。

あとは、2年連続で連対馬4頭に共通するミスプロ系保有馬。

◆コース傾向◆

先週、活躍が顕著だったサクラバクシンオー。土曜日はバクシンオー産駒の出走はなく、母父の1勝に留まったが、該当馬はその馬1頭だけだったので、函館の洋芝との相性の好さがわかるというもの。
代わりに台頭してきたのが、【1-1-1】のクロフネ。
そして、先週から走りまくっているのがフジキセキ。父では3着2回だが、母父フジキセキは【2-3-1】と大活躍。

◆内枠天国◆
今開催の3日間で11鞍で行なわれたが、5枠~8枠は【1-1-5】、二桁馬番は【0-1-4】と明らかに内枠有利の傾向が出ている。血統傾向的には該当馬が結構いるが、枠番、馬番を頼りにすれば目数を絞って勝負できるはず。

◎2ストレイトガール…フジキセキ×タイキシャトル
父は2頭の勝ち馬を出しているフジキセキ。母父のタイキシャトルは12年1着のドリームバレンチノの父ロージズインメイと同じデヴィルズバッグ系で、今開催では母父で1勝3着2回がある。

☆4ツインクルスター…サクラバクシンオー×フジキセキ
今開催で大活躍の母父フジキセキとサクラバクシンオーの血統構成。穴ならこれ。

△8アースソニック…クロフネ×サクラユタカオー
土曜日になって急に走り始めたクロフネ産駒。母父サクラユタカオーは、バクシンオーのお父さん。